2006年10月27日

臨床麻酔学会の臨床教育セミナー

旭川で開催されている臨床教育セミナー(教育講演の臨床お役立ち版か?)がある.10月26日(木)は気道確保関連のセミナーがまとめられており,いくつか聞いてみた.いつも思うのであるが,プレゼンのうまい下手でずいぶん印象が異なる.教育講演の様になってしまっているものは既成概念にとらわれたプレゼンで,聞いているのがつらかった.テンポも悪く眠りを誘っていた.それとは対照的に動画やアニメーションを使って易しく解説しようという意図の感じられるすばらしいプレゼンもあった.手技についてのノウハウだけでなく,文献などもうまく引用してアカデミックな内容も盛り込まれていた.話すテンポや雰囲気づくりに関してもすばらしく聴衆は目を輝かせて聴いていた.若い頃からプレゼンテーションについて本気で取り組むべきであると思う.会場で同じ時間を共有する立場からすると,良いプレゼンテーションを見たり聞いたりした後は「すっきり!」する.

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2006年10月16日

断定的に教えること

またまた、電脳麻酔ブログの「白い心5」にTBします。研修医に断定的に教えることは管理人も反対です。断定的に教えることは、薬剤や医療行為の禁忌ぐらいで、こうしてはいけないということ。こうすべきだ、ということはありえないと思っています。内容が医療禁忌にあたらず、許容できることであれば「こうしたほうがよい」「こうしたらうまくいく」というように教えます。よく、指導する先生が「自分についたときは、こうしなさい」といっている場面を見かけますが、ナンセンスです。特に、単なる手順や方法はその場その場で変化しますし、時代により変化することが多いと思います。基本はこうだ!とか最近の流行はこうだ!というのはありだと思いますが、こうしなければならないということは少ないと思います。特に、初期研修医の時代には断定的に教えると、誤解をしたまま呪縛のようにとらわれてしまいます。管理人も研修医時代に1つ上の先輩に断定的に教えられたことに囚われて、10年以上も悩んでいたことがあります。これはつらかった。
その呪縛から解き放たれるには、それを否定するきっかけをつくることと、1から学ぶより非常に多くの学習を必要としました。ですから、特に研修医に教えるときには注意をしています。


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2006年10月11日

頭を白紙にして(つづきのつづき)

とあるインストラクターの言った言葉?「バックグラウンドを理解して...」に反応して管理人が,「教えてやる」の態度に見えると表現したことについて誤解であるということが判明しました.ここで深くお詫び申し上げます.インストラクターK先生の「学習と指導の極意」をごらんいただければ,本当の意味がわかると思います.管理人のめざすものと全く同じ方向性でした.

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2006年10月10日

頭を白紙にして受け入れる2

物事を学ぶ方法には2つある.一つはこれまで知っていることに新しいことを追加する方法.もう一つは,すべて新しく学んだことにする方法.である.全くしらない,ほとんど知らない場合には後者がよいが,かなりそのことについて知っている場合には前者になる.管理人が,白紙にしてといっているのは後者の場合ではなく前者の場合に行って欲しいと思うのである.教える側の真意を理解するには,既成概念をいったん捨ててしまった方がよい.とりあえず,教えている人の言うことをすべて聞きいれてみるのだ.そうした上で,真意が理解できたならば,既存の物に修正して追加すればよいと思う.真意を理解する上で,既存の知識が邪魔になることが多い.自分の知っていることはすべて正しいのならば,教えられる必要がない.

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2006年10月 9日

頭を白紙にして(つづき)

電脳麻酔ブログに白い心2として次のような文章が掲載されている.

この前、新しいことを学ぶときは白い心でという書き込みをしたら、sanuki先生からも同様の意見をいただいた。
そんなときに、AHAのBLSインストラクターコースというのを受講した。すでにインストラクターをやっているK先生から「白い心」に関して御意見をいただいた。人づてなので真意は明らかではないが、白だろうが赤だろうが黄色だろうが、その人のバックグラウンドを踏まえた上で教えるのが上手なインストラクションだよと私に伝えたかった?あるは学んで欲しい、という風に聞こえた(それでいいですか?)。
この前の書き込み自体は否定するつもりはないが、指導する側の技量や努力が大事なのはいうまでもない。学ぶ、教えるということについてこれからも考えていきたい。

もちろん,このインストラクターの言っていることは間違っているとは思えないが,バックグラウンドをふまえた上で教えるのは不可能である.想像した上でと言うのなら可能であるが...
管理人は,こういった場合には教えられる側と教える側(こちら)の間でのかけひき(やりとり)で,どの程度の知識を持っている人(バックグラウンド)なのかを判断(想像)するようにしている.すべての事柄について教えられる側が教える側よりも知らないということは,あり得ないと思う.
こういう言い方をすると非難を受けそうだが,このインストラクターの態度が”教えてやる”に見えて仕方がない.要するに上に立った物の見方だ.
教えるときに最も大事にしなければならないのは,自分の考えを理解してもらうべく,場の雰囲気を作ることである.自分の考え(これから伝えようとすること)が,きちんと伝わらないような素地を作るようではいけないと思う.大学の講義などでも"教えてやる"方式では学生には不人気であると思う.どうやって,聞いてもらうかということから,指導する側は考えておく必要がある(決して下手に出るという意味ではない).

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2006年10月 8日

日経メディカルCadetto(カデット)

日経メディカルCadetto(カデット)とい若手医師向けの雑誌が発刊されます.日経メディカルオンラインに登録することで医師であれば無料で購読できます.ぜひ,どうぞ.私も登録しました.

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2006年10月 5日

msanuki.biz

気管挿管を事前学習するサイトがmsanuki.bizです.じっくり見て,練習してから実際の研修にのぞんでください.喉頭鏡の握り方や練習方法も解説しています.挿管人形では絶対に練習できないコツも含まれています.

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2006年10月 2日

後期研修プログラムと○○科レジデント募集

後期研修やレジデント募集の締め切りが9月から11月のところが多いと思います.自分の働いてみたいと思うところのホームページを見てみましょう.
さて,後期研修プログラムと銘打って募集しているところとレジデント募集としているところがありますが,事実上,同じ内容の場合が多いと思います.中にはすべての科がローテートできるようにした初期研修の延長の様なところも見受けられますが,3年目以降の進路は,何らかの方向性を持った方が良いと思います.思い悩む日々が続くと思いますが,答えを一気に導き出そうとせず,いろいろな可能性を考えてみましょう.そのなかから,ひとまずでよいですからやりたいことを始めてみましょう.後になっても修正は可能です.
管理人は,「ここがよい.この病院,この科にいけばよい」というアドバイスはしません.かならず,自分で「こうしたい」と言うまで黙っています.
ここ2?3年の初期研修医の皆さんのなかで共通して見られる傾向として,ダイレクトに答えを求める傾向があるのです.医療や医学の内容に関してだけでなく人生の選択においても同様な傾向になっていませんか.ちょっと心配です.
結局は自分の道ですから,何らかの行動を自分から起こすことができるような感じになると良いのですが...
これが,方向性を決めることにもつながります.ちょっと,抽象的になりましたが,初期研修医の皆さんは何のことかわかりますよね.

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