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2008年2月 アーカイブ

2008年2月19日

麻酔導入後の声かけ

麻酔科医は他の麻酔科医の麻酔を見る機会は少ない。最近、自分の症例の入室までに余裕のあるときには、できるだけ他の麻酔科医(麻酔専門医以上)の麻酔導入を見ることにしている。自分の参考にもなるし、どのような対応をしているかがわかる。麻酔導入法やテクニックを見ているのではない、一挙手一投足、立ち振る舞いを見ているのである。
本日、管理人以外で、はじめて、普通では意識がないと考えられる(BISが40程度までさがっている)患者さんに、声をかけながら医療行為を行っている麻酔専門医をみた(当院以外では初めてではない)。BISが40であっても必ず意識がないかといえば100%ではないことはお分かりであろう。しかし、その患者さんに声をかけていますか。管理人は、覚醒している可能性は少なくともなにか行う前には、必ず声をかけて行うようにしている。周りからはすこし変な目で見られることもあるが、以前より術中覚醒とPTSDのことを考えて、管理人はそのように対応するようにしたのである。おそらく、管理人と同じ考えであると思うが、初めてそのような麻酔科医を見た。だれかって?ヒミツです。
皆さんも、時間の空いているときには他の麻酔科医の麻酔導入や麻酔覚醒場面を見ると勉強になるかもしれません。

2008年2月18日

よくできる(ようにみえる)研修医のコツ

よくできるように見える研修医がいる。管理人がこれまで見てきた研修医で、よくできる(ようにみえる)研修医に共通したことがある(管理人が観察できたこと)。それは、プレゼンがスムーズ。患者さんや指導医との会話がスムーズである(話がうまい)。声量がある。この特徴はどこから生まれるのか?自信である。ある程度勉強している自信。ある程度練習している自信。である。その研修医にプレゼンはどうしているかと聞くと、練習していると答える。よくできる(ようにみえる)ためにはそれなりの努力をしているのだ。
よくできる(ようにみえる)と書いたのは、研修医としてはよくできるという意味である。
よくできるように見えるとよいことがあるのは、ある程度、上級医からの信頼が得られ、いろいろなこと(医療行為)をさせてもらえる可能性が高い。
これとは対照的に、なぜか自信満々だが、よくできるようには見えない研修医もいる。この特徴も共通点がある。(実践的、実際的な)勉強していない事が多い。ポイントをはずしているのだ。
おそらく、勉強した実感はあるのだが基本的に時間が足りていない場合もあるかもしれない。

2008年2月11日

第8回麻酔科学ウインターセミナー報告

第8回麻酔科学ウインターセミナーが、2008年2月8日(金)〜10日(日)に小樽市(朝里川温泉)で開催された。今年は、さっぽろ雪祭りの日程と重なったせいかどうかはわからないが、参加者は多い印象だ。11日(月)が祭日ということもあり、ゆっくりできる感があったのも良かったのかもしれない。さて、本題に移ろう。第1日目のプログラムは人工心臓の紹介と術中覚醒・術中記憶の話題である。初日から多くの質問やコメントが出て、本音で語るウインターセミナーのスタートとして相応しい話題であった。発言しやすい雰囲気があった。
第2日目、朝の講演は札幌医大金谷先生の「あかひげ診療所はなぜつぶれない」という講演。金谷先生は,夜間の小樽商科大学大学院でMBA(経営学修士号)を取得され,経営学から見た医療について話された。午後からは研修医セッション,ポスターセッション、心臓血管麻酔でのレミフェンタニルやTEEのセッション。いずれも,おもしろい話題であった。研修医セッションは、最近では研修医の話を聞いておじさんたちがどうしたら研修医の心をとらえられるかを勉強する場になっている。学会ではあり得ない企画である。管理人は、司会をしながら研修医の先生の心をとらえる方法を深く勉強できたと思っている。大変有意義であった。TEEやレミフェンタニルの話題は従来よりも噛み砕いた内容となっており、若手の医師にもついてこられるような配慮があった。ウインターセミナーが回数を重ねて成熟してきた証拠であろう。
その後に開催された懇親会で、研修医セッションとポスターセッションの優秀者の表彰があり、いずれも3位までには賞状が授与された。また1位には賞品も贈呈された。このコンテストは、来年からはマイレージ制度が導入される見込みである。つまり、過去のウインターセミナーでの参加点や発表点が審査に加算されるというもの。3年間有効で、最後に参加してから3年間参加しないと失効する(らしい?)。常連で、いつも発表されている先生に敬意を表するために考え出されたものである。詳細が決まれば、いずれ報告したい。このセミナーの合い言葉は"よく遊び,よく学べ"で、勉強するだけではいけない。そのような内容の参加点も加味されるという噂もある。
最終日の朝の講演は、例年通りテクノロジー系の話題。手稲けいじん会病院の片山先生のモニターに関する話題であった。内容は現時点での麻酔モニターの機能と比較であった。通常、決まったモニターしか使用しない方にとっては勉強になっただろう。管理人にはよくわかったが、テクノロジー系でない方には少し難しかったかもしれない。
なお、AP通信にも第8回ウインターセミナーの報告が出ている。

