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2005年12月 アーカイブ
2005年12月31日
縛る練習
ちょっと怪しいタイトルですが,末梢静脈確保の練習の前にすることです.末梢静脈ラインを確保する前に,穿刺できる血管を探すことが大切ですが,そのためには駆血帯で前腕を縛ることが必要です.その際に,どのように縛っていますか?何となく縛っていませんか?縛り方(方向,強さ,縛る位置)の違いが,静脈を浮かせるのに大切な役割をしています.採血がうまい看護師さん(たとえば中央処置室などでいつも採血を担当している)の駆血帯のかけ方を観察してみましょう.ただ見るだけではなく,自分の駆血の仕方とどこが違うかを感じてください.わかっただけでも大きな進歩だと思います.実際に実技を行うには,上手な人の手技を観察して違いを認識できることが大切です.実験ではないので試行錯誤では,いけません.
2005年12月25日
医師不足解消に「地元枠」 地方の医学部、入試に導入
医師不足解消に「地元枠」 地方の医学部、入試に導入 という記事がlivedoorニュースに掲載されている.
しかし,入試枠を地元に限定するだけでは半分しか対策できていないと言わざるを得ない.初期臨床研修の病院選択が全国一斉のマッチングになっているためだ.これでは,入り口だけ制限して出口が制限されていない.
2005年12月17日
バーマンエアウェイ-T
下記の文献に紹介したサヌサピアン(自作エアウェイ)とバーマンエアウェイ-T(既製品)の使用時の違いを解説しよう.サヌサピアンはエアウェイの背面にスリットが入っている一方,バーマンエアウェイ-Tは側面にスリットが入っている.この違いはファイバーを通すときに大きな違いがある.それぞれのエアウェイを口腔内に挿入後,ファイバーのみを通すと,サヌサピアンでは問題ないが,バーマンでは側面にあるスリットにファイバーがはまりこみ,ファイバーを痛める.そこで,バーマンでは,ファイバーをいきなり通すのではなく,スパイラルチューブをバーマンの先に出ないように通しておき,その中にファイバーを進めていくことになる.すんなりファイバーが気管に誘導できないときには,ファイバーとスパイラル気管チューブを抜去しマスク換気を再度行う必要がある.
サヌサピアンの場合は,ファイバーにスパイラルチューブを通しておきチューブはファイバーの最上部にテープで軽く止めておけばよい.
そのまま,ファイバーのみをサヌサピアンの背面から挿入し気管に誘導する.誘導できたら止めておいたテープをはずしてチューブをサヌサピアンの中に進めればよい.すんなりファイバーが気管に誘導できないときには,ファイバーのみを抜去すれば良く,素早くマスク換気に戻れる.
イメージできたろうか?
【参考文献】麻酔・救急・集中治療専門医のわざ(新興交易医書出版) 貝沼関志 編著 ISBN4-88003-609-9
p.29-33 ファイバースコープ挿管?30秒で入れる? 讃岐美智義
2005年12月15日
レジデント初期研修用資料
重要なサイトを紹介し忘れていました.「レジデント初期研修用資料」です.ここの資料は,大変すばらしい.ぜひ,ご覧ください.blogも少し重いけど,オススメです.
2005年12月14日
知らないと危ない麻酔の話
「知らないと危ない麻酔の話」スウィーニー,フランク著であるが、自治医大麻酔科の瀬尾憲正教授が日本語訳を担当されている。この書籍、一般人向けであるが研修医の皆さんも読んでみると新しい発見があるでしょう。麻酔科専門医や指導医の訴えたいことがてんこ盛りだと思います。一般人にも読んでほしいですが、研修医の皆さんにも読んでほしいですね。きっと、明日からの麻酔科を見る目が変わります。
2005年12月12日
心肺蘇生実習
弘前大学で麻酔研修と救急研修を行った,1年目の臨床研修医が道ばたで倒れていた市民の命を救ったとして表彰される.すばらしいことである.
