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2008年5月 アーカイブ

2008年5月23日

高校生の目に映る麻酔科医

日本臨床麻酔学会雑誌の2006年 Vol26 No.4に「高校生の目に映る麻酔科医」(PDF)が発表されている。

2008年5月22日

医介輔(いかいほ)

介輔(かいほ、Medical Service Man)とは、Wikipediaによると、第二次世界大戦後のアメリカ占領下の沖縄・奄美諸島において認められた代用医師のことである。医介輔(いかいほ)とも呼ばれる。開業に当たっては僻地に限ること、抗生物質や麻酔薬を自由に使えないこと(後に制限解除)、手術が行えないなど多くの制限が加えられたが、医師不足の離島などでは歓迎された。
一方、米国には「Physician Assistant(PA)」という医療従事者資格があり、当該専門職大学院を修了した者に対しその資格を付与している。同様に登録看護師であって修士以上の学歴を有し専門試験に合格した者に対し、「ナースプラクティショナー」という高度な看護師資格を与えている。初期医療行為をPAやナースプラクティショナー自身の判断で行うことができ(州によっては医師の指揮下における)るため、本邦における介輔と近似した医療資格とされている。

介輔(かいほ、Medical Service Man)
医介輔 最後の一人

2008年5月21日

バイバイキーン

病院の中での話。先日、外来から手術室に向かって歩いていると、細菌検査室の前に検査技師さんらしき人が立っていて、立ち話をしている。話をしている相手が帰るというので、もう一人の人は、なんと「バイバイキーン」と手を振って見送っていた。始め、管理人は耳を疑った。30過ぎ?(そう見えた)の大人が挨拶に「バイバイキーン」はないだろう。それも、結構人通りの多い廊下でである。耳を疑ったのは管理人だけではなかったようで、他の通行人もしばらく歩いたところで、首をかしげていた。言動には気をつけたいものである。

バイバイキーンとは、ばいきんまんが逃げるときに発する言葉

2008年5月20日

会長企画:工夫とロジック

第55回日本麻酔科学会学術集会で 緊急公募していた、会長企画"私のテクニック:工夫とロジック"に管理人の「新人への気管挿管事前トレーニング~喉頭鏡の握り/素振りとエア挿管~ 」が採用された。喉頭鏡の握り/素振りの指導法をはじめて公開します。お楽しみに。

6月13日 (金)13:30~15:15 中央特設会場

日本麻酔科学会[会員専用パスワード要]

2008年5月17日

RE:「ベッド移動とかけ声」論

沖縄県のある先生から、「ベッド移動とかけ声」論の内容に関してコメントをいただいた。
ベッド移動時のかけ声は、
(1)「いち・に・さん」
(2)「いち・にの・さん」
(3)「いち・に~の・さん」
(4)「いち・いっ・さん・ハイ」
のうち、沖縄では(4)であるらしい。また、本州で働いたときには、(2)であったためリズムを合わせるのに苦労したとのことである。じつは(3)は正確に書くと「いち・に~・の~・さん」で、4拍子である。最後の発声のところで移すとすれば(1)(2)は3拍子、(3)(4)は4拍子ということになる。

2008年5月30日

「さいせきい」と「ふくがい」

載石位と砕石位、腹臥位と伏臥位のどちらの漢字を使用しているだろうか。
管理人は、「さいせきい」は砕石位、「ふくがい」は腹臥位と表記している。

載石位(さいせきい)は截石位(せっせきい)を誤用して使用している当て字であると聞いたことがある。管理人は、切石位(截石位)と書くときは「さいせきい」ではなく「せっせきい」と読んでいる。英語では lithotomy position である。石を切るのであれば、「せっせき」、石を砕くのであれば「さいせき」なのだと思うが、慣用的に使用されているのであれば截石(せっせき)を截石(さいせき)と読んでもいいのかもしれない。しかし、管理人は載石位(さいせきい)は受け入れがたい。皆さんはいかがだろうか。

腹臥位と伏臥位の違いは、いかがだろうか。Googleでは腹臥位が3倍ほど多い。英語では prone position である。

2008年5月 7日

RE:福井大学での講義

AP通信に「福井大学での講義」という記事が掲載されている。ここに書いてあるとおり、Tsunetan先生の次が、京都大学の瀬川先生、その次が管理人ということで、福井大学に招かれて講義を担当させていただいた。特別講義は、偉い教授を招いてするものだと相場が決まっているが、さすが重見先生、よいアイデアであると感じた。学生には、どううつったかはわからないが、管理人はかなりの手応えを感じた。珍しかったのであろう。講義に動画と音声を導入してみた。動かないスライドで言葉で訴えても響かないのならマルチメディアでというのがよかったのかもしれない。Tsunetan先生がかかれているように、ほぼ全員が出席している感じ。さらに、午後おそくの講義にもかかわらず、つまらなそうにしている学生は少なかった。重見先生からの注文は、"麻酔科の臨床実習の前にカツを入れる"のと"麻酔科の魅力を語る"ことであった。管理人としては、あまりしゃべりすぎない。内容を盛りだくさんにしない。ことに注意をして構成したつもりだ。
麻酔科の魅力として、麻酔科の仕事の広がりや、麻酔科医のQOL、これからの麻酔科について希望のもてる内容にしたつもりであったが、果たしてどうとらえたのだろうか。マルチメディアで説明したのは、管理人の最近の十八番である"麻酔トレーニング"シリーズ中で最強の"気管挿管トレーニング"である。学生にもうける内容であったようだ。麻酔科医の得意とする身近な内容を自信をもって話せば、よいと思った。
Tsunetan先生のようにしゃべり倒したというほどではないが、いつも通りの調子で講義ができました。また、呼んで欲しいです。

2008年5月 4日

がんばりましょう

全身麻酔を導入しようとしていると、患者に向かって「がんばりましょう」という人々がいる。管理人は、この「がんばりましょう」を許容できない。全身麻酔状態になっている患者が何をがんばるのか?
通常、患者さんに向かって「がんばりましょう」というのは、せいぜい「一緒に、がんばりましょう」というべきであろう。それも、入院とか治療とかを始める前にかける言葉である。これから、全身麻酔を導入しようとしているときに「がんばりましょう」というのは、大抵、お気楽な中堅以下の外科医である。それも、こういっては悪いが、手術はあまりうまくない。研修医がそれをまねしているのを見かけることもある。がんばるのは、医療サイドであって全身麻酔で手術を受ける患者さんががんばるのはおかしい。口癖でいっているのであろうが、ちょっと考えて欲しい。
もう一人、手術室に入ろうとしている患者に「がんばってください」と声をかける病棟看護師もいる。何か言わないと気が済まないと思っているのだろうが、これも変である。
「がんばる」以外の日本語を知らないのだろうかと、思ってしまう。もし、声をかけるなら「安心してくださいね。きっとうまくいきますよ」とか「日勤中に終わったら、私が迎えに来ますからね」とかいくらでもかける言葉はあるだろう。「がんばる」というのは、一見べんりな言葉のようだが、手術直前の全身麻酔を受ける患者さんに向かっていうのは、ちょっと許容できないのである。

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