2008年2月 3日

URL集「麻酔科領域のコンピュータ活用」

臨床麻酔 31(9):1441-1445,2007
麻酔科領域のコンピュータ活用

に記述したURLを以下にまとめました.
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■臨床領域での利用
 ,●静脈麻酔薬の血中濃度予測やTCI(target controll infusion)
Windows
RUGLOOP(http://www.anesthesia-uzgent.be/rugloop.htm)
BeConSim(作者:増井健一)(http://www.masuinet.com/)
Macintosh
ConGrase TCI(作者:長田理)
PropofolMon(作者:中尾正和)(http://homepage1.nifty.com/m_nakao/)が
PalmOS
Palmacokinetics(作者:内田整)(http://palmacokinetics.com)
携帯電話
Mobile_PkPd(作者:中村隆治)(http://home.hiroshima-u.ac.jp/r-nacamura/)


Tivatrainer(100ユーロ/2ライセンス)(http://www.eurosiva.org/TivaTrainer/tivatrainer_main.htm)
吸入麻酔シミュレーションソフト
GasMan(http://www.gasmanweb.com/)

脳波の解析
脳波解析ためのソフトウェア,BSA日本語版4)(作者:萩平哲)(http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/anes/www/software/software.html)
自動麻酔記録ソフトウェアPaperChart(作者:越川正嗣)(http://homepage2.nifty.com/ech/)
麻酔台帳
(社)日本麻酔科学会が無料で配布しているJSA麻酔台帳システム
(http://www.jsys.co.jp/jsa/)
麻酔台帳Aloe(作者:川端広憲)(http://www.ztv.ne.jp/iyvc73yb/aloe/)

PDA
麻酔と救急のためにPalm版であるfAnesthesia(http://msanuki.com/pub/)
PDA版 今日の治療薬 2007(http://www.m2plus.com/mproducts/07pda/pda.html)
PDA Medical Software Anesthesiology(http://www.mdlinks.net/pda-anesthesiology.htm)
AnesthesiaStatTracker(http://www.medicaltoolbox.com/products/AnesStatTrk/index.html)

診療補助
医薬品医療機器情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp)
しろぼんねっと(http://shirobon.net/)


■教育領域での利用
 麻酔器のシミュレータ
インターネットサイト Virtual Anesthesia Machine(http://vam.anest.ufl.edu/index.html
msanuki.biz麻酔科研修支援サイト( http://msanuki.biz) 
気道確保ブラード喉頭鏡奥義の書(http://www.geocities.jp/bullardmaster/)
宮崎医科大学麻酔科のサイトには,標準的硬膜外穿刺(http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/masui/rinsyou/stream.html)
New England Journal of Medicine On Line
----------------------
(1)Placement of an Arterial Line
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/15/e13
(2)Central Venous Catheterization
http://content.nejm.org/cgi/content/short/356/21/e21
(3)Positive-Pressure Ventilation with a Face Mask and a Bag-Valve Device
http://content.nejm.org/cgi/content/short/357/4/e4
(4)Orotracheal Intubation
http://content.nejm.org/cgi/content/short/356/17/e15
(5) Lumbar Puncture
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/13/e12
(6)Nasogastric Intubation
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/17/e16
(7)Male Urethral Catheterization
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/21/e22
(8)Thoracentesis
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/15/e16
(9)Paracentesis
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/19/e21

肺動脈カテーテル教育プロジェクト(http://www.pacep.org/)
超音波ガイド下神経ブロック
ソノサイトジャパンエディケーションセンター(http://www.ssj-ec.com/)
New York School Of Regional Anesthesia (NYSORA)(http://www.nysora.com/),Peripheral Regional Anesthesia (http://www.nerveblocks.net/)


