麻酔科医生活 アーカイブ
2009年6月20日
1Q84
「村上春樹さん好きですか?」
「そうでもないけど,なにか」
「新作ですね」
「これですか」
PCA回診に行くと,ある患者さんが1Q84を読んでいた。話題になっているので読んでいるのだという。しかし,作家が村上春樹であるというのはあまり意識していなかったらしい。Amazonでも書店でも手に入らないぐらい売れている,村上春樹の小説である。そんな小説の話で,回診中にひとしきり盛り上がってしまった。PCAは良く効いていてほとんど痛まなくて快適だという。
管理人は村上春樹は好きではないのでずっと避けていたが,1Q84を読んでみたくなった。
2009年5月31日
クロスフィンガーの直前
クロスフィンガーで口を開ける。というのはまちがいではない。では、その直前はどのように手を使っているのだろうか。右手は?左手は?
最近、気管挿管実習をさせるときに特に注意して教えるポイントである。
これが、実はきちんと気道を開くことができるかどうかのポイントであるのだ。
以前、クロスフィンガーの新指導要領(msanuki.net)にもヒントを書いたのだが。。。
その直前は、両手をどのように使っているかということである。
2009年5月29日
さぬキャップの発売元
「さぬキャップはどこで売っているのか」という質問を多くの方からいただいた。さぬキャップは、もともと開口操作をするための補助器具ではなく、事務用紙めくりである。名称はロイファーフィンガーキャップで、発売元は丸善らしい。管理人は、広島の東急ハンズでGETした。たぶん、東急ハンズまで出かけなくても、ちょっと気の利いた文具店ならおいているはず。
2009年5月18日
お金の取れる麻酔を定義する
「お金の取れる麻酔」という言葉はあまり好きではないが、管理人の定義を発表しておく。「お金が儲かる麻酔」のことではないのは、一目瞭然である。
「お金の取れる麻酔」とは、患者さんにも術者にも満足を与えることができる麻酔であるのは当然であるが、もう一つ、一緒にいるスタッフ(看護師やMEなど)に安心感を与える麻酔であると思っている。
要するに、(一緒にいる医療の常識がわかった人々=スタッフが)見ていて安心できるということは、危なっかしくない(怪しくない)ということである。麻酔の手技はもちろんのこと、麻酔科医の言動も大きく左右する。荒っぽい手技、考えの浅い言動など、多くの麻酔科医と仕事をしてきたスタッフは見ているのである。
麻酔科医自身は、他の麻酔科医の麻酔を見る機会は少ないが、一緒に働いているスタッフは常に見ている。麻酔科医の仕事ぶりを比較できるという故である。このスタッフの評価がまさに現時点での麻酔科医の比較になる訳である。
「お金の取れる麻酔」とは、患者、外科医、一緒に働くスタッフに満足のできる麻酔ということができる。
2009年4月29日
イメトレのすすめ
管理人は、これまでにいろいろなところでイメージトレーニングやオフライントレーニングの重要性を力説してきた。もっとも人気があったのは気管挿管トレーニングにおける喉頭鏡の素振りである。ここに来て、イメージトレーニングが効果的であることが証明されつつある。「イメトレは思った以上に効果的? 米大学が実験」という記事がITmedia2009/4/16付け記事で確認して欲しい。学生を被験者とし、ディスプレイ上に映った特定の文字を探し出す課題をさせた。被験者には、課題の際に「両手でディスプレイをつかんでいる自分の姿」または「両手を後ろに回している自分の姿」を想像するよう指示した(実際にそのポーズを取るのではなく、想像するだけにとどめることを強調した)。その結果、ディスプレイをつかんでいる姿を想像するよう指示された被験者の方が、文字を探すのに時間がかかったという。このことは身体近接空間(体の周りの空間)が、想像の中の姿勢にまで広がることを示唆している。このことは、「スポーツ心理学者やジョン・レノンが支持してきた『想像には現実を形作る並はずれた力がある』という考え」を確認するものであるとも述べている。
■Davoli CC, Abrams RA: Reaching out with the imagination. Psychol Sci. 20(3):293-5,2009.
2009年4月14日
プレゼンテーションの手法
学会や研究会などでのプレゼンテーションでは、様々な手法がある。以前はスライドに凝るだけのものが多かったが、最近ではスライドだけではなくストーリーが重視されるようになってきている。まず一番多いのが、起承転結を守っているもので、最後まで結論はわからないもの(1)。最近よくあるのが、全体の概略を示して、小見出しに沿って話を進めていくもの(2)。ちょっと型破りだが、結論を先に話して、その結論を補うように事実や理由を話していくもの(3)などがある。(1)の場合、10分以内の講演や一般演題などに使うことが多い。(2)では、講義や教育講演などで使うことが多い。(3)の手法はk基礎系の研究者が使うのをみたことがある。全部話したいのだが、結論を導き出した過程や内容が聴衆には少し難しい場合、結論を先に述べてしまう。こうすることで、結論を聴衆に確実に印象づけることができる。
もう一つ、起承転結について考えてみよう。起承転結の手法は短いプレゼンに向くオーソドックスな手法であるが、このパターンはオーソドックスで、トピックス的な内容を話すときにはすこし、印象がうすい。
2009年4月 8日
さぬキャップ復活
学生実習の管理人の担当課題が、今年は気管挿管実習になった。早速,本日からさぬキャップを使って実習させてみた。さぬキャップのない状態では、まともにクロスフィンガーで人形の口を開けられないが、さぬキャップをつけたとたん、クロスフィンガーが劇的に上手になった。さぬキャップは、人形を使った実習には必需品であることを再認識した。
(注)これまでサヌキャップの表記だったのを、「さぬキャップ」に変更しています。
2009年3月29日
研修医の「さしすせそ」
るなのひとりごとさん のところに,研修医の「さしすせそ」が出ている。
管理人もこれは昔から知っていたが,すこし変化しているようだ。
オリジナルは,
■年功序列の中で生きるための「さしすせそ」
さ: さすがですねえ
し: しりませんでした。勉強になります。
す: すいません
せ: せんせーのおかげです
そ: (なにか手技を披露した後で)そんな、こんなの大したことじゃあありませんよ
だと思います。
■学会の「さしすせそ」というのもあります。
さ: さぁ
し: 知りません
す: すみません
せ: 先生
そ: そうだったんですか
と答えておくと,一通り切り抜けることができるというワザである。しかし,これを知っている質問者には通用しないことを忘れないようにしたい。
管理人は,研修医に対応するときも学会の時にも上記の対応には気をつけるようにしている。結局,何も答えになったいないわけだから評価は良くないだろう。
最近は,ビジネスのクレームに対する「さしすせそ」が気に入っている。こちらの方がずっと誠実である。
■クレーム対応の「さしすせそ」
さ: 最善を尽くす
し: 知ったかぶりはしない
す: するな!議論をお客様とは
せ: 誠意を持って応対せよ!
そ: 即刻 関係部署 近隣へ ホウレンソウ
●クレーム対応の極意は さしすせそ で覚える(研修事業部長 山根暁のブログ)
●クレーム対応「さしすせそ」(クレーム処理・対応研修)
2009年3月28日
トリガーポイント注射
2009年3月4日にNHKの「ためしてがってん」で「トリガーポイント注射」が取り上げたられたらしい。その影響もあって,最近,ペインクリニック外来でトリガーポイント注射をする機会が増えている。1ヶ月近くたつというのに。。。また今日も。。。
2009年3月19日
ドクター・ナース・医療スタッフのためのOffice活用の極意123
これまでに管理人らのグループは「麻酔科医のためのパソコンセミナー」を開催してきました。そこでの経験を生かして医療従事者に質問される項目をまとめて本にしました。他のofficeの解説書では得られない独自の解説も多く入っており,有用だと思います。2009/4/1発売なのでまだ,書店には出ていません。「ドクター・ナース・医療スタッフのためのOffice活用の極意123」です。ぜひ,書店で見かけたら手に取ってみて欲しいと思います。これも自信作です。
■「ドクター・ナース・医療スタッフのためのOffice活用の極意123」
讃岐 美智義,内田 整,斎藤 智彦,森本 康裕の共著です
■ドクター・ナース・医療スタッフのためのMicrosoft Office活用の極意123 (Amazon)
2009年3月18日
Lamy2000と替え芯
電脳麻酔ブログでUni ジェットストリームの替え芯を高級ボールペンに挿して使う話題が出ている。薬剤名の入っていないボールペンを持つために管理人も、2年ほど前から同じようなことをしている。管理人の愛用している高級ボールペンの筐体はLamy2000である。このLamy2000は、4色ボールペンで、サイズも小さく知る人ぞ知るボールペンである。このボールペンは4C企画の替え芯が入るので、純正でなくても交換して使用することが可能である。管理人のお気に入りはパイロットのHI-TEC-Cの0.4mmのゲルインク(黒/青/赤)と昨年発売された、ゼブラのシャーボXの替え芯の4Cがある。こちらは油性で、色もたくさんあって楽しい。
Lamyと一緒にいるのはブロックロディアである。iPhoneだけでなくメモ帳も使っているのだ。TPOにあわせてPDAと筆記具を使い分ける。これが大切だと思っている。
2009年3月16日
あたらしい緑のレーザーポインター
先週末は、東京で開催されたJP-POT講習会で講義の1コマを担当させていただいた。An Anesthesiologist's Dayさんのところに出ているポインターを、管理人もつかってみた。基本的にポインターは緑でなければ、使わない主義なので絶対に使うなら緑と決めている。会場のスクリーンは大きすぎて演壇とほぼ平行の位置関係にある。そこから指すと、今回の緑のポインターのサークル(丸い円がだせる)は、楕円形に変形してしまい、全然かっこよくなかった。もう少し小さい会場で、スクリーンの前方に出て使う場合に限った方が良さそうである。今回は、楕円形が出るので仕方なく途中で、通常のドットに切り替えて使った。以前もコクヨの緑のドットがでるポインター(PC サシ-81N)を使っていたのだが、電池が単5ですぐに電池切れをおこしていた。コンビニなどでもないために電池切れを起こして、いざというときに使うことができずに、嫌いになっていた。
しかし、今回のELA-GU94は電池が単4になっているので、単4のエネループを入れて使用している。これで、いざというときには困らないようになった思う。本当は、マウスカーソルが変化して緑色にひかるものがPC側に入っていれば言うことはないのだが。。。。
ちなみに、カーソルを緑の大きな矢印に変えるソフトウェアもあるが、Windowsのみである。Windowsのプレゼンではこれもいいかも。
■コクヨS&T レーザーポインター(UDシリーズ) ELA-GU94(Amazon)
■プレゼンテーション向けのでかいカーソル(マウスポインタ)赤(Windowsのみ)
■上記の緑バージョン(Windowsのみ)
2009年3月12日
お褒めの言葉「手術室モニタリング攻略ガイド」
「ナースのための手術室モニタリング攻略ガイド」(メディカ出版)をみた手術室の看護師さんから、「手術室のモニターの本、かなりいけてますね」とお褒めの言葉をいただいた。うれしかった。これまでに、このような対応まで書かれた本は看護領域ではなかったそうである。たしかに、本が薄い割に内容は充実しており、自信作である。自画自賛と言われそうだが、この本は本当におすすめである。執筆者の選定にもかなり配慮した。思いっきり書いてくれそうな人で、執筆内容から大きく外れない人を選定した。
■「ナースのための手術室モニタリング攻略ガイド」(Amazon)
■「ナースのための手術室モニタリング攻略ガイド」(Yahooブックス)
2009年2月26日
挿管困難対策手技マニュアル
羊土社から「挿管困難対策手技マニュアル」が出版されている。この書籍は、尾崎眞先生監修、車武丸先生編著である。車先生には、管理人が編集させていただいた「ナースのための手術室モニタリング攻略ガイド」の気道関係のトラブルの項目を担当していただいている。さて、「挿管困難対策手技マニュアル」であるが、書籍の内容もさることながら、この本の売りは添付されているDVDにある。実際の挿管困難症例が、解説付きの動画として紹介されている。管理人が感心したのは、車先生の出演されているものはほとんどが、ご本人の音声入りであるということである。意識下(鎮静下)自発呼吸で患者さんとコミュニケーションを取りながら気管挿管している映像が多数、収録されている。なかでも「今日もうまくいきましたね」と挿管後に患者さんに向かって?(独り言?)言っている場面がある。これを聞いていると、「にほんごであそぼ」の神田山陽の雰囲気がある。このノリで、挿管困難に対応すると、すべてうまくいく気にさせる。書籍の内容もさることながら、患者さんへの対応もDVDから学べる構成になっている。是非、皆さんにも、購入してみてほしいと思います。
2009年2月14日
臨床教育1分間指導法(Six Micro-Skills for Clinical Teaching)
研修医を指導するのに、臨床教育1分間指導法というのがある。米国で考えられた手法であるが、現代の臨床教育でも用いられているので紹介する。管理人はこの指導法を聴いたとき、マニュアル的だなと感じたが、指導の要素を漏らさずに含んでいるので、手短に指導するときにはこれに従った方がうまくいくことが多い。しかし、うまくいくかどうかは指導医のスキルによるところが大きい。指導医自身の感情のコントロールと指導すべき内容を持ち合わせていないと、形だけまねしても失敗する。特に、研修医を責め立てる指導医は、かなりの修練が必要だと思う。いかがだろうか。
■臨床教育1分間指導法(Six Micro-Skills for Clinical Teaching)
1. Get a commitment(研修医の考えを聞く)
2. Probe for supporting evidence(研修医から根拠を聴く)
3. Teach general rules(一般論を示す)
4. Reinforce what was done right(できたことをほめる)
5. Correct mistakes(間違いを正す)
6. Identify next learning steps(さらなる学習を勧める)
実際には、
1.研修医の考えを聴く「先生はどう考えるの?」