(掲載サイト 東奥日報)
2005年12月11日
サヌサピアン
「サヌサピアン」とは自作の経口ファイバー挿管補助用の器具である。「オバサピアン」という商品をパロッて私が付けた名称である。 オバサピアンとは、開発者のオバサピアン先生の名前をとって名付けられたオバサピアン・エアウエイのことである。 「サヌサピアン」が、当院では一般名で通用する. 先日、麻酔器具室で「サヌサピアン」入れの箱を発見した。

どこかのメーカーで、サヌサピアンを商品化してくれないかなー。大募集中です。
オバサピアンでは短すぎてファイバーの先端が舌根部まで到達しない。サヌサピアンのほうがファイバーの誘導が容易である。
【参考ページ】サヌサピアンの紹介
【参考文献】麻酔・救急・集中治療専門医のわざ(新興交易医書出版) 貝沼関志 編著 ISBN4-88003-609-9 p.29-33 ファイバースコープ挿管?30秒で入れる? 讃岐美智義2005年12月10日
おすすめ麻酔科医サイト
このサイトを読んでいる方々におすすめのサイトをまとめた。
●電脳麻酔ブログ (Dr.YASU)
●日々の雑感
●Laryngoscope
●An Anesthesiologist's Day ある麻酔科医の日常(旧 麻酔科研修医日記 )
●るなのひとりごと 女性麻酔科医るなの日々思うことなど・・・
2005年12月 9日
あいさつ、ふたたび
通勤途中に出会う中学生の挨拶の話をふたたびしてみようと思う。出会うたびに挨拶は続いている。最近、いつも挨拶する中学生が2?3人つれて登校してくることもある。その場合、その中学生だけでなく、こちらが挨拶すると周りの中学生もやはり挨拶する。別の日に、周りの中学生だけで歩いてくるところに出会ったが、こちらが挨拶する前に向こうから大きな声で挨拶してきた。挨拶の輪が広がっているという感じだ。些細なことではあるが、朝の楽しみになった。
小学校の先生はといえば相変わらずである。小学生に対して声をかけるが私の挨拶に対しては返事がない。その先生が声をかける小学生もまた返事(あいさつ)をしない。
コミニュケーションでは雰囲気が大切である。相手に返事をしてもらおうと思えば、自分も返事をする姿勢がなければいけない。コミニュケーションとは意思の疎通である。
2005年12月 5日
論文を書いてみよう!
「論文を書いてみよう!」
どこかの教授の口癖のようなこと言うなー.とお思いかもしれませんが,これは本のタイトルです.
諏訪邦夫先生の最新刊です.克誠堂出版から出ています.
研修には関係ないと考えている方もいるでしょう.
しかし毎日,仕事をしているならば何らかの発見や,創意工夫があるでしょう.教科書に書いてあるとおり,指導医に教えられたとおりだけではないはずです.研修年限が上がるにつれて,教科書通りでないことは増えてくるのです.
さて,この本で問題にしているのは論文を書くまでのプロセスで,インパクトファクターを稼ぐ方法とか,一流雑誌に掲載する方法とかは紹介していません.研究(動物実験に限りません.)したことを世に知らしめるための方法を紹介しているだけです.これが,初心者には大事だと思います.
書いてみるまでのとっかかりが重要です.一度書いてみれば次からは,スピードがつきます.どんどんいけます.この,始めの一歩が踏み出せない研修医がおおいと私は感じています.その第一歩を踏み出す手助けをしてくれます.今風にアレンジした表現になっていますので,過去に出版された類書よりずいぶん易しく手引きをしてくれると思います.いちど,読んでみてください.
2005年12月 3日
2005年12月 1日
喉頭鏡素振りのかけ声
研修医F「喉頭鏡素振りをするときには,どうやってかけ声をかけるのでしょう?」
指導医「1・2・3,1・2・3ではちょっとねー」「うーん」
研修医F「ほら,あのだれでしたっけ?テレビで変な歩きを教えている人」
指導医「デューク更家(さらいえ)か?」
研修医F「そうそう」「あれがいいんじゃないでしょうか」
指導医「こうか?」(素振りの手本を見せながら)「シュッ,シュッ」
指導医「なかなか,いい感じだなー」
(それを見ていた看護師が,)
看護師A「デューク更家かと思った」
看護師B「それを言うなら,デュークさぬいえ?」
研修医F「シュッ,シュッ」「これ,いい感じですねー.デュークさぬいえの素振り」