 麻酔専門医試験対策
スミルノフ教授公式ウェッブサイト内にある,実況!麻酔専門医口頭試問&実技試験体験記(http://prof.suemeweb.com/sidoui/)

JB-POT(周術期経食道心エコー認定試験)対策
An Anesthesiologist's Day(http://blog.so-net.ne.jp/a-anes-d/)
女医の仕事&家庭の両立日記(http://clonidine.cocolog-nifty.com/clonidine/jbpotnbe/index.html)内のカテゴリTEE

JB-POTの試験にも出る超音波の基礎の学習
東芝メディカルの提供する,Dr.SONOの公開講座「超音波の基礎」 (http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/library/lecture/index.html)

 麻酔科関連のインターネット教科書
Virtual Anaesthesia Textbook (http://www.virtual-anaesthesia-textbook.com)
諏訪邦夫先生の電子麻酔科学教科書WEB版(http://masuika.com/ikyoku/ksapmain.html)
podcastを利用した音声や動画で解説を加えるサイト
Anesthesia Podcast(saint louis university)(http://www.anesthesiapodcast.com/Podcast_Homepage/Welcome_to_the_Anesthesia_Podcast_%21.html)

患者向けの麻酔説明ソフトウェア
内田整先生の作成したWEBでみる麻酔(マルチメディアによる麻酔説明)(http://www.ne.jp/asahi/mori/takahiko/uaw/index.htmlおよびhttp://www2.kpu-m.ac.jp/~anesth/masui/index.html)

msanuki.bizの術前説明ビデオ(http://msanuki.biz)


■研究領域での活用
 麻酔科学用語集や麻酔科学教科書(諏訪邦夫先生)のデータを含んだソフトウェアMedWebDic(作者:山下健次)(http://msanuki.com/archives/2006/04/medwebdic_versi.html)
ライフサイエンス領域のフリーの辞書はライフサイエンス辞書プロジェクト(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html)
麻酔科学用語集のデータ(http://www.anesth.or.jp/common/lzh/dictionary.lzh)
100万語辞書を搭載し医学用語も多く含んだ,英辞郎on the web(http://www.alc.co.jp/)

 文献検索
PubMed(http://pubmed.gov)
医学中央雑誌WEB(http://www.jamas.or.jp/)

 留学研究ネット(http://www.kenkyuu.net/)


■その他,麻酔科関連リソース
Anesthesianow(http://www.anesthesianow.com)
モニターワールド(http://www.monitorworld.jp/)
麻酔博物館(浜松医科大学麻酔・蘇生学) (http://www.anesth.hama-med.ac.jp/Anedepartment/hakubutsukan.asp)
館長のブログLe bureau du directeur(http://d.hatena.ne.jp/hakubutsukancho/)

ペインクリニックに役立つ多彩な情報
PainReleaf (http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/index.html)


 麻酔科医のお勉強(http://msanuki.exblog.jp)
msanuki.com 麻酔科医の麻酔科医による麻酔科医のためのサイト(http://msanuki.com/Links/)
麻酔科医のためのパソコンセミナー(http://www.jsta.net/txt/seminar.htm)

2008年2月 2日

使用済みのAIRTRAQを懐中電灯にする方法

a0048974_13214442.gif電脳麻酔ブログに匿名者からの情報として「使用済みのAIRTRAQを懐中電灯にする方法 」が掲載されています.管理人も来週,早速試してみようと目論んでいます.

2008年2月15日

1分間プレゼンと3分間プレゼン

1分間でまとまった内容を話そうとするとき、語句の選択以外に話す順序も吟味する必要がある。もちろん、止まったり、よどんだりすることは許されない。当然、練習も必要である。同じ内容を3分で話す場合には、考えてゆっくり話しても何とかなることがある。しかし、準備すれば1分で話すことができる内容を3分かけて説明するのは疑問である。3分かけて説明した場合と、1分で説明した場合の説得力はどうだろうか。比較してみると良い。
いくら、普段から意識せずに使っている日本語であってもプレゼンとなると、一段階、いやそれ以上の洗練した内容が要求される。
プレゼンは学会発表や毎日の症例カンファレンスのためだけではない。人を相手にする職業の人たちはすべてプレゼンがきちんとできなければ、上司や部下への報告もpoorになる。相手の理解が悪いのは、自分の伝え方が悪いのではないかとまず考えよう。

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