2.研修医から根拠を聴く「なぜそう考えたのかな?」
3.一般論を示す「ここで大事なことは・・・」
4.できたことを褒める「特に、・・・は良かったね」
5.間違いをただす「今度は・・・しようね」
6.次の学習を勧める「もっと勉強するとしたら・・・」
●外来研修医教育への招待 第3回研修医とともに外来を ちょっとその前に(前編) [医学書院]
●Five Microskills for Clinical Teaching(Clinical Teaching Handbook)
●The One-Minute Teacher:Six Microskills for Clinical Teaching(PDF)
2009年2月15日
久しぶりのスタバ
病院のスタバにコーヒーを買いに行ってみた。ここのスタバは、挨拶がよい。「今日は暖かいですね」とか「お久しぶりですね」とか、街のスタバにはない店員の対応がよいと思っている。教育されているのか、それとも自分からかはわからないが、そうなのである。「今日は何になさいますか?」と挨拶されている先生もいるが、管理人は「いつものですか?」と聞かれる。管理人の前に並んでいた、マイカップを持参していた看護師長さんらしい人も「いつものですか?」と聞かれていた。本日は、なんと「お久しぶりですね、おげんきでしたか」といわれてしまった。そんなにスタバに行っていなかっただろうかと考えてみると、1月末からいろいろ忙しく、スタバに行っていなかったことに気づいた。「お久しぶりですね」とは2週間ほど顔を見ていないときに言う挨拶であるのかもしれない(^_^;)
2009年1月 9日
エアラリマ
エア挿管は、教えているがエアラリマは教えているところは少ないだろう。エアラリマだって、エア点滴確保やエア動脈ライン、エア内頚静脈穿刺だって可能である。エアものの注意点は、手技の確認だけにならないで欲しいということである。どこで何をとって、何をいれるだけではいけないのである。エアギターが、本当に弾いているかのように見える、いや、本物以上に臨場感があるのはその特徴をよく捉えて、オーバー気味に動作を目立つように、かつウソっぽくないように微妙な手つきで行っているためである。それと同様に、本物のエア挿管やエアラリマだって、本当にやっている様に見せて欲しい。エアができるのは、本当にその手技のコツを理解しているからだと思っている。
よく見ていると、初心者のエアものは、"手つきが怪しい"。この手つきの怪しさが、なくなったとき、その手技をまともに理解していると評価してよい。指導の皆さんは、エアものの評価をするときにもう少し、コツや感覚などを入れて教えてはいかがだろう。エアものを教えるだけでも、研修医の先生たちと細かい話ができますよ。
それからもう一つ、エアものははじめ、道具を使ってやってみたのち、道具なしでできるように練習するのが王道です。道具や人形(模型)を使ったエアラリマから道具を使わないエアラリマへという流れです。
2009年3月11日
よそゆきの演題とふだんの演題
何か一般演題を出さないと学会に出席しにくいご時世である。それが、勉強のきっかけになり良い麻酔科医になればよいのだが、学会に出席するだけに演題を作った場合には、その内容に関してはとりあえずの内容である可能性がある。そんな、不純な動機で演題を作成しても学会発表で座長に元気づけられて、まとめてみると良い研究に発展することもある。まず、不純な動機であっても出してみる気持ちになることが大切だと思っている。
さて、その演題を作成するに当たって、若手の先生は「よそゆきの演題」になりがちであると思っている。普段、あまり考えたこともない内容を演題のテーマに選んだ場合には、どこか深みに欠ける。ふだん考えていることを演題テーマとして選んだ場合、「ふだんの演題」の場合は、内容が詳細に及ぶため良いテーマに発展しやすいと思っている。いつも考えていることを、すなおに演題として仕上げればよい。
2008年12月28日
チームバチスタの栄光のドラマ版も終了
ドラマ版のチームバチスタの栄光も先週で終了してしまった。こちらは、医療ミステリーという位置づけだ。映画版とは犯人も異なるし展開が異なる。こちらは心臓血管外科医の須磨先生と天野先生が監修である。最後まで見た方はおわかりかと思うが、外科医がいつメスを置くかということ、技術を伝えて手術ができる医師を増やす(外科医の教育)ということ、チーム医療で手術を成し遂げたときの充実感などがサブテーマとして盛り込まれていた。映画版よりこちらの方が考えさせられる内容だったと思う。トリックもこちらの方が巧妙でよく考えられていた。
2008年12月21日
風のガーデン最終回から
先週の木曜日の風のガーデンの最終回には、麻酔科医として一度は誰しも考えたことがあることを貞美先生が打ち明けるシーンがある。管理人は、きっと出るのではないかと予測していたが、やはり最後に出てきたのでほっとした。「内科医や外科医にある種のコンプレックスを持っていた時期がある。自分は病気を治すのではなくて患者の痛みをとることだけしかしていないと言うことだ。しかし、医学というのは病気を治すだけではない。医学は患者のあらゆる苦痛をとるいうことがその役割であると。いま、ぼくは麻酔科医になって正しかったといえる。」という台詞がそれである。
管理人も、若い頃、同じことを考えていた時期があるが、それを乗り越えたときに"麻酔科医としての自信"ができたように感じている。管理人が言いたいのは、どんな医療行為でも自信をもって行うには迷いや悔やみがあってはいけないということである。プロフェッショナルの麻酔科医としてやっていくためには、乗り越えなければならない命題だと思っている。
2008年12月10日
日本麻酔・集中治療テクノロジー学会終了
テクノロジー系麻酔科医の総本山とも言われる日本麻酔・集中治療テクノロジー学会(JSTA)が終了した。今年は、福井大学の重見先生が会長で、例年にもまして盛会となった。通常の学会と違って、一日中、同じ場所に座ってずっと演題を聞いて参加する。ある意味、皆、すごい集中力である。だれも、トイレに行く以外席を立たないのである。それほど熱心に聞いている学会も珍しい。初参加の先生たちには驚きであったに違いない。自律神経活動研究の応用を示唆する講演、脳のメカニズムに迫る?講演あり、波形記録の標準化の講演あり、すべて同じ土俵の上で扱われることに違和感はない。そのような人々が集まっているのだろう。
AP通信の先生は、なんと、初参加だったらしい。おまけに学会なのに研究会と書いている。JSTAトリビアにも出たはずなのに・・・
JSTAトリビアとは、3年ほど前から本会の前日に開催される懇親会で行われる、JSTA会員度を測るためのクイズである。その中に出た問題。
問題:次のOSのうち,最も新しく開発されたのはどれでしょうか?
1. TRON
2. MS-DOS
3. MacOS
4. Windows1.0
おわかりだろうか。JSTAのエキスパート会員は28問中20問以上正解していた。とうぜん、この問題は易しい問題である。
2008年11月25日
0系新幹線で外勤
本日は外勤の日。久しぶりに新幹線で外勤である。なんと、本日の外勤はもうすぐ現役を引退すると報道されている0系新幹線だった。電脳麻酔ブログにも取り上げられている。
カメラを持った、電車小僧(おじさん)が、たくさん写真を撮っていた。なんで、と思ってホームに到着した車両をみると0系新幹線(こだま638号)だった。2008年11月30日でおつとめを終えるそうである。
2008年11月14日
修羅場る(しゅらばる)
"しゅらばる"と読む。修羅場を辞書でひくと「戦いや争いが激しい場所」が転じて「戦いの激しい場所や血なまぐさいことが行われる場所」を言うようになった。管理人の関連する領域では、手術中に麻酔科医が、あわただしく処置に追われ、休む間もなく輸血や薬剤を準備し投与を継続しなければならないような状況をさす。生死を分かつ状況と言ってもいいかもしれない。麻酔科医が処置の手を止めれば、死んでしまう状況ともいえる。
この修羅場った状況で、いかに冷静さを保って処置を続け、的確な指示が出せるかが、麻酔科医の実力だと思っている(修羅場ったときに、本当の麻酔科医の姿が見られます)。
先日、他科のポリクリ(手術見学)で廻っていた学生が、修羅場って処置をする麻酔科医をずっと観察していた。手術見学はそっちのけで。。。その麻酔科医は、学生の視線には気づいていない様子だったが、管理人はうれしく思った。
2008年11月 6日
3分間砂時計GET
本日、ようやく3分間砂時計をGETした(ちょっと遅い?)。Y社の方曰く「なかなかつかまらなかった」とのことで、管理人に手渡すのが遅れたそうだ。この砂時計、AP通信で9月に話題になっていたものである。SATチームの管理人であるが、こういったアナログ的なものも意外に好きである。さて、この砂時計レミフェンタの半減期を計れということである。Ap通信にもかかれているが、レミフェンタニルは投与し続けても、CSHTがほとんど変化しない(3分)ため、OFFにしてから血中濃度が半分になるまでの時間が、3分計で計れるのである。現在、0.3μg/kg/min(定常状態)で投与していたとしよう。現在の予測血中濃度は、0.3×25=7.5ng/ml程度である。ここで、offにしたとすると、半分の3.75ng/mlになるのに3分、その半分の1.875ng/mlになるのにさらに3分、その半分の0.9375ng/mlになるのに3分とすると9分で1ng/mlを切る計算である。
また、導入時のレミフェンタニルを0.5μg/kg/minで開始、砂時計スタート、3分後に0.25μg/kg/minに減量すると、6ng/mlになるというシミュレーションがある(電脳麻酔ブログ:ヤンセン砂時計の使い方)。このタイミングを計ることができるのである。ストップウオッチでもよいのであるが、砂時計がおちるまでというのがせせこましくない。ストップウオッチだと競技のようで管理人は好きではない。今時はやるもの。それは砂時計である。
麻酔を失敗する
「手術を失敗する」という言葉はよく聞くが、「麻酔を失敗する」というのはあまり聞かない。しかし、手術に関しても上手/下手(じょうずへた)が問題になるのだから、死ななければよいという時代ではない。麻酔に関しても同様である。麻酔も上手/下手が問題になっているのである。とすれば、管理人はこれまで「麻酔を失敗する」という概念はなかったが、「麻酔を失敗する」という言葉を積極的に使っても良さそうである。麻酔科医には、常に麻酔は成功することを要求されている。「Failure is not an option」である。
実は、この「麻酔を失敗する」という話題は、日本麻酔科学会が本日発表した「「歯科医師による医科麻酔」に対する日本麻酔科学会の見解」の中に使われている言葉である。たしかに、下手な医師がやれば「麻酔は失敗する」のである。
2008年11月 4日
GasMan V4発売開始
GasManのバージョン4の注文が始まっている。FAXで注文するようだ。が、ちょっと心配なのは文面が3.1の時のままで、Mac OSXのクラシックモードで動くとか、Windows2000またはNTのライセンスとかいうところである。
個人ユーザーは$345+送料$35で入手が可能。
2008年10月23日
GasMan V4
これもASAで仕入れた話題。以前に紹介した、吸入麻酔薬のシミュレータGasManの新バージョンが2008年11月に正式なバージョンとして発売されることになった。
現バージョンは3.1で新バージョンは4である。間違って注文しないように!まだWEBではアナウンスがない。
i-gel
ASAに参加しています。そこでみつけた、LMAを駆逐するかもしれない気道確保のデバイスです。名前はi-gel(アイジェル)です。パキスタン人が作ったそうです。
これはすごいです。形状はLMAに似ていますが喉頭をシールする部分はゲル状の物質(シリコンより柔らかくひっぱってもちぎれない)でできていて、カフがない構造です。カフがなくてもフィットします。シャフトの部分はしっかりしていて、かまれてもちぎれません。おれても閉塞せず、陽圧換気時にも29cmH2Oの圧でも漏れません。prosealの様に胃管(細め)の挿入口もついています。極めつけは、通常のチューブ(7.0ぐらい?)が挿管できます。
挿入は簡単でLMAの様なテクニックは必要ありません。パキスタンでは学生が5秒で挿入するそうです。
米国で$19で販売されています。たぶんLMAより安いですが、日本に輸入して代理店を通すといくらになりますやら。
日本ではアコマが販売する予定のようです。
2008年10月 4日
1月の連休に大型エキスパートセミナーin Hiroshima企画
2009年1月10日(土)に、麻酔科エキスパートセミナーin Hiroshimaでは、3本立てのエキスパートセミナーを予定している。詳細は11月頃にアップする予定であるが、充実した企画にする予定である。昼前後から始める予定であるが、夜も何か企画を用意するつもりである。
「広島にお好み焼きを食べにくるついでにセミナーに参加しませんか?」がキャッチフレーズである。セミナーは無料である。
ちなみに、同じ時期に北海道ではエコーセミナーが開催される(参加費を見て驚いた)が、決してわざと日程をぶつけたわけではない。参加者はオーバーラップしないだろうという予測である。
2008年9月29日
第5回JB-POT受験記
永竜澪紗恭 先生よりいただきました。
第5回JB-POT受験記です。
------------------------------
私と同じくリベンジ常連者はどのくらいいるのだろうか.あまりいなさそうだ.
来年は更新者が大挙して受験するだろうから気分的には今回クリアしたいが..
ビデオ30題45問,昼食休憩60分,筆記120分80問.
今回から1人1台モニターが配置されました.斜めからみるよりやはり快適ですね.さて,ビデオ問題で今さらながら確信したのは,答えを選ぶのに時間がかかったときは次の問題にずれこまないことです.以降の問題で早く解き終わったときに戻って答えを選ぶのが良いです.そうでないと設問がじゅうぶんに読めないままビデオが流れると着眼点がしぼれません.ビデオが流れる前に設問から想像されるビデオ画像を予想イラストしてみるのも結構良い作戦かも.昼の弁当は少なくて近くのコンビニでホット飲料と肉まんを足しました.午後の筆記では,基礎で時間をくわないように.原理に詳しい成書を相当読み込んで理解を深めておかないとスラスラとは解けないのだと想像します.臨床問題では,心筋症と心膜炎に対する吸気の影響,収縮能と拡張能を規定するファクター,右室の容量負荷と圧負荷について,理解を深める必要を感じました.今回も筆記が難しかった.ビデオで75ポイント,筆記で45ポイント,総合60%でギリギリクリアしたいがきびしいね.
-------------------ここまで、、転載
■過去のJB-POT受験記など(msanuki.orgからのリンク)
管理人は2年前にJB-POTに合格したのですが、有効期限は5年、あと3年後までには再受験しなければなりません。今、過去の受験記を読み返してみると、、いろいろ思い出します。
特に、合格通知が届いたのは、管理人がTIVAで手術を受けた当日でした。
■永竜澪紗恭 先生は、昔からの戦う麻酔科医の仲間です。熱い麻酔科医の仲間が全国にいることを誇りに思います。
それから、管理人の世代の麻酔科医にJB-POTを受験して欲しいです。途中でJB-POTに合格するのをあきらめた先生方、ぜひ、来年はお願いします。
40代以降の先生には
難しいものから順に
JB-POT>麻酔科専門医試験>医師国家試験
でしょうか。
20代-30代前半では
JB-POT=麻酔科専門医試験>医師国家試験
かもしれません
2008年9月26日
エコーガイド下中心静脈穿刺
少し前に、麻酔ディスカッションリストで問題になっていたエコーガイド下中心静脈穿刺である。電脳麻酔ブログでもちょっとディスカッションになっている。管理人の意見は、エコーガイドですれば合併症は少なくなるかもしれないが、やはりこれまで同様のトレーニングが必要であると思う。中心静脈穿刺時の感触を大事にしなければ、見ながらやっても合併症を起こす可能性はある。エコーガード下で特にリアルタイム穿刺になると、両手使いになる上にエコーの特性を知っていなければならない。針が進んでくるのがエコーで必ず見えるわけではなく周りの組織が押しつぶされるのをメルクマールにして針を進める必要がある。さらに、アーチファクトについての理解も必要である。これらを考えると、初心者がすぐにできるというものではなく、十分に中心静脈穿刺ができるようになった人たちが、さらに確率を上げる(合併症の確率を下げる)ために利用するのがよいのではないかと思う。リアルタイム穿刺でなくて、観察だけであれば誰がやっても合併症起こさない(通常は)。いずれにしろ、一人で中心静脈穿刺ができない人がエコーを使ったからと言って中心静脈穿刺ができるようになるものではない。きちんとした指導者の下で学ぶ必要があるのだ。
※麻酔ディスカッションリストとは麻酔科のメーリングリストです。登録をすればディスカッションに参加できます。
2008年9月25日
SATチーム員募集中
SATチーム員を大募集中である。今後の麻酔科医は、新しいものにどんどん慣れていく必要がある。「あれは、難しいからいや、これは、めんどくさいからいや」などと言っていては、新世代の麻酔科医にはなれない。そこで、どんな新しい技術やどんな新しい機器が出ても,"物怖じ(ものおじ)"しない麻酔科医を養成します。SATチームはそんなチームです。
特に、初期研修医で麻酔科に興味のある先生がた、ご応募をお持ちしています。まずは、見学にどうぞ。こちらに、見学のお申し込みをお願いします。
SATの略は何かって?以下から選んでみて。
(1)Sanuki Anesthesia Technology
(2)Super Anesthesia Training
(3)Super Anesthesiologist's Trainers
(4)Sugoi Anesthesia Teaching
(5)Sekaino Analog Technique
(6)Superior Anesthesia Technicians
(7)上記のどれでもない
2008年9月21日
スーパー麻酔科医
今、麻酔ディスカッションリストで、「スーパー麻酔科医」が話題になっている。「スーパー外科医」が、マンガやテレビドラマでは取り上げられるのに、どうして「スーパー麻酔科医」は取り上げられないか ?なぜ、麻酔科医は「麻酔科医」と一くくりで、外科医の場合は名人だけをとりあげるのかという疑問が話題になっています。
スーパー外科医は絵になりやすいけれども、スーパー麻酔科医は描きにくい、そもそも、どんなのを「スーパー麻酔科医」と定義するかということが一般人にはわかりにくい。もしかすると、麻酔科医の中にもわかっていない方がいるかもしれません。「スーパー外科医」は、俺はスーパー外科医だ!あるいは、カリスマ外科医だ!という自負を持っている方がいるでしょう。確実にいます。
しかし、「スーパー麻酔科医」の一般人に理解できるイメージがない以上、俺はスーパー麻酔科医だと宣言できる人もいなければ、まわりもスーパー麻酔科医を見つけることはできないのかもしれません。
そこで、管理人は「スーパー麻酔科医」のイメージを提案します。
「スーパー麻酔科医」とは
(1)どんな状況でも騒がない(冷静沈着)
(2)麻酔に関する手技はしらっとおわっている(かつ合併症を起こさない)
(3)麻酔導入や維持、覚醒に不安がない(きちんと時間通りに、理論的かつスマートに、先手の麻酔が実践できる)。もちろん、術後(状態、鎮痛)のこともきちんとカバーできる。
(4)術者をコントロールするのがうまい
(5)術前評価がきちんとできて、負ける手術は手術前に何とかする(いろいろな意味で)
(6)自分ができることを自慢しない
(7)仕事に悲壮感がない
(8)新しい技術や考え方を勉強し、常に実践できている
(9)状況に応じて対応できるので、道具や機器がなければないなりに行える
(10)外科系の医師や看護師、コメディカルからの信頼が厚い
時に、すごいことに気づく患者がいるが、当然のことのようにふるまえる
(もしかすると、これは絵になるかも)
2008年9月 7日
サイバーチームとアナログチーム
管理人のチームは、当科では密かに「サイバーチーム」とよばれている。特に、「アナログチーム」の方々は、そう言った呼び名でよんでいる。「アナログチーム」は、それ以外の方を呼ぶかと言えばそうでもない。中間的な方々も存在するみたいである。
管理人には、「サイバーチーム」とわれても、あまりピンとこない。できれば、「SATチーム」ぐらいにしてほしい。サイバーとはWikipediaによると、「コンピュータの」「インターネットの」等を指す形容詞らしい。直訳すると、「コンピュータのチーム」となり、なんだかな~。
ちなみに、その「SATチーム」は現在、5名である。この方面で、来年から一緒にやってくれる麻酔科専攻医(いわゆる後期研修医)を大募集中である。できれば、2桁の構成員にしたい。
「SATチーム」のSATは何の略かって?いずれ発表したい。
2008年9月 2日
麻酔情報管理システム(AIMS)
麻酔情報管理システム AIMS(Anesthesia Information Management System)が、昨日から当科で稼働している。いわゆる、自動麻酔記録システムである。
開発しているのは、P社で、製品名をORSYS TETRAという。第4世代という意味が込められているらしい。これまでの自動麻酔記録は、かなり不満があったので、いろいろ要望をだしている。
手加減しているつもりではあるが、これらの要望がかなりきついらしく、ちょっとメーカーはつらそうである。
今回は結構気合いがはいっているらしく、稼働したとたん、担当責任者?が倒れてしまった(お大事に)。早めの復活を祈っている。
内容に関しては、おいおい紹介していきたいが、管理人が目指しているのは「麻酔が楽しくなる」システム、「麻酔の安全につながる」システムである。
2008年9月 1日
2008年8月29日
ご静聴ありがとうございました(最後のスライド)
いろいろな先生の講義を聴いていると「ご静聴ありがとうございました」とスライドの最後に表示されることがある。管理人は、いつもこれを見て笑ってしまうが、最後だからその先生に間違いだと伝える機会がない。「ご静聴」というのは、話の始めに「ご静聴願います」などのように使い、「静かに聞いてください」という意味である。本来は「ご清聴ありがとうございました」と表記するのが正しいのである。医学系のセミナーや学会の講演などで、半数以上が「ご静聴ありがとうございました」と表示している。これではせっかくの講演内容が台無しである。
管理人は自分の講演には、最後に「ご清聴ありがとうございました」と書かないことにしている。理由は、もっと別のスライドを出す必要があるからである。最後のスライドが「ご清聴ありがとうございました」と書いた風景画はあまりスマートではないと最近考えるようになった。
もっと身のある、印象に残るスライドを出すべきである。次回の講演のスライドの最後を何にしようか悩んでいる。それほど最後のスライドは大切である。
2008年8月20日
人生の「レベルアップ」はある日突然ドアを叩く
レベルアップに関して管理人の考え方と同じことを書いているページがありましたので紹介します。
人生の「レベルアップ」はある日突然ドアを叩く という記事です。レベルアップに関しては、努力したら努力しただけレベルアップするわけではなく、階段状にレベルアップしていくのでと考えています。スロープではなく階段です。ということは、レベルアップするためには次の階段のところまで継続しないとステップを上れません。ドラクエのレベルアップと同じという表現も好きです。まさに、ドラクエです。
2008年8月22日
認知症治療薬CNB-001
カレーの成分を元に作られた「CNB-001」が記憶力を増加させるかもしれないという発表がされています。蔵野大学(東京都西東京市:寺崎修学長)薬学部 阿部和穂教授が、ターメリックの含有成分からヒントを得て合成した化合物『CNB-001』にマウスの記憶力を向上させる効果があることを発見 しました。
ターメリック(ウコン)には、クルクミンという化合物が含まれていて、肝臓の保護作用は広く知られています。脳に対しては、抗酸化作用による脳の保護効果、さらにはアルツハイマー病の原因物質ではないかとされている「アミロイドβ蛋白」の蓄積を防ぐ効果があります。これらのことから、クルクミンの効用を研究することにより、アルツハイマー病治療・予防薬の開発に役立つのではないかと考えられてきました。そこで、クルクミンの化学構造を少しだけ変えた化合物(CNB-001と命名)を作ったら、神経保護効果だけでなく「記憶力を高める作用」を認めることができたという話です
アルツハイマーの研究についてはAP通信のT先生の十八番ですが、今回は管理人が先に書いてしまいました。これは、インドには認知症が少ないことから始められた研究です。毎日カレーを食べていれば、認知症にはならない?インド人の記憶力の源はカレー?など想像に過ぎませんが今後の展開が楽しみです。
ちなみにターメリックは和名ではウコンです。ウコンの力(ハウス食品)ですかね。これにはクルクミンが30mg含まれているようです。クルクミンは昔から注目されていて、カレーなんかがよいと書いてあるAllAboutの記事もあります。
2008年8月14日
2008年7月19日
初期臨床研修制度の不具合の修正?
2008/7/18に開催された 厚生労働省の医道審議会医師分科会(医師臨床研修部会)で、来年度の研修から、スーパーローテーション方式の現行制度を見直し、特定の科に重点を置いた研修を実施できるようモデル事業を行うことが決まった。さらに、地域枠・奨学金を受けている医学生については、マッチング制度の対象外とすることが決まった。総合的に患者を診ることができる医師を養成するという卒後臨床研修の大義名分が崩壊するに等しい。スーパーローテーションではなく、実質的にストレート研修になるからである。管理人は、元々、総合医が2年で養成できるとほ思っていなかったのでスーパーローテーションには大反対である。形だけスーパーローテーションをしてみても時間の無駄である。むしろ、その分興味がある専門科の研修をした方がよっぽど、研修医には役に立つ。強制的に総合医を養成するという大義名分で2年間しばりつけてもならない。なぜ、総合医を養成したかったのだろう。地域医療のためだとすれば、本末転倒である。そうではないとしても強制的に総合医を養成するのではなく、総合医が魅力があることを示して、それに向いている資質の医師を養成すべきである。
一方、スーパーローテーションを行うことで明らかになったことがある。それは、仕事がきつい診療科は人気がないということ。しかし、これもおかしな話で、仕事がきついから選ばないというのはいかがなものであろう。医師の仕事自体、きついものである。そういう職業であるはずだ。ある程度の負荷はあるはずだが、その先にはしっかりとした信頼できる医師像が形成できるはずである。あるレベルを乗り越えないと、きちんとした医師にはならない。何科を目指すにしてもそうであろう。
さらに、おかしいのは初期研修医制度のみマッチングして、あるていど広くシャッフルしておいて、その後のコースは、ご自由にというところである。これでは、都会に偏在するのは目に見えている。誰も、地方都市にはあつまらない。しかし、医療というのは、その土地土地にローカライズされて存在していることを忘れてはならない。初期臨床研修のマッチングをある一定の範囲内(地域)にローカライズさせるべきではなかろうか。
そのための、魅力ある初期研修プログラムとしては、独自のストレート研修でなかろうか。スーパーローテーションしたい研修医はそれを選べばよろしい。ストレート研修したい研修医はストレート研修をえらべばよろしい。どう見積もってもストレート研修の方が研修医も指導医もやる気が出るはずである。
初期臨床研修プログラムのスーパーローテーションは、至る所で評判が悪い。
今回の不具合の修正は、大学病院限定の措置だが、もっと一気に日本国中の初期臨床研修病院で同じことをしてみるとよいのではないだろうか。
管理人は、新たな初期研修制度の動きに注目している。そして、スーパーローテーションのマッチングが最終的には廃止されるのではないかという期待を抱いている。
2008年7月16日
がんばりましょう、番外篇
テレビドラマや小説などでも、最近は麻酔科医の活躍を取り上げているものが多い。その中で、管理人がチェックしているのは医療の常識としておかしな場面があるかどうかである。多くの医療ドラマは、オーバーで滑稽であるが、一般人にはオーバーでないとうけない。特に、麻酔科医が登場するものは、外科医がスーパードクターであることが多く麻酔科医もかっこよく描かれているのが常である。
さて、「がんばりましょう」であるが、ドラマや小説のどの場面で使っているかをチェックしてみるとまた、新たな楽しみかたができる。たいていは、がんばりましょうというのは麻酔科医ではなく看護師である。特に予定手術が狙い目である。看護師、それも看護師長や看護主任が「がんばりましょう」と声をかけることが多い。病棟看護師はまだ許せるのだが、手術室の看護師が、これから全身麻酔の導入をするときになって「がんばりましょう」というのは許せない。
最近、発行された麻酔科医を扱った小説で、この場面が描写されている。まだ、読んでいない人もいると思うので、答えは明かさないでおく。果たしてどうなのか。
2008年7月 3日
がんばりましょう、その後
以前に、「がんばりましょう」は全身麻酔を受ける手術直前の患者にはふさわしくないことを書いたが、その後に気づいたことがある。病棟看護師の中に、数人、「がんばりましょう」と言わない看護師がいる。数人のうち、何人かに聞いてみた。どうして「がんばりましょう」と言わないのか。やはり、がんばりましょうはおかしいとの答え。もう一つわかったことがある。ある一定期間、手術室での勤務経験があるということだ。たしかに、患者を受け入れる側の(ある程度経験のある)手術室看護師は「がんばりましょう」とは言わない。手術室看護師といえども、新人は別である。
これらを考え合わせてみると、手術室でどんなことをするのかが、きちんと理解できているということが、大切なのではないだろうか。中堅までの外科医は、やはり、手術や麻酔というものを(きちんと)理解できていないのではないか。という疑問がわいてきた。
しばらく、外科医と看護師の観察を続けてみようと思う。
2008年7月 5日
麻酔科を知る日(初期研修医)
広島大学病院麻酔科では「麻酔科を知る日」という見学会を開催します。夏休みを利用して広島大学の麻酔・疼痛治療科に見学にきませんか。特に、初期研修医で麻酔科を十分に理解できなかった方々にきていただきたいと考えています。麻酔科の魅力を伝えます。随時、見学は受け付けていますので、まずはメールをお願いします。広島大学の麻酔科は退屈させません。また、広島で麻酔科医療をやってみたい先生も随時、見学を受け付けています。
◆「麻酔科を知る日」問いあわせ先(広島大学病院麻酔・疼痛治療科)
2008年6月30日
第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島
第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島が2008/6/27(金)~6/29(日)に石垣島で開催された。レポートをかねて少しシリーズで紹介します。早速、電脳麻酔ブログでも紹介してくれています。多くの若い先生方が、有意義に学んでいただけたセミナーであったと思います。
では、写真の紹介から![]()
2008年9月12日
手のひら筋肉
2008年6月27日
麻酔科耳
「英語耳」と言う言葉がある。英語を聞き取れるようにするための耳という意味だそうである。
あるとき、麻酔科医が研修医に「がすとろか」と言ったそうである。研修はきょとんとして、何も返事しない。「がすとろか」と全身麻酔中に言ったらば、それは採血をするに決まっている。研修医は何度聞いても聞き取れない。なぜか。麻酔科耳が鍛えられていないためである。麻酔科の後期研修医に同じ発音で同じペースで言ってみる。100%聞き取れる。
「麻酔科耳」は、あきらかに存在する。同じ環境にいるものだけが、理解できる速度の言葉がある。
2008年6月26日
かめぜ
研修医A「この患者さんは、かめぜがあります」???
指導医「・・・」
"かめぜ"ってなんだろう...
"亀ゼリー"なら知っているが、と指導医の頭の中には???が駆けめぐった。俺の知らない医学用語を最近の研修医は学生の頃習ったのだろうか。他科の先生に習ったのだろうか。
指導医は研修医に聞く勇気はなかった。
しばらく、???が駆けめぐっていたが何とか落ち着いてきた。まーいーか。
そうこうしているうちに、研修医どうしで「かめぜ」について話を始めた。
研修医B「朝のカンファレンスで発表していた"かめぜ"って何?」
研修医A「これこれ」「麻酔申し込みに"亀背(+)"」と書いてあるよ。
研修医B「それは、きはいと読むんじゃなかった。」
研修医A「え~。そうなんだ。猫背(ねこぜ)と言うのがあるので、てっきり亀背(かめぜ)と読むと思ってた。でも、朝のカンファレンスで誰も指摘しなかったね。」
研修医B「指導医の先生たち、意味がわからなかったんじゃないの?」
研修医A「ググってみようか。本当は"かめぜ"って読むかも?」
2008年6月23日
気管挿管トレーニング DVDがAmazon.co.jpに登場
管理人が出演している「頭で理解し 身体で覚える 気管挿管トレーニング DVD」がついにAmazon.co.jpから購入できるようになっている。Amazon大好きな管理人としては大変うれしい。
2008年6月21日
JB-POT人気再燃
第5回JB-POT認定試験が、9月に東京で開催される。200名の定員で、申込期間は6月1日から7月31日であったが、6月17日の時点で定員に達してしまったという。すごい人気である。合格者一覧にある受験者数の推移を見てみると、受験者は第1回(東京)が280名、第2回(岡山)が171名、第3回(長崎)が108名、第4回(福岡)が185名である。直近の3回は200名に達していない?可能性もある。第4回までは受験地が日本心臓血管麻酔学会の開催地であったため、開催地にも影響されていたのかもしれない。今年は、沖縄で11月に日本心臓血管麻酔学会が開催されるため、今年からはJB-POTの受験地は東京に固定された。これが、奏功したのだろうか。あっという間に定員に達してしまった。この試験、ビデオ問題が出題されるためビデオの視聴環境が大切である。今回からは一人一台の液晶モニターが提供されるので、受験環境としてはすばらしいはずである。これまでは2人に1台であったのでモニターの位置が遠くて斜めから見ていたので、どうもよくなかった。首が疲れる、隣を見たと勘違いされやすい、液晶を斜めから見るのでどうも何かを見落としたのではないかという不安に駆られるなど受験環境はあまりよくなかった。管理人は3回の受験経験(2回落ちて3回目に合格した)から意見を述べたが、これがいよいよ実現された形になった。ちょっとうれしい。
2008年6月 9日
GasManのベータ版
GasManという吸入麻酔薬のシミュレーションソフトウェアが、新しいバージョンを出す予定らしくて現在、ベータ版のテストを行っている。ベータ版とは正規版をリリースする前にユーザにボランティアでテストを依頼することがある。ようやくVISTAとMac OS Xに対応するらしい。管理人がアクセスしたところ、ベータ版でバグが出たので、次のベータ版のリリースまでに数日かかるとのアナウンスがあった。このベータ版を使用するに当たっては、覚悟が必要。動かないだけでなく、もしかするとPCを破壊したりするような大きなリスクがあるかもしれない。それがいやなら、正規版がでるのを待って購入するしかないであろう。
2008年5月23日
2008年5月22日
医介輔(いかいほ)
介輔(かいほ、Medical Service Man)とは、Wikipediaによると、第二次世界大戦後のアメリカ占領下の沖縄・奄美諸島において認められた代用医師のことである。医介輔(いかいほ)とも呼ばれる。開業に当たっては僻地に限ること、抗生物質や麻酔薬を自由に使えないこと(後に制限解除)、手術が行えないなど多くの制限が加えられたが、医師不足の離島などでは歓迎された。
一方、米国には「Physician Assistant(PA)」という医療従事者資格があり、当該専門職大学院を修了した者に対しその資格を付与している。同様に登録看護師であって修士以上の学歴を有し専門試験に合格した者に対し、「ナースプラクティショナー」という高度な看護師資格を与えている。初期医療行為をPAやナースプラクティショナー自身の判断で行うことができ(州によっては医師の指揮下における)るため、本邦における介輔と近似した医療資格とされている。
2008年5月21日
バイバイキーン
病院の中での話。先日、外来から手術室に向かって歩いていると、細菌検査室の前に検査技師さんらしき人が立っていて、立ち話をしている。話をしている相手が帰るというので、もう一人の人は、なんと「バイバイキーン」と手を振って見送っていた。始め、管理人は耳を疑った。30過ぎ?(そう見えた)の大人が挨拶に「バイバイキーン」はないだろう。それも、結構人通りの多い廊下でである。耳を疑ったのは管理人だけではなかったようで、他の通行人もしばらく歩いたところで、首をかしげていた。言動には気をつけたいものである。
※バイバイキーンとは、ばいきんまんが逃げるときに発する言葉
2008年5月17日
RE:「ベッド移動とかけ声」論
沖縄県のある先生から、「ベッド移動とかけ声」論の内容に関してコメントをいただいた。
ベッド移動時のかけ声は、
(1)「いち・に・さん」
(2)「いち・にの・さん」
(3)「いち・に~の・さん」
(4)「いち・いっ・さん・ハイ」
のうち、沖縄では(4)であるらしい。また、本州で働いたときには、(2)であったためリズムを合わせるのに苦労したとのことである。じつは(3)は正確に書くと「いち・に~・の~・さん」で、4拍子である。最後の発声のところで移すとすれば(1)(2)は3拍子、(3)(4)は4拍子ということになる。
2008年5月 7日
RE:福井大学での講義
AP通信に「福井大学での講義」という記事が掲載されている。ここに書いてあるとおり、Tsunetan先生の次が、京都大学の瀬川先生、その次が管理人ということで、福井大学に招かれて講義を担当させていただいた。特別講義は、偉い教授を招いてするものだと相場が決まっているが、さすが重見先生、よいアイデアであると感じた。学生には、どううつったかはわからないが、管理人はかなりの手応えを感じた。珍しかったのであろう。講義に動画と音声を導入してみた。動かないスライドで言葉で訴えても響かないのならマルチメディアでというのがよかったのかもしれない。Tsunetan先生がかかれているように、ほぼ全員が出席している感じ。さらに、午後おそくの講義にもかかわらず、つまらなそうにしている学生は少なかった。重見先生からの注文は、"麻酔科の臨床実習の前にカツを入れる"のと"麻酔科の魅力を語る"ことであった。管理人としては、あまりしゃべりすぎない。内容を盛りだくさんにしない。ことに注意をして構成したつもりだ。
麻酔科の魅力として、麻酔科の仕事の広がりや、麻酔科医のQOL、これからの麻酔科について希望のもてる内容にしたつもりであったが、果たしてどうとらえたのだろうか。マルチメディアで説明したのは、管理人の最近の十八番である"麻酔トレーニング"シリーズ中で最強の"気管挿管トレーニング"である。学生にもうける内容であったようだ。麻酔科医の得意とする身近な内容を自信をもって話せば、よいと思った。
Tsunetan先生のようにしゃべり倒したというほどではないが、いつも通りの調子で講義ができました。また、呼んで欲しいです。
2008年5月 4日
がんばりましょう
全身麻酔を導入しようとしていると、患者に向かって「がんばりましょう」という人々がいる。管理人は、この「がんばりましょう」を許容できない。全身麻酔状態になっている患者が何をがんばるのか?
通常、患者さんに向かって「がんばりましょう」というのは、せいぜい「一緒に、がんばりましょう」というべきであろう。それも、入院とか治療とかを始める前にかける言葉である。これから、全身麻酔を導入しようとしているときに「がんばりましょう」というのは、大抵、お気楽な中堅以下の外科医である。それも、こういっては悪いが、手術はあまりうまくない。研修医がそれをまねしているのを見かけることもある。がんばるのは、医療サイドであって全身麻酔で手術を受ける患者さんががんばるのはおかしい。口癖でいっているのであろうが、ちょっと考えて欲しい。
もう一人、手術室に入ろうとしている患者に「がんばってください」と声をかける病棟看護師もいる。何か言わないと気が済まないと思っているのだろうが、これも変である。
「がんばる」以外の日本語を知らないのだろうかと、思ってしまう。もし、声をかけるなら「安心してくださいね。きっとうまくいきますよ」とか「日勤中に終わったら、私が迎えに来ますからね」とかいくらでもかける言葉はあるだろう。「がんばる」というのは、一見べんりな言葉のようだが、手術直前の全身麻酔を受ける患者さんに向かっていうのは、ちょっと許容できないのである。
2008年4月30日
系統講義への挑戦
昨年から,勤務先が大学になった関係上,医学部の学生に系統講義をする機会が増えている.単元ごとの内容で、何も知識のない学生のモチベーションを講義の最後まで維持させておくことは至難の業である。このことは、AP通信でも「自省」で痛切に語られている。以前は、講義の途中にミニテストを挟んだりすることで何とかしようと考えていたが、これは姑息な手段であると思うようになった。最近は、それだけでなく講義のはじめに少し、今回の講義が何に役立つかを話すようにしている。また、できるだけ講義中に覚える、理解するようにするために、何度も似たような図解を使用する。また、動きのあるものを必ず入れることにしている。文字だけ羅列したスライドは、まとめ用として使用するが、それだけでなく図解で内容を理解しやすくする工夫をしているつもりである。また、動画やFLASHなどを使って動きのあるスライドを入れている。学生の系統講義がもっとも難しいと思う。医師や看護師相手の場合は、聞きたい人が集まっているため、聴衆が熱心で、文字のみのスライドが中心だとしても話で何とかなることがある。また、スライドが少しぐらい綺麗でもだめなのである。これが、医学部の学生の系統講義では通用しないのだ。
2008年4月22日
Anesthesia&Analgesiaの無料英文校正サービス
IARSの会員にかぎってAnesthesia&Analgesiaの投稿前の無料英文校正サービスを行っている。これは、画期的なことで私の知る限り初めてである。現在IARSの会員でないかたは、会員になる必要があるが、日本の学会に比較するとc/pはよい。
2008年4月16日
レーザーポインター論
プレゼンの時にはレーザーポインターがあると便利である。画面が動いても、適当にレーザーポインターで追いかけて示すことができるからである。しかし、最近、レーザーポインターを使わない(使えない)講演を依頼されることがある。それは、別の部屋で同じ画面を見ている場合や、2面同時に同じ画面を左右に置かれている場合である。横長の会場とか、複数部屋の会場の時には、演者がひとつの画面をレーザーポインターで示しても、もう一方の画面では指し示したものが、何かわからないのである。そこで、こういった場合にはプレゼンの画面に指し示したいものをマークする必要がある。静止画の場合は簡単だが、動画の場合はプレゼンファイルを作成しなおすのが面倒である。レーザーポインターはなくても、指し示しているものがわかるような工夫は、はじめから盛り込んでいたほうが良い。これが、管理人の最近のプレゼンである。
どうしても、途中でレーザーポインターが欲しければ、そこだけレーザーポインターを使えばよい。
レーザーポインターは赤ではなく緑がやさしいし、流行である。管理人も以前、msanuki.orgで紹介したように緑のレーザーポインターを使っている。最近は、赤も持っていて2刀流でやることもある。
赤でよければBluetoothマウスに内蔵されたmicrosoftの製品がお勧めである。
以下は何れもmsanuki.orgの記事
■緑レーザーポインターとバリアフリープレゼン
■レーザーポインターと3面のスクリーン
■レーザーポインターを使うプレゼン
■レーザーポインターを使わないプレゼン
■レーザーポインター(その後)
2008年4月 2日
RE:日本光電のモニターにiPod touchが潜んでいた!?
以前に「日本光電のモニターにiPod touchが潜んでいた!?」という話題を掲載した。日本光電社の関係者の方からメールをいただいた。
--------------------
ご無沙汰しております.
讃岐先生のブログで「日本光電のモニターにiPod touchが潜んでいた!?」
楽しく読ませて頂きました.
一応名誉のため....
*バグではございません.通常動作です.
*盗作ではございません.10年以上前から本機能は実装されています.
今後ともよろしくお願いいたします.
-----------------
管理人が「潜んでいた」という表現を使ったために「バグではございません」というお返事。わかる人にはわかると思うのだが、「潜んでいた」で想像する主語は「バグ」である。本当は「潜ませていた」と書きたかったのだが、もっと印象が悪いかなと思い、「潜んでいた」と表記した。本当は「搭載されていた」と書いた方がよかった。反省反省(^^;)
10年前から搭載されているというお返事にもびっくり!?そんなに前から!
管理人からの要望であるが、生体情報モニターにタッチパネルを搭載しているメーカーはこれぐらいのギミックを潜ませて欲しい。今後、新しく開発されるモニターはこの程度の仕掛けでは、若手のユーザーは満足しないだろう。モニターにも"驚き"や"感動"が必要である。もちろん、使い勝手が犠牲になってはいけない。
2008年3月29日
「ベッド移動とかけ声」論
ベッド移動時のかけ声は、どれだろうか?
(1)「いち・に・さん」
(2)「いち・にの・さん」
(3)「いち・に~の・さん」
(4)「いち・いっ・さん・ハイ」
(2)または(3)の人がおおいのではなかろうか。いまはERの「ワン・ツー・スリー」のかけ声の影響で(1)も増えているかもしれない。(4)はあまりいないだろうが、管理人の家のもう一人の麻酔科医は(4)だそうである。(4)の場合は、おそらく「さん」で移動して着地するときに「ハイ」と言っているのではないかと思われる。しかし、(1)(2)と(3)(4)では、拍子に大きな違いがある。3拍子と4拍子なのである。(1)(2)は3拍子、(3)(4)は4拍子である。日本人が心地よく感じるのは4拍子であるという説がある。別宮貞徳氏が説く、「四拍子文化論」である。「和歌や俳句の七五調(あるいは五七調)と云うものも、 休止符を入れて楽譜にすると、2音節4拍子であると指摘し、これに反して、 英語は 「強-弱-弱」 の3拍子であると対比させた上で、日本文化4拍子論を展開する。 そして、最後に、1つの仮説として、4拍子 (すなわち2拍子2回) は歩行のリズムであり、 3拍子は乗馬のリズムであり、彼我の違いは農耕民族と騎馬民族の違いに由来するのではないかとしている。 」。これを読むと、納得してしまう管理人である。
研修医の方々の中には、(3)「いち・に~の・さん」の場合が多いので、(1)「いち・に・さん」に、管理人が矯正してみるのだが、自然に(3)「いち・に~の・さん」にもどってしまう。3拍子と4拍子の両方が存在すると、ベッド移動時のタイミングが合わないので、4拍子にそろえるのがよいのではないかと思うようになった今日この頃である。いかがであろうか。
■Amazon:日本語のリズム ―四拍子文化論( 別宮 貞徳 )
■筑摩書房:日本語のリズム ―四拍子文化論( 別宮 貞徳 )
■ キロ、メガ、ギガ、テラ (数の接頭語)
![]()
2008年3月26日
2008年3月23日
「術中覚醒」が議論を呼んでいる
術中覚醒が麻酔ディスカッションリストで話題になっています。事の発端は、The New England Journal of Medicineが術中覚醒とBISに関する論文(Anesthesia Awareness and the Bispectral Index. N Engl J Med 2008; 358 : 1097 - 108 )を取り上げられた事によります。しかし、この論文は結論の導き出し方に、かなり無理があります。読んでいただければわかります。2000例を対象に2群に分け各群の術中覚醒の頻度は2名ずつです。発生率が少ないので、とても2000例から導き出すには統計学的にも無理があります。
術中覚醒の問題点は、術中覚醒を体験した患者がPTSD(Post-traumatic stress disorder)になる可能性があるということです。すべての患者が、PTSDになるわけではありません。たとえば、わざと術中に覚醒させて機能をみる手術(awake craniotomy)などでは、PTSDになる患者はいません。術中に覚醒したことが、PTSDになる状況でない場合には、術中覚醒してもPTSDにはなりません。術中に覚醒させることをあらかじめ話しておいて、覚醒していた状況が本人にとって苦痛でなければ問題ではありません。術中覚醒してPTSDになる状況は、覚醒した時に苦痛であると感じている必要があります。通常は、麻酔科医が術中覚醒が起きていることに気づかなくて、不意に覚醒している状況でおこります。麻酔薬や鎮痛薬がうまく投与されておらず、覚醒状態になってしまって動けない、痛い、つらいといったような状態です。麻酔科医が覚醒していないと信じていて、種々の麻酔処置や手術操作が加わっている状況です。また、手術の真っ最中でなくて、麻酔のかけ始めだったり、麻酔からの覚醒間際にも、覚醒していて患者さんがPTSDになりうる状態があるのではないかと想像されます。
管理人は、麻酔のかけ始め麻酔からの覚醒間際で明らかに覚醒していないであろうと思っても、必ず、患者さんに「大丈夫ですからね」、「○○しますよ」と声をかけている。術中覚醒は、術中のすべての時点で覚醒しているわけではありません。麻酔が浅い状態になったとき、麻酔のかかりはじめや麻酔のさめぎわに、覚醒している可能性があるからです。
全米で昨年末に公開されたawakeという映画が、2008年には日本でも公開される予定です。それによると、700人に1人は術中覚醒を体験しているとされますが、通常、術中覚醒にきをつけて麻酔管理をおこなっている管理人にとっては大変、頻度が高い数字であるという印象です。
2008年3月21日
TIVA教育アンケート(中間報告)
msanuki.comでTIVA実施状況と教育のアンケートを1週間ほど前から行っています。対象は(後期研修医を含む)卒後3年目以降の麻酔に従事する医師(約200名を目標)です。TIVAの実施状況と初期研修医や後期研修医以降の先生に教えるときのことをお答えいただくものです。
現在までに約100名の方にお答えいただいております。40歳代、50歳代の先生からのお答えが多く比較的若手の先生の回答が少ない傾向です。卒後3年目以降の先生が対象ですのでTIVAを行わない先生もご参加いただければ幸いです。
尚、この結果は2008年6月12日(木)に第55回日本麻酔科学会のTIVA教育に関するランチョンセミナーでご報告します.よろしくご協力のほどお願い申し上げます.
以下のURLをクリックして開始してください.
↓
http://msanuki.com/TIVAe.html
2008年3月14日
宗教的輸血拒否に関するガイドラインとフローチャート
日本麻酔科学会のWEBサイトに、宗教的輸血拒否に関する合同委員会が作成した「宗教的輸血拒否に関するガイドラインとフローチャート」が出ています。医療側が最後まで無輸血治療を貫く場合と無輸血治療が難しいと判断した場合についての方針がかかれています。是非ご一読ください。
2008年3月10日
麻酔診療点数の重症患者分類が変更されている
麻酔診療点数(保険請求)の重症患者の分類が変更されています。念願だった、肥満患者に関してもBMI 35 以上 で重症患者として請求できます。
これまでは、
ア NYHAIII度以上の心不全
イ CCS分類III度以上の狭心症
ウ 心筋梗塞発症後3月以内のもの
エ 大動脈弁閉鎖不全,僧帽弁閉鎖不全又は三尖弁閉鎖不全であって,II度以上のもの
オ 大動脈弁平均圧較差50mmHg以上の大動脈弁狭窄,僧帽弁平均圧較差10mmHg以上の僧帽弁狭窄
カ 動脈血酸素分圧60mmHg未満,又は動脈血酸素分圧・吸入気酸素分画比300未満の呼吸
不全
キ 1秒率70%未満かつ肺活量比70%未満の換気障害
ク 治療が行われているにもかかわらず,中発作以上の発作を繰り返す気管支喘息
ケ HbA1c8.0%以上,空腹時血糖160mg/dL以上又は食後2時間血糖220mg/dL以上の糖尿病
コ 血清クレアチニン値4.0mg/dL以上の腎不全
サ Child- Pugh分類B以上の肝不全
シ Hb6.0g/dl未満の貧血
ス PT-INR2.0以上の凝固能低下
セ DIC
ソ 血小板数5万/uL未満の血小板減少
タ SIRSを伴う敗血症
チ ショック(収縮期血圧が90mmHg未満となるもの)
ツ 人工呼吸,心肺補助,大動脈内バルーンパンピング,又は透析を行っている者
テ 植込み型ペースメーカ又は植込み型除細動器を使用している者
だったが、2008年4月以降は、
ア 心不全(NYHAⅢ度以上のものに限る。)の患者
イ 狭心症(CCS分類Ⅲ度以上のものに限る。)の患者
ウ 心筋梗塞(発症後3月以内のものに限る。)の患者
エ 大動脈閉鎖不全、僧帽弁閉鎖不全又は三尖弁閉鎖不全(いずれもⅡ度以上のものに限る。)の患者
オ 大動脈弁狭窄(大動脈弁平均圧較差50mmHg以上のものに限る。)又は僧帽弁狭窄(僧帽弁平均圧較差10mmHg以上のものに限る。)の患者
カ 植込み型ペースメーカ又は植込み型除細動器を使用している患者
キ 先天性心疾患(心臓カテーテル検査により平均肺動脈圧25mmHg以上であるもの又は、心臓超音波検査によりそれに相当する肺高血圧が診断されているものに限る。)の患者
ク 原発性肺高血圧症(心臓カテーテル検査により平均肺動脈圧25mmHg以上であるもの又は、心臓超音波検査によりそれに相当する肺高血圧が診断されているものに限る。)の患者
ケ 呼吸不全(動脈血酸素分圧60mmHg未満又は動脈血酸素分圧・吸入気酸素分画比300未満のものに限る。)の患者
コ 換気障害(1秒率70%未満かつ肺活量比70%未満のものに限る。)の患者
サ 気管支喘息(治療が行われているにもかかわらず、中発作以上の発作を繰り返すものに限る。)の患者
シ 糖尿病(HbA1c8.0%以上、空腹時血糖160mg/dL以上又は食後2時間血糖220mg/dL以上のものに限る。)の患者
ス 腎不全(血清クレアチニン値4.0mg/dL以上のものに限る。)の患者
セ 肝不全(Child-Pugh分類B以上のものに限る。)の患者
ソ 貧血(Hb6.0g/dL未満のものに限る。)の患者
タ 血液凝固能低下(PT-INR2.0以上のものに限る。)の患者
チ DICの患者
ツ 血小板減少(血小板5万/uL未満のものに限る。)の患者
テ 敗血症(SIRSを伴うものに限る。)の患者
ト ショック状態(収縮期血圧90mmHg未満のものに限る。)の患者
ナ 完全脊髄損傷(第5胸椎より高位のものに限る。)の患者
ニ 心肺補助を行っている患者
ヌ 人工呼吸を行っている患者
ネ 透析を行っている患者
ノ 大動脈内バルーンパンピングを行っている患者
ハ BMI35以上の患者
となり、請求時のカタカナ記号も変更になっています。
先天性心疾患、原発性肺高血圧症、完全脊髄損傷、BMI35以上 の4項目が新たに追加されたようです。
2008年3月20日
「なぜできないか」ではなく,「どうしたらできるか」
研修医の先生を見ているといろいろなタイプがいる。気になるのは、「なぜできないか」と反省モードに入ってしまう研修医の先生である。気管挿管でも中心静脈確保でも、なんでもそうであるが「なぜできないか」というのは、決まった枠に当てはめて考えるタイプである。最近の医療系の研修プログラムには型にはまったことをしないといけない場合が多い。世界標準のBLSやACLSをはじめとした心肺蘇生法しかり、初期研修プログラムしかりである。決まり事が多いのである。そのような中で、基本をマスターしつつ「どうしたらできるのか」という発想を持って欲しいと思う。「なぜできないか」というのは、それ以上の発展性はないが、「どうしたらできるか」は、工夫やバリエーションを許容する。どうしても型にはまったことを行わなければならない時には、そのようにすべきだと思うが、ある程度工夫が許されるときには積極的に工夫して欲しいと思う。
あなたは、「なぜできないか」ではなく「どうしたらできるか」という意味がわかるだろうか。
2008年3月 1日
新しいことを始めてみようよ
初期研修医だけではなく後期研修医以上が対象の話。毎日、同じパターンの仕事を繰り返していると、生活パターンがマンネリになり、なにかもやもやとしたものが出てくる。そんなときは、何でもいいから新しいことを始めてみよう。ほんの少しの時間だけでもよい。毎日、やることができればマンネリではなくなる。きっかけが必要。勉強でも趣味のことでもなんでもいい。ただし、時間を区切って(決めて)行うことが必要。
2008年2月19日
麻酔導入後の声かけ
麻酔科医は他の麻酔科医の麻酔を見る機会は少ない。最近、自分の症例の入室までに余裕のあるときには、できるだけ他の麻酔科医(麻酔専門医以上)の麻酔導入を見ることにしている。自分の参考にもなるし、どのような対応をしているかがわかる。麻酔導入法やテクニックを見ているのではない、一挙手一投足、立ち振る舞いを見ているのである。
本日、管理人以外で、はじめて、普通では意識がないと考えられる(BISが40程度までさがっている)患者さんに、声をかけながら医療行為を行っている麻酔専門医をみた(当院以外では初めてではない)。BISが40であっても必ず意識がないかといえば100%ではないことはお分かりであろう。しかし、その患者さんに声をかけていますか。管理人は、覚醒している可能性は少なくともなにか行う前には、必ず声をかけて行うようにしている。周りからはすこし変な目で見られることもあるが、以前より術中覚醒とPTSDのことを考えて、管理人はそのように対応するようにしたのである。おそらく、管理人と同じ考えであると思うが、初めてそのような麻酔科医を見た。だれかって?ヒミツです。
皆さんも、時間の空いているときには他の麻酔科医の麻酔導入や麻酔覚醒場面を見ると勉強になるかもしれません。
2008年2月11日
第8回麻酔科学ウインターセミナー報告
第8回麻酔科学ウインターセミナーが、2008年2月8日(金)〜10日(日)に小樽市(朝里川温泉)で開催された。今年は、さっぽろ雪祭りの日程と重なったせいかどうかはわからないが、参加者は多い印象だ。11日(月)が祭日ということもあり、ゆっくりできる感があったのも良かったのかもしれない。さて、本題に移ろう。第1日目のプログラムは人工心臓の紹介と術中覚醒・術中記憶の話題である。初日から多くの質問やコメントが出て、本音で語るウインターセミナーのスタートとして相応しい話題であった。発言しやすい雰囲気があった。
第2日目、朝の講演は札幌医大金谷先生の「あかひげ診療所はなぜつぶれない」という講演。金谷先生は,夜間の小樽商科大学大学院でMBA(経営学修士号)を取得され,経営学から見た医療について話された。午後からは研修医セッション,ポスターセッション、心臓血管麻酔でのレミフェンタニルやTEEのセッション。いずれも,おもしろい話題であった。研修医セッションは、最近では研修医の話を聞いておじさんたちがどうしたら研修医の心をとらえられるかを勉強する場になっている。学会ではあり得ない企画である。管理人は、司会をしながら研修医の先生の心をとらえる方法を深く勉強できたと思っている。大変有意義であった。TEEやレミフェンタニルの話題は従来よりも噛み砕いた内容となっており、若手の医師にもついてこられるような配慮があった。ウインターセミナーが回数を重ねて成熟してきた証拠であろう。
その後に開催された懇親会で、研修医セッションとポスターセッションの優秀者の表彰があり、いずれも3位までには賞状が授与された。また1位には賞品も贈呈された。このコンテストは、来年からはマイレージ制度が導入される見込みである。つまり、過去のウインターセミナーでの参加点や発表点が審査に加算されるというもの。3年間有効で、最後に参加してから3年間参加しないと失効する(らしい?)。常連で、いつも発表されている先生に敬意を表するために考え出されたものである。詳細が決まれば、いずれ報告したい。このセミナーの合い言葉は"よく遊び,よく学べ"で、勉強するだけではいけない。そのような内容の参加点も加味されるという噂もある。
最終日の朝の講演は、例年通りテクノロジー系の話題。手稲けいじん会病院の片山先生のモニターに関する話題であった。内容は現時点での麻酔モニターの機能と比較であった。通常、決まったモニターしか使用しない方にとっては勉強になっただろう。管理人にはよくわかったが、テクノロジー系でない方には少し難しかったかもしれない。
なお、AP通信にも第8回ウインターセミナーの報告が出ている。
2008年2月 3日
URL集「麻酔科領域のコンピュータ活用」
臨床麻酔 31(9):1441-1445,2007
麻酔科領域のコンピュータ活用
に記述したURLを以下にまとめました.
----------------------------
■臨床領域での利用
,●静脈麻酔薬の血中濃度予測やTCI(target controll infusion)
Windows
RUGLOOP(http://www.anesthesia-uzgent.be/rugloop.htm)
BeConSim(作者:増井健一)(http://www.masuinet.com/)
Macintosh
ConGrase TCI(作者:長田理)
PropofolMon(作者:中尾正和)(http://homepage1.nifty.com/m_nakao/)が
PalmOS
Palmacokinetics(作者:内田整)(http://palmacokinetics.com)
携帯電話
Mobile_PkPd(作者:中村隆治)(http://home.hiroshima-u.ac.jp/r-nacamura/)
Tivatrainer(100ユーロ/2ライセンス)(http://www.eurosiva.org/TivaTrainer/tivatrainer_main.htm)
吸入麻酔シミュレーションソフト
GasMan(http://www.gasmanweb.com/)
脳波の解析
脳波解析ためのソフトウェア,BSA日本語版4)(作者:萩平哲)(http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/anes/www/software/software.html)
自動麻酔記録ソフトウェアPaperChart(作者:越川正嗣)(http://homepage2.nifty.com/ech/)
麻酔台帳
(社)日本麻酔科学会が無料で配布しているJSA麻酔台帳システム
(http://www.jsys.co.jp/jsa/)
麻酔台帳Aloe(作者:川端広憲)(http://www.ztv.ne.jp/iyvc73yb/aloe/)
PDA
麻酔と救急のためにPalm版であるfAnesthesia(http://msanuki.com/pub/)
PDA版 今日の治療薬 2007(http://www.m2plus.com/mproducts/07pda/pda.html)
PDA Medical Software Anesthesiology(http://www.mdlinks.net/pda-anesthesiology.htm)
AnesthesiaStatTracker(http://www.medicaltoolbox.com/products/AnesStatTrk/index.html)
診療補助
医薬品医療機器情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp)
しろぼんねっと(http://shirobon.net/)
■教育領域での利用
麻酔器のシミュレータ
インターネットサイト Virtual Anesthesia Machine(http://vam.anest.ufl.edu/index.html
msanuki.biz麻酔科研修支援サイト( http://msanuki.biz)
気道確保ブラード喉頭鏡奥義の書(http://www.geocities.jp/bullardmaster/)
宮崎医科大学麻酔科のサイトには,標準的硬膜外穿刺(http://www.med.miyazaki-u.ac.jp/masui/rinsyou/stream.html)
New England Journal of Medicine On Line
----------------------
(1)Placement of an Arterial Line
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/15/e13
(2)Central Venous Catheterization
http://content.nejm.org/cgi/content/short/356/21/e21
(3)Positive-Pressure Ventilation with a Face Mask and a Bag-Valve Device
http://content.nejm.org/cgi/content/short/357/4/e4
(4)Orotracheal Intubation
http://content.nejm.org/cgi/content/short/356/17/e15
(5) Lumbar Puncture
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/13/e12
(6)Nasogastric Intubation
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/17/e16
(7)Male Urethral Catheterization
http://content.nejm.org/cgi/content/short/354/21/e22
(8)Thoracentesis
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/15/e16
(9)Paracentesis
http://content.nejm.org/cgi/content/short/355/19/e21
肺動脈カテーテル教育プロジェクト(http://www.pacep.org/)
超音波ガイド下神経ブロック
ソノサイトジャパンエディケーションセンター(http://www.ssj-ec.com/)
New York School Of Regional Anesthesia (NYSORA)(http://www.nysora.com/),Peripheral Regional Anesthesia (http://www.nerveblocks.net/)
麻酔専門医試験対策
スミルノフ教授公式ウェッブサイト内にある,実況!麻酔専門医口頭試問&実技試験体験記(http://prof.suemeweb.com/sidoui/)
JB-POT(周術期経食道心エコー認定試験)対策
An Anesthesiologist's Day(http://blog.so-net.ne.jp/a-anes-d/)
女医の仕事&家庭の両立日記(http://clonidine.cocolog-nifty.com/clonidine/jbpotnbe/index.html)内のカテゴリTEE
JB-POTの試験にも出る超音波の基礎の学習
東芝メディカルの提供する,Dr.SONOの公開講座「超音波の基礎」 (http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/library/lecture/index.html)
麻酔科関連のインターネット教科書
Virtual Anaesthesia Textbook (http://www.virtual-anaesthesia-textbook.com)
諏訪邦夫先生の電子麻酔科学教科書WEB版(http://masuika.com/ikyoku/ksapmain.html)
podcastを利用した音声や動画で解説を加えるサイト
Anesthesia Podcast(saint louis university)(http://www.anesthesiapodcast.com/Podcast_Homepage/Welcome_to_the_Anesthesia_Podcast_%21.html)
.
患者向けの麻酔説明ソフトウェア
内田整先生の作成したWEBでみる麻酔(マルチメディアによる麻酔説明)(http://www.ne.jp/asahi/mori/takahiko/uaw/index.htmlおよびhttp://www2.kpu-m.ac.jp/~anesth/masui/index.html)
msanuki.bizの術前説明ビデオ(http://msanuki.biz)
■研究領域での活用
麻酔科学用語集や麻酔科学教科書(諏訪邦夫先生)のデータを含んだソフトウェアMedWebDic(作者:山下健次)(http://msanuki.com/archives/2006/04/medwebdic_versi.html)
ライフサイエンス領域のフリーの辞書はライフサイエンス辞書プロジェクト(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/index.html)
麻酔科学用語集のデータ(http://www.anesth.or.jp/common/lzh/dictionary.lzh)
100万語辞書を搭載し医学用語も多く含んだ,英辞郎on the web(http://www.alc.co.jp/)
文献検索
PubMed(http://pubmed.gov)
医学中央雑誌WEB(http://www.jamas.or.jp/)
留学研究ネット(http://www.kenkyuu.net/)
■その他,麻酔科関連リソース
Anesthesianow(http://www.anesthesianow.com)
モニターワールド(http://www.monitorworld.jp/)
麻酔博物館(浜松医科大学麻酔・蘇生学) (http://www.anesth.hama-med.ac.jp/Anedepartment/hakubutsukan.asp)
館長のブログLe bureau du directeur(http://d.hatena.ne.jp/hakubutsukancho/)
ペインクリニックに役立つ多彩な情報
PainReleaf (http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/index.html)
麻酔科医のお勉強(http://msanuki.exblog.jp)
msanuki.com 麻酔科医の麻酔科医による麻酔科医のためのサイト(http://msanuki.com/Links/)
麻酔科医のためのパソコンセミナー(http://www.jsta.net/txt/seminar.htm)
2008年2月 2日
使用済みのAIRTRAQを懐中電灯にする方法
電脳麻酔ブログに匿名者からの情報として「使用済みのAIRTRAQを懐中電灯にする方法 」が掲載されています.管理人も来週,早速試してみようと目論んでいます.
2008年1月27日
下あごの位置
msanuki.orgでは以前から,"歩き","常歩(なみあし)"について話題にしてきた."なみあし"とは"なんば歩き"などの2軸歩行のことである.さて,その常歩について扱っているブログ「常歩無限 -驚異のスポーツ上達法-」に「下あごの位置」という記事が掲載された.
超一流のスポーツ選手の顔をみると、下あごが大きく見える
選手がおおいです。
例えば、ハンマー投げの室伏選手、イチロー選手、松井秀樹
選手、さらにはスケートの荒川静香選手・・・・・・・。
下あごが大きく見えるのは、何故でしょうか?。実は、下あごが
前方にスライドしています。この状態をあごを緩めるといっています。
多くの選手たちに見られる操作です。
(中略)
宮本武蔵は「おとがいを出せ」といっています。おとがいとは
あごのこと。一般には、あごを出して顔が少し上を向くと
解釈されていますが、そうではなく下あごを前方にスライド
させることを言ったのかもしれません。
というものですが...要するに気管挿管時のスニッフィングポジション(アイ~ン)のことです.
こうすることで,気道が開通し呼吸が楽になるのではないかということです.
この下顎をスライドする動きは,気道を開通させるために大切な動きです.
管理人も,スポーツの時にも気管挿管の時にもスニッフィングポジションを大切にしています.
2008年1月15日
「歳をとる毎に1年が加速度的に早くなる」2つの理由と対策
「歳をとる毎に1年が加速度的に早くなる」2つの理由と対策 という記事を見つけた、他人の理論で恐縮であるが、同感できるので紹介しておこう。けんじろう と コラボろう!というサイトである。このけんじろうさん、趣味に書いていることがただ者ではない。仕事だけではなく家族も大切にしている。(趣味を見るには>詳しいプロフィール をクリック)
2008年1月 2日
年の初めに...
昨年は、職場が変わったこともあり想定外の仕事に見舞われて身動きがとれなかった。しかし、ものは考えようである。アイデアはいろいろ浮かんだ。今年は、そのアイデアを実現すべく動こうと思う。
そして、もう一つ。”忙しい”について考えたことがある。管理人にとって”忙しい”とは何かと言うこと。予定されていたことが予定されていた時間にはいるのは、いくら仕事が多くても忙しいとは思わない。予定された時間内にはいることであれば、想定外のものでも問題はない。それを超えて別の仕事をする時間に食い込んだときに忙しいと思うのである。多くの仕事を抱えていても、それが順調に進んでいるときには忙しいとは思わないのである。
昨年、”忙しい”というのはやめることにした。”忙しい”を使う場面を一つにした。それは仕事を断るときだけである。
2008年1月 3日
病院のスタバ
本日は日直である。通常ならお店はどこも開いていなくて、食事に困る。自分でどこかで調達した弁当を持参するしかない。ことしは、違った。なんと、病院のスタバが開いているのである。オープンしたときは病院が休みの時はスタバも休みだったのだが、昨年の12月1日から休日も開店するようになったのである。「あいててよかった、スターバックス」である。1月1日に休んだだけで、1月2日以降はオープンしていた。
2007年12月19日
眠りと目覚めの間 - 麻酔科医ノート -
眠りと目覚めの間 - 麻酔科医ノート -とは、北里大学医学部麻酔科教授の外 須美夫 先生がMedical Front International LimitedというサイトにWEB連載されている、麻酔についてのエッセイである。非常に好感の持てる内容で、麻酔に興味があるなしにかかわらず一読されることをおすすめしたい。現在では第1回(麻酔は必要悪)から第6回(意識)まで掲載されている。内容もさることながら、文章の明快さには感服する。そして、指導者らしくきちんと方向性を示してくれている。
管理人が大いに共感するのは第6回の締めの言葉である。脳機能の研究の最後で「日本麻酔科学会学術集会で大きなテーマとして取り上げられたにも係わらず,麻酔機序の講演やシンポジウム会場には若い麻酔科医の出席が少なかった。一方,最近発売された麻酔薬の使い方や麻酔機器のハンズオンセッションは大入り満員であった。多くの麻酔科医の意識が実用的なほうに向かっている。研究に興味をもたない麻酔科医が増えていることに対して,危機意識まで麻酔させてはならない。」
若い先生方にかかわらず、中堅の方々も、実用的なお手軽簡単なものだけを選んで満足していないだろうか?
2007年11月28日
丸石製薬の配布している麻酔情報誌
最近(少し前から),丸石製薬が発行している麻酔情報誌のバックナンバーがPDFで入手できるようになっている.Anet(Anesthesia Network)である.もうひとつAnesthesia21Centuryというのもあるが,こちらは一部のみインターネットに公開されている.冊子体だけではなく電子メディアでも公開されていることは大変感謝したい.
また,麻酔薬に関する冊子などもPDFで入手可能である.このようなサイトでの公開は広く知られるようになれば,われわれ麻酔科医にとって大きな財産になる.
2007年11月29日
気道確保器具の盛衰
気道確保のための道具には隆盛がある。新しい器具や道具が開発されては使われないようになったものも多い。出たばかりの時は珍しくて使ってみるのだがいつの間にか世の中から消えてしまっている。気道確保の器具といえば気管挿管が、まず思い浮かぶ。挿管チューブにも隆盛があり、また(喉頭鏡などの)チューブを挿入するための器具も隆盛がある。たとえば、以前盛んに使われたパーカーチューブというのは今はどうなったのだろう。COPAという気道確保の道具もあったが、いまはとんと見かけない。ラリンジアルチューブというのもあった。食道閉鎖式エアウェイ(コンビチューブ)というのも救急隊は使用しているが、医師が使用するのを見たことがない。気道確保の器具としては、マッコイ喉頭鏡というのも以前は頻用していたような気がする。ビデオ喉頭鏡はどうだろうか。スタイレットファイバーというのもあった。いろいろなものが開発され消えていく。ブラード喉頭鏡やトラキライトは今でも超プロフェッショナルが存在するが、流行ってはいない(すたれてもいないが。。。)。そう考えてみると、通常のマッキントッシュ喉頭鏡やファイバーなどの道具はいまだに頻用され標準的なマスターすべき手技として位置づけられている。新しいものがでれば、皆それに飛びつくが、いつの間にかすたれてしまう。そういったことを考えると、はやりすたりのない器具を使った気道確保にあるていどの時間をかけてマスターしておくというのが賢いと思うのは管理人だけだろうか。マッキントッシュ喉頭鏡による気管挿管やファイバー挿管はマスターするために時間をそれなりの要する。気道確保の器具としてはラリンジアルマスクが生き残っていく気がする.これらの道具は、現在でもすたれていないことを考えると時間をかけてマスターして損はない手技であることの証である。
◆パーカーチューブ(野上先生の記事)[PDF]
■ラリンジアルマスクと ラリンジアルチューブ[PDF](Anetの記事)
2007年11月 8日
最近のプレゼン
5年ほど前に「デジタルプレゼンテーション」という書籍を共著で出版した管理人だが、最近ではデジタルプレゼンテーションは当たり前になっている。デジタルプレゼンでないのを見つけるのが困難な時代である。最近では、文字をあまり使わず感性に訴えてプレゼンをするために動画が頻繁に使われるようになった。動画プレゼンも当たり前になりつつある。この動画プレゼンテーションであるが、動画をパワーポイントに貼り付けるだけのものからナレーションを含んだ手の込んだものまでいろいろな表現方法が考えられる。動画を撮影することはできるが、どうやってプレゼンに利用したらよいかを考えたことがあるだろうか。DVDになら動画を記録できるが、プレゼンに使える動画は難しい。その理由は、限られた時間に一目見てそれとわかるシーンを写す必要があること。強調したいところ、絶対に聴衆に寝てほしくないところに動画を入れる必要があること。長々と動画だけで内容を構成できないことである。内容があって、それに見合った動画を撮影する必要がある。そこら辺にある動画をつないで、プレゼンができるようになるには日頃から動画を撮影しておく必要がある。撮りためていればいざというときには困らない。
日々、目が肥えてくる聴衆を満足させるには、演者も日々、プレゼンを楽しくする工夫について考える必要がある。
日々是丹精!
2007年10月25日
オーディオブックでNHK徹底トレーニング英会話
電脳麻酔ブログにも以前紹介されたことのあるipodやitunesで聞くことができるオーディオブックに、今年になってからNHK徹底トレーニング英会話が加わった。聞き逃した週のチェックや復習によいかもと思って購入してみた。自分が録音したAM音源よりはずいぶん音がよい。それもそのはず書店で販売されているCDと同じものとの解説がある。ちょっと邪道であるが、AMがあまりきちんと入らない地域の方には重宝されるかもしれません。
◆オーディオブック-番組&定期刊行物
2007年10月24日
A Practical Approach to Transesophageal Echocardiography
2007年10月10日
クロスフィンガーの新指導要領
名前が誤解を生んでいるかも知れないので,クロスフィンガーの指導要領を変更します.
(1)180度のクロスフィンガーで,奥歯を支えます.
(2)そのとき力を入れるのは親指方向ではなく,人差し指方向にしてみてください.
(3)決して90度~180度に口の中で角度を変更しようとしてはいけません.はじめから180度です.
(4)180度方向にしか力を加えてはいけません.
(5)口の中で角度を変更しようとすると,上顎と下顎の軸がひねられて,くちがうまくあきません.
(6)最大のポイントはクロスフィンガーをする前には下顎が上顎より上にある状態(スニッフィング)で,口を少し開けて,180度にクロスフィンガーした指を入れましょう.
(7)クロスフィンガーで口を開けるのではなく,少しあけた口に180度のクロスフィンガーの指を入れて,(1)ー(6)の要領でささえるのがポイントです.
2007年10月 3日
研修医の75%が学術誌論文の統計解析について全く理解できていない
ケアネット.comに「研修医の75%が学術誌論文の統計解析について全く理解できていない」というJAMA誌9月5日号の引用報告が出ている.それほど,驚くべき結果ではないが,日本でも同様ではないかと想像される.自分が研修医の頃を思い出してみれば納得するであろう.統計解析などは必要に迫られないと身につかないものである.そこで,第11回広島麻酔エキスパートセミナーでは「論文を読むために必要な統計学」を企画している.ぜひ,研修医だけでなくエキスパートも参加してほしい.
2007年10月 2日
麻酔科研修の特徴を一言で言いあらわす
麻酔科研修の特徴を一言で言い表すと,「インタラクティブ」である.少なくとも管理人の元で行う研修は「インタラクティブ」である.見学のみの麻酔科研修はおもしろくない.かといって,手技のみをマスターするためだけに行う麻酔科研修もおもしろくない.気管挿管や静脈ライン確保,動脈ライン確保のみのために麻酔科研修を行うつもりなら,おもしろさ半減,いや1/100だと思う.インタラクティブとは国立国語研究所のホームページによると「送り手と受け手が双方向に作用し合う様子」だそうだ.「双方向的」とも言い換えられる.つまり,どんな症例であれ指導医と研修医が1対1に配置されるならば双方向的な教育ができる環境である.特に,術中で症例が落ち着いているときなどはインタラクティブなやりとりが可能である.もちろん,指導医や研修医のコミュニケーションができる状態でなければならない.つまり,研修医が何も疑問に思わず,指導医も研修医の存在に気遣わなければそんなインタラクティブな指導はあり得ない.
麻酔科研修がつまらない思うあなた,原因はどこにあるのかよく考えてみましょう.もしかすると,インタラクティブな環境が与えられていないのかも知れません.
2007年12月26日
使える医者
管理人の研修医時代の目標は「使える麻酔科医になる」であった。「使える麻酔科医」というのは、「あいつに任せておいたら大丈夫」と思ってもらうことである。他科の医師や先輩に信頼を得ることである。今思ってみれば、研修医としては、かなり大きな目標であったように思う。以前にも書いたが、「使える研修医」というのは、あくまで「研修医」としての信頼をえることであり、一人前の医師として認められるわけではない。しかし、「研修医」であっても他人、特に先輩医師の信頼を得るのは大変なことである。自分が評価者ではなく他人が評価者であるからである。麻酔科医は他科の医師の信頼を獲得する必要があるので、常に客観的な評価を得る必要がある。その評価とは公表されるものではないので、目標の達成についても終わりはない。はたして、「使える麻酔科医」「使える医者」として自分は評価されているのだろうか。
2007年9月28日
ヤブ医者の定義
ヤブ医者とは何だろうかと考えてみた.「できない医者」のこと?と考えてみたところで,ネットで調べた.知泉Wikiによると,”「薮」というのは当て字ではないか?と言う説が現在は有力で、もともとは『野巫:やぶ』だったらしい。この『野巫』とは「田舎者の巫女:みこ」の事を意味している。当時の日本では薬学もあまり発達していなかった為に、病気になった場合、巫女が祈祷をして治すと言う習慣がまだ残っていた。そこであまり上手に病気を治せない巫女は田舎者とされていて「下手な医者」のことを『野巫』というようになったらしい。”とのこと.そして最近では藪にもなれない医者を”筍(タケノコ)医者”と呼ぶらしい.
さて,その薮医者であるが,初期研修医は”薮医者”ということになるのだろうか.ということである.いつの時点で,できなければ"藪"と認定されるのだろう.たしかに,研修医でも医師免許を持っており,保険医なので患者さんの診療を行っている.特に,夜の救急外来などでは初診を見る施設もあるだろう.
...初期研修医はまだ修行中なので”藪”ではなく”筍”という説もある.後期研修医はどうであろうか.やはりできなければ”藪”かも知れない.しかし,まだ猶予期間である.
管理人の意見は,こうである.「専門医という資格があってもできなければ,藪である」.むしろ,専門医という資格にふさわしくない力量の持ち主が藪であると思う.今の専門医制度は,基本的に再試験がない.また,我が国には医師国家試験にも再試験がない.その医師の,その時点での力量を公平な目で判断するものは何もない.患者さんの風評のみである.薮といわれないように,実力を維持していくことが大切であると思う.
2007年9月25日
指導医の進化
研修医も進化するが,指導医も進化する.同じ指導医に習ったとしても2年前と今とでは指導内容が違う.少しずつわかりやすいように指導法を変えているはずである.少なくとも管理人は,2年前とは指導内容が違う.相手にあわせて進化する必要がある.その指導が受けない場合は,ネタを変える.何度も同じ事を教えていると,指導する側も指導に変化をつけたくなるというのも真実である.
キチンと勉強してくる研修医には教えられることが多い.勉強してくるから,疑問も湧いて質問が必ず出る.管理人は,その質問により良い答えができるよう心がけている.その心がけが,指導医を変化させるきっかけになる.
2007年9月24日
2007年9月20日
黒子のように動く?
今年の4月に大学病院に転勤してから,以前の病院の初期研修医とのモチベーションの違いを感じることが多くなった.管理人のポリシーは,研修医が大切なことに気づかない場合は,”黒子のように動いて”,患者さんに迷惑をかけないように何事もなかったかのようにすることである.前の病院にいた頃は,黒子のように動く頻度は少なかったのだが,今は頻繁である.明らかに違う.ここまでくると,殿様麻酔である.研修医の研修のために時間が流れていると感じることさえある.
愚痴を言っている故ではないが,もう少し,「麻酔科研修チェックノート」を読み込んできてほしい.麻酔科研修が始めるまでに,最低1回は読んでおいてほしい.
2007年9月19日
2007年9月18日
セボフルランとプロポフォールのディベート
昨日まで福岡で開催された日本心臓血管麻酔学会に行っていた.そこでの話.9月16日(日)のランチョンセミナーで,[ディベート]セボフルランorプロポフォールを聞いた.タイトルが変だと思った.セボフルランvsプロポフォールではなく,セボフルランorプロポフォール.ディプリバンではなくプロポフォール.この理由は共催を見て納得できた.共催はアボットジャパンと丸石製薬である.
それはさておき,そこでのプレゼンテーションの話である.内容は文献を引用しながら3つのテーマに対して6人(セボ3人,プロポフォール3人)でディベートするというもの.初めに,座長がセボとプロポフォールのプロフィールを簡単に説明した後,セボ側先行で始まった.座長のスライドは白がバックで,黒と赤字(強調)でオーソドックスな大学の講義によくあるスライドである.それは,座長としてはふさわしい形式であった.
その後,セボ側の鈴木先生(旭川医大)が,ヘタウマなイラスト(gifアニメーションか?)を配した,セボ色(黄色)を基調としたスライドで,NHKの週刊こどもニュース口調のプレゼンで会場を沸かせた後,プロポフォール側の松本先生(産業医大)が白を基調とした座長と同じ感じのスライドで,対抗した.ここまでは,内容を覚えているのだが,その後もなぜか皆,白を基調としたオーソドックスなスライド.どちらの陣営か判らなくなることもあり,単調な感じで眠くなってしまった.
スライドやプレゼンの口調は難しいと思った.もしできることなら,あらかじめセボ側のテンプレート,プロポフォール側のテンプレートを配布してそれに合わせてスライドを作成するなどの配慮があれば良かったのかな.また,ディベートであるならば,(少し芝居でも良いので)その雰囲気を演者が強く出した方が良かったのかもしれない.
このランチョンセミナーは,大入り満員であったことを考えるとちょっと悔やまれる.
2007年9月11日
2007年9月 9日
ACLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)
先週に引き続いて,ACLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)を9/8-9/9と受講した.なんと,後になって気づいたが,本日は救急の日である(9月9日).それはさておき,感想を忘れないうちに書いておきたいと思う.
BLSとACLSの違いは”身体で覚える”割合かなと思った.先週のBLSでは,ほとんど頭は使わなかった.判断を要求される場面が少ない.ひたすら有効なCRPとAEDである.心電図も読む必要はなくAEDにお任せ.こちらは,前回も書いたがビリーのブートキャンプのノリで押していけば,受講生はついてくると思う.しばらくは...ある意味,やりやすい.
年齢を超えて,職種を超えて同じノリで大丈夫だと思う.
しかし,本日のACLSはちょっと頭も使う.decision makingの場面でも,時折,悩ましいことがある.院内のチームのリーダーであるので,多くの人に遅滞なく指示を出さなければならない.G2005でのおきまりの手順に従う必要があるので,G2005を覚えたての管理人にとっては,考えながらの指示だしになる.ちょっとぎこちない.これらの,アルゴリズムを完璧に何も考えなくても反射的にできるようになるには,すこし実務が必要だと感じた.機会があれば,何回かコースを見てみたい.
もう一つ,ACLSとBLSで参考になったのは,他人のチームリーダーぶりを見ながら何回も繰り返し勉強できるという点である.これで,けっこうイメージトレーニングができる.自分がリーダーをやっているときには気づかないことを,冷静に見ることができるので,自分の番では注意して行うことができる.繰り返し学習することの大切さが,1回のコースを受講しただけで身にしみてわかった.
そして,受講生もけっこーハードだがインストラクターはもっとハードだということもよくわかった.大変ありがとうございました.
さて,これだけでは読者が満足しないので,管理人がコース中に考えていたことを少し書きたいと思う.胸骨圧迫に使う筋肉(や関節)はどこかということである.ご存じのように胸骨圧迫(心マとはいわない)は100回/分のペースで行うのであるが,もうひとつ,押したら完全に戻さなければ次を押してはいけないのである.押すときは体重がかかっているので,きんにくはそれほど使わないが,戻すときが問題である.遅滞なくリズミカルに100回/分のペースで有効な胸骨圧迫を行うには戻すときに,筋力をつかうのである.リズミカルに行うには押した後に,戻すことが常に頭になければならないのである.これは,まさにスポーツのように使用すべき筋肉,鍛えるべき筋肉を論ずるべきであろう.かりに,うまく胸骨圧迫ができるようになった疲れにくいプロバイダーを.心マスター(心マ・マスター)とよび,要領よく心マを指導できるインストラクターを心マニア(心マ・マニア)とでも呼んだらおもしろいかもしれない.さて本題に戻ろう.胸骨圧迫の時に使う筋肉であるが,押すときはどこから曲げると楽かといえば股関節である,背骨,とくに腰椎を曲げるイメージを持つと腰を痛めてしまう.戻すときは,腕が肩胛骨からついていると認識すると,肩胛骨を動かして引き上げればよい.いかがであろうか.これが管理人が2週に渡って考えていた心マスターへの道である.
2007年9月 8日
第4回広島麻酔エキスパートセミナー
昨日,レミレンタニルの症例検討会という目的で第4回広島麻酔エキスパートセミナーが開催された.広島地区の麻酔科医65名が集まって大盛況だった.広島地区は全国でもレミフェンタが多く出ている地区なのだそうだ.そのなかで,ちょっと考えさせられる演題があった.レミフェンタの導入で術中の麻酔薬剤の消費量とコストはどうなったか?というもの.使い始めの調査なのでレミフェンタノ使用量が多いのは否めないが,平均の投与速度は0.2-0.25μg/kg/min,セボフルレンの併用症例ではコストは若干下がっているがセボフルレン自体のコストは低下せず.しかし,全体の使用比率は半分になっている.鎮静剤にプロポフォールの症例が増加傾向.症例内でのプロポフォールのコストは若干低下.フェンタニルは術後PCAで使用しているためそれほど,コスト的には下がっていない.レミフェンタノ分だけがコストとして上乗せになっているという感じである.
この中で,昨日につづきセボフルレンの件であるが,症例自体の濃度は少し下がっている.全体の使用量が下がっている要因は,セボフルレンの症例が減っていることによるものである.
これは仕方ない.以前はフェンタとプロポフォールを上手に使うことができなくてTIVAをあきらめていた麻酔科医が,レミフェンタ+プロポフォールでTIVAを始めたのが原因ではないかと思う.
セボフルレンの使用量は平均すると症例内では減っていないと書いたが,おそらくセボフルレンの症例は,てんかんの手術などでセボフルレンの濃度を高濃度で維持する症例が含まれていて,その影響が出ていると思う.要するに,通常のセボフルレン+レミフェンタの症例ではセボフルレンの維持濃度は大きく下がっているとも考えられる.というのが管理人のその演題に対する考察である.
レミフェンタの使用に関しては,もう少しなれた段階の調査では,もう少し低い維持で行っているのではなかろうか.ということで,この調査年次的な経緯を見るとおもしろいと思った.各施設で行うべき調査であると感じた.薬剤使用量と使用薬剤の調査は,自動麻酔記録の導入されているところでは簡単なので,もう少し詳細なデータが出るものと思う.全国レベルでの続報を期待したい.これはもしかすると,日本麻酔科学会がまとめるべき調査なのではないだろうか.
2007年9月 2日
BLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)
本日,AHAのBLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)を受講した.来週はACLSプロバイダーコースを受講する予定である.AHAのG2005を再履修する目的でうけてみた.以前,といっても5年も前にACLSプロバイダーコース(当然AHAではない)をうけていたのだが,最近,思うことがあって再履修する気になったのだ.DVDでデモを見せながら,一緒に実践するという形式で,まるでビリーのブートキャンプである.ちょっと違うのが,ビリーよりやっている内容が深刻だということ.DVDを見ながらグループでトレーニングを行うことに関しては,ビリーと同様の効果があるのではなかろうか.ビリーも,スタジオでいつも開催されれば続けられる人も多くなってくるのでは?と思った.ビリーの続けられないのは,自宅でできるのだが,チェックする人がいないところ.最近,ビリーのDVDを手に入れて自宅のDVDの前でTRYしようとしているのだが,見ているだけで満足してしまう.実際はやっていないのだが,やっている気になる,できた気になる.そんな効果があるように思われる.ノリはビリーほどでもないが,本日のBLSコースはビリーを,会場でそれもチェックするプログラムつきで行っている,実践プログラムであった.
そんなわけで管理人は,大変満足して帰ってきた.インストラクターの皆様に感謝します.医療系のプログラムで,久々に楽しかった(もちろんインストラクターやコース責任者のかたがたのしゃべりも大きく関与している).
2007年8月31日
2007年8月30日
お金の取れる麻酔...つづき
昨日のつづきである.
タイミングよく,お金の取れる麻酔を実践している様子を描いた記事が出ている.「膝関節鏡と大腿神経ブロック(電脳麻酔ブログ)」である.管理人の目指している「お金の取れる麻酔」そのものである.患者だけではない,外科医からもリクエストがもらえる麻酔である.
皮肉なことに「お金の取れる麻酔」は,実際には「お金を稼げる麻酔」ではない(意味が違う).「お金をいただいても,はずかしくない麻酔」である.これを実践するには,日頃からの勉強とスキルの維持・向上が必須である.さらに,常に新しいことに挑戦する勇気も必要である.新しいことというと,JK大学泌尿器科の内視鏡手術を想像するかも知れないが,そんなできそうもないことでなく,実力に見合った範囲内での新しいことである.
2007年8月29日
お金の取れる麻酔
むかし,先輩の先生から「お金の取れる麻酔ができる麻酔科医になれ」と言われた.最近,このことを思い出したので,ここに書いてみる.
管理人が研修医の頃,大学病院から市中病院に出向になった.そこで,今はすでに亡くなられた先輩に,「気管挿管ができるだけの医者はいらない!」といわれた.まさにその通りだと思った.決して,管理人が気管挿管のできる医者を目指していたわけではないのだが,その言葉を聞いて「これだ」と思った.要するに,専門性である.専門性をもてということ.気管挿管ができるというのは,べつにたいしたことではない.判断ができるようになることが大切である.どういう状況で,どういう患者にということの方が大切である.手技をマスターするということのみに終始してはいけない.その判断ができるようになり,特殊な手技を上手にできるようになることが本当に,気管挿管をしてお金の取れる医者ということ.
気管挿管をしてくれと依頼されて,ただ気管挿管ができるだけというのはあまりに寂しい.気管挿管の周囲にあることを多く学んで,それをできるようになるという過程が大切.その周囲にあることを深く掘り下げることが,専門性(専門医としての道)につながる.
できるとかできないとかといったことだけを考えているうちは,到底,専門性はもてない.何科であっても意味は同じであろう.
これを,麻酔という行為に当てはめてみると,全身麻酔を依頼されて全身麻酔を行うことができる.というレベルを維持するだけではいけない.同じ患者に,どのように麻酔を行えば,合併症がなく快適で満足のできるレベルの麻酔を提供できるかが大切.この満足できるというのは,時代やここの患者により異なるのである.ここまででよい,と勝手に自分で決めつけないようにしたい.
これが,「お金の取れる麻酔」であると思う.昔,麻酔を習ったので麻酔ができると思っているかた.今の麻酔ができるだろうか?このことは,自分自身でも考えて続ける必要があることだと思っている.
2007年8月22日
2007年8月17日
PCの日本語入力
最近は,医療情報システムに日本語入力する機会が多いが,きちんと日本語入力ができない医師や看護師がいる.かな漢字変換の仕方が我流である.システム端末の使い方は教えてもらったことはあると思う.しかし,日本語入力の仕方は教えてもらっていないのではなかろうか.そこで,そんな心配のある諸氏に本日は日本語変換のポイントを紹介したサイトを紹介したい.こっそり勉強してほしい.
■あなたの日本語入力は間違いだらけ
快適!日本語入力(1)IME、ATOKの便利な使い方
快適!日本語入力(2)間違いに慌てるな!入力・変換テクニック
快適!日本語入力(3)辞書の精度を下げない変換のコツ
いづれも,日経PCオンラインからです.
2007年8月13日
2007年8月 4日
2007年7月25日
麻酔科後期研修説明会2007リベンジ 改...ビール会
台風の影響で中止になった広島大学病院麻酔科後期研修説明会2007が再度行われます.こちらは,8月下旬を予定しています.
これとは別に,ビール会を予定しています.初期研修医の先生も大歓迎です.麻酔科に興味のある方も歓迎します.
とき:2007/8/3(金) 19:30から(途中からの参加も大歓迎です)
ところ:焼き鳥すずき(広島市南区段原)
貸し切りです.
ここは,先日話題になった広島麻酔エキスパートセミナーの補習で話題になった焼鳥屋です.説明会ではなく、飲みたい人はお集まりください。というノリです。
管理人も参加します.
URL:http://www.sempuku.co.jp/sagaseru/shop/shop_hiroshi/minami/minami_17.htm
2007年6月 9日
日経メディカル2007年6月号広告
日経メディカル2007年6月号のp.122に管理人が出演している「頭で理解し身体で覚える 気管挿管トレーニングDVD」の全面広告が出ている.なんだか,こんなに大きく宣伝されるとちょっと照れくさい.でも,見てほしい.複雑な気持ちだ.
「患者に負担の少ない,効率的な気管挿管を実践するために・・・ 達人が自主トレメニューを大公開!」なんて,うまく表現している.初期研修医や救急救命士だけでなく,これまで気管挿管をしたことはあるが,なんとなくこれでいいんだろうかなんて思っている上級医なんかにも見てほしい.こんなトレーニング法があったのかなんて,感心すること請け合いです.
http://medical.nikkeibp.co.jp/calian/
2007年6月 3日
エコーガイド下神経ブロックの本
「超音波ガイド下区域麻酔法」DVD付きが克誠堂から出版された.この書籍,本は大きくて白黒でじっくり勉強するための本というイメージである.以前に発売された「超音波ガイド下神経ブロック法ポケットマニュアル 」(克誠堂)は手術室に持ってはいるような雰囲気であったのに対して今度のは対照的である.
「超音波ガイド下区域麻酔法」DVD付きの良さはなんといっても付属しているDVDで動画が見られることである.こんな本は世界中探してもないだろう.日本語で超音波ガイド下神経ブロックの動画が解説付きでみられるなんて,すごいことだと思う.すばらしい!
超音波ガイドで神経ブロックを目指している方々,すべてにオススメである.買って損はない.
2007年5月31日
AIRTRAQ
本日から札幌で日本麻酔科学会第54回学術大会が開催されている。管理人も、参加中。AIRWAYスコープの対抗機種、AIRTRAQが展示されている。もうすぐ日本でもMERAが販売するそうである。価格は本体が¥11,000(ディスポーザブル)、カメラが約\120,000(定価)だそうである。カメラがなくても本体だけでも気管挿管が可能なのがよい。AIRWAYスコープは約80万円なので、対抗機種にはならず、AIRTRAQの方がずいぶん安価である。操作性は、AIRWAYスコープの方が慣れているせいか簡単に感じた。AIRTRAQは操作性がいまいちの様な印象だが、ちょっと扱ってみた限りでは合格範囲内である。これなら外勤先の病院に、買ってと言ってもお願いしやすい。
2007年5月30日
2007年5月20日
アイ~ン
気道確保の時に下顎を前方に突き出す動作を,ある先生は「アイ~ン」と表現する.本日,ある麻酔看護セミナーでこの表現を聞いたとき,管理人はおかしくて笑いをこらえるのに苦労していたのだが,看護師さんには全然うけない.なぜなんだろう?志村けんのバカ殿様を知らない?と一瞬考えたのですが,そんなわけはない.やはり,「アイ~ン」の動作の意味がわかっていないのではなかろうか?管理人は「アイ~ン」と同様の動作をゴリラのようにとかオランウータンのようにとか表現することがある.(ゴリラさんとオランウータンさんごめんなさい.)それよりも,あの「アイ~ン」の方がぴったりする.下顎をつきだして下の歯が見える様子などは,まさに「アイ~ン」そのものである.この「アイ~ン」がわからない人は,おとがい挙上(スニッフィング)の意味がわかっていないのではなかろうか?
2007年5月14日
2007年5月12日
PDAや携帯でPubmed
英文文献の検索にPubmedを利用することは日常になっていると思いますが,モバイルpubmedはいかがでしょうか.手元にあいているPC端末がないときにちょっと検索できます.PalmやWindowsMobileでPubmedを検索できるものが出ています.ご存じでしょうか.ソフトウェアをインストールするものとWEBブラウザの表示をモバイル用に変更してあるものがあり後者では機種に関係なく使用できます.PalmやWindowsMobileでない,たとえば管理人のようなnokia E61などのシンビアンOSでも後者が使えます.表示したホームページの右上の方法です.
2007年5月 9日
プロフェッショナルとオタク
先日、麻酔科を回ってきた医学生の人たちと話をしていて、オタクとプロフェッショナルの違いが話題になった。非常に専門的な話になると「オタク的な話」として、目が輝いてきて聞き流しモードになる。ありふれた話をすると、眠たそうな目になってしまう。管理人は、「オタク」という言葉よりむしろ「プロフェッショナル」が好きである。たしかに、独自性のある場合には「オタク」度は高いが、本当の意味では「オタク」ではない。仕事として認められているならば「プロフェッショナル」が正しい。Wikipediaでオタクを引いてみると”「広義のおたく」では「社会一般からは価値を理解しがたいサブカルチャーに没頭しコミュニケーション能力に劣る人」というネガティブな見解から「特定の事物に強い関心と深い知識を持つ一種のエキスパート」であるといった肯定的な主張まで、オタクの意味するところは人により大きく異なり定っておらず論争も多い。”との解説もあり、広義の意味で肯定的な用法とすれば、「プロフェッショナル」を「オタク」呼んでもまんざら間違いではない。
話が脱線したが、医学生を相手に解説するとき、ありきたりの話ではなく、すこし込み入った話を易しく解説することでずいぶんコミュニケーションがとれるようになる。いわゆる「お勉強」とは違った雰囲気を出すと、効果的である。医学生や初期研修医の相手が嫌いな(苦手な)先生は、相手を自分の土俵に引き込んではどうだろうか。
2007年5月 3日
ダブルキセルと上乗せオピオイド
電脳麻酔ブログに「キセルとチャンポン」が紹介されている。キセル麻酔はおなじみだが、チャンポン麻酔とはいかなるものか。電脳麻酔ブログによると、アルチバで鎮痛のそこあげをしておいて、フェンタニルを適宜追加していく方法を指すらしい。アルチバを笑気のような感覚でベースに流しておき、その上に使い慣れたフェンタを追加するというもの。強い侵襲が加わったときにはアルチバのボーラスで対応しておきフェンタも追加する。じつは、この方法は管理人も最近、愛用している方法でアルチバの使用量を減らすメリットと覚醒時のシバリングがおきないメリットがあると考えている。フェンタ使いの管理人には非常にやりやすい方法である。こちらでは「上乗せ(うわのせ)オピオイド」と呼んでいるものである。アルチバの最後の乗り換えを麻酔のはじめから行っている感覚である。
もう一つ、最近行っている方法は、「ダブルキセル」である。オピオイド(鎮痛薬)のキセルはもちろんだが、鎮静薬のキセルも行う。このことをダブるキセルと呼ぶ。フェンタ?アルチバーフェンタのキセルと、プロポフォールーセボフルレンープロポフォールである。鎮痛薬の方は、コストは度外視、鎮痛薬の方はプロポフォールの消費量を減らすためセボフルレン(2L/min中流量)を併用する。まあそこまでこだわらなくてもよいが、手術が長くても少々肝機能が悪くてもプロポフォールを500mg以内(導入時に用意したTCI用の50mlを1本)で終わらせるので覚醒が遅くなる心配は少ないし、無駄がない(ゼネカさんごめんなさい)。
最近は、ダブルキセルのオピオイドを上乗せ麻酔としているのでもっとお安い。学術的な意味づけはこれからであるが、アルチバの乗り換えの一つの方法として「上乗せオピオイド」はお手軽で先に書いたようなメリットが期待できると考えている。いかがだろうか。
2007年4月30日
アルチバの血中濃度予測
アルチバ(レミフェンタニル)のコントロールにはTCIは必要ないという意見が多い。ただし、血中濃度がどれくらいになるかを知っていればの話である。麻酔電脳ブログでもかかれているのだが、
投与速度(μg/kg/min)の数字×25が平衡になった時の血中濃度(ng/ml)になると覚えておけばよい。
0.2μg/kg/minで投与するなら5ng/mlになるということである。もう少しいうと、μg/kg/min計算はアルチバを100μg/mlに希釈(2mgを20ml、5mgなら50mlに希釈)する場合、0.1μg/kg/min ⇒ 0.06×体重(kg) ml/hrである。50kgの場合3ml/hrで投与すれば0.1μg/kg/minである。0.5μg/kg/minなら 15ml/hrである。
2007年4月13日
麻酔科研修チェックノートの初版
麻酔科研修チェックノートの改訂第2版が出版されました。それに伴って、初版は売られなくなっていますが、Amazonではすでに値段が上がっています。コレクターにとっては、旧版は価値があるものなのでしょう。値段が高いです。
2007年4月12日
pkBOX
AP通信に国立循環器病センター麻酔科の内田先生が開発されたpkBOXが出ています。これは、シリンジポンプから通信でデータをもらい、予測の血中濃度やeffect siteの濃度を表示するものです。
製作にはケースの工作や数百カ所のハンダ付が必要になります。管理人は、今度の日本麻酔科学会でpkBOXの工作とその注意点について一般演題で発表の予定です。現在、内田先生の製作されたオリジナルのpkBOXが5台、管理人の製作したpkBOXが2台で計7台が世の中に存在しています。
ちなみに、AP通信のものは手で持っていますが、管理人のは点滴台にマウントできるように、シリンジポンプの余った架台を使って工作しています。
2007年4月 3日
病院にスタバ
4月から職場が変わった。なんと病院内にスタバができていた。麻酔科外来と同じ階にあって50mも離れていない。夕方スタバの前を通りかかると、事務系の人たちが数人並んでいた。ついつい管理人も並んでしまった。対応は、通常のスタバとおなじで、伝達方法も一緒だ。すごい。マニュアル化されている。土日祝日が休みで、午前7時から午後7時までの営業。ささやかな楽しみが増えた。
調べてみると、病院内にあるスタバは12店舗である。
2007年3月29日
とりあえず,これだ
AP通信?中途半端日記?にImpedance Cardiographyという記事が出た.AP通信の管理人が言いたかったことはImpedance Cardiographyではなく一番最後の「薬剤もモニターもどんどん進歩していく.レミフェンタニルが,非常に使いやすく麻酔を簡単にする薬剤であることは間違いがない(経済的面を無視すれば).(中略)麻薬でも術中管理ではレミフェンタニルが主流になるのは,時代の流れとして仕方がないのではないかと思う.そのうち,レミフェンタニルしか使えない麻酔科医もでてくるだろうが,いまどき”ハロセンで麻酔できる”と威張る人もいないので,それはそれで”時代の推移”であり,抵抗するようなものではなく,流れにのっていくべきだろう.少なくとも流れに乗り遅れてはいけない.」ではないかと思う.これに,大賛成である.初めについて行けなくなると,あとで追いつくのは難しい.「ついていく」ことが大切である.学校の勉強と同じで,ついて行けなくなると劣等生と呼ばれる状態になる.
2007年3月28日
奥様は麻女
AP通信の管理人の先生の奥様は麻酔科医らしいということをブログで知った.実は管理人の家にももう一人の麻酔科医がいる.奥様は麻酔科医である.すなわち麻女である。
結婚した頃は小麻女であったが最近は、中麻女を通り過ぎて、大麻女になりつつある。どの地方でも、麻酔科の女医さんのことを麻女と呼ぶ傾向にあるようである。
2007年3月19日
頭で理解し 身体で覚える 気管挿管トレーニング DVD
日経メディカルから「頭で理解し 身体で覚える 気管挿管トレーニング DVD」がいよいよ3月25日に発売されます。どうしたら気管挿管ができるようになるかを追求したDVDです。上記のURLからサンプル画像が見られます。初期研修医、救急救命士をはじめとして、普段、気管挿管をおこなっているがなんとなくやってきた医師にも対応しています。教科書には書かれていないトレーニング法を満載しました。やみくもに練習してもダメです。きちんとできるようになるには、それなりの知識が必要です。わかっているつもりでわかっていない方の”こそ勉”にも役立ちます。
指導者が,初心者にステップを踏んで教えるときにも役立ちます.これまで何気なく教えていた(教えられていた)ことが,DVDの解説により”すっきり”します.
食道誤挿管
ちょっと前、食道誤挿管に気づかず患者を低酸素症に陥れ意識障害になったとの報道があった。CO2濃度が低かったが、重症ぜんそく発作と思いこんだとのことである。思いこみによる単純ミスともとれるが、真相はわからない。食道挿管した場合、CO2は全く出ないかといえば、そうではない。かすかに呼気CO2モニタでも山が出る。これを見て、重症ぜんそく発作と思いこんだのかもしれない。
幸いなことに、管理人はこれまで食道挿管に気づかずに放置したことはない。逆に、ぜんそく発作を食道挿管と思いこみ再挿管したことは何度もある。研修医の頃から、気管挿管後におかしかったら食道挿管を疑って何をさておいても、即、再挿管を実践してきた。自信が持てなかった時には、気管支ファイバーでのぞいてみたりもした。
重症ぜんそくなら、気道内圧は高く、呼気CO2がほとんど出てこないはずである。食道挿管なら気道内圧ははじめは低いはずである。よほど、マスク換気時に胃内にガスを送り込んでいなければはじめは低く、人工呼吸器で送っているうちに高くなるはずである。
きっと、ぜんそくの既往がある患者さんだったに違いない。ぜんそく、ぜんそくと既往症を復唱しているうちに思いこみ勘違いの悪いサイクルにはまったのではなかろうか。
このような換気ができないという危機的な状態で、パニックに陥ったときの心理は、計り知れないものがある。
とにかく、おかしかったら再挿管である。
2007年3月12日
IT理論
第7回麻酔科学ウィンターセミナーでの,内田先生の講義の中で知ったのだが,「IT理論」というのがある.ITというのはInformationTechnologyではなく,Impression Timesである.IT理論というのは学んだことを脳に定着させるための理論である.つまり,印象(Impression)と回数(Times)の掛け算によって私たちは学んだことを脳に定着させているということです.いわれてみれば,当たり前なのですが,キチンと認識しているかどうか.すべてにおいてI×Tが必要なのです.1回で覚えたと思っても,いつか忘れてしまう.定着させるにはIが少ないものはTを増やす必要がある.Iがすごいものは1回で覚えるのだが,私たちの日常ではIが高いというものはそれほどない.やはり,如何にTを増やすかがポイントです.
2007年3月 7日
挿管人形での実習
挿管人形での実習に関して、AP通信では少しふれている。挿管人形での実習をたくさんやったからといって、決して挿管は上手にならない。挿管人形のだめなところを認識していなければだめだ。管理人は、挿管人形で挿管ができた研修医には××をつけている。挿管人形の悪い点(実際のヒトと異なる点)を述べることができれば、点数は復活する。挿管人形での練習には限界がある、手順を覚えるという意味では有用だと思うが、挿管人形だけでは悪いクセがつくだけであると思っている。挿管人形での挿管は簡単である。逆に下手なヒトは、挿管人形でのコツがわからないだけである。実際のヒトでの気管挿管はバリエーションがあり、そのバリエーションを吸収して気管挿管ができなければ気管挿管ができるとは言わない。舌をよけることができない。舌がつぶれる。上位頸椎だけが異常に後屈できる。口が開けにくい(逆に首を思いっきり後屈して折ることで自然に?開口する)など、欠点をあげればきりがない。最近は、ちょっとましな黒い挿管人形が出ているようであるが、少しましな程度である。
2007年2月23日
プレゼンの3要素
学会発表,院内カンファレンス,麻酔科でのプレゼンテーション,指導医への報告,すべてがプレゼンだとすると如何に多くのプレゼンの機会があるか.
人にわかりやすく手短に説明するにはを追求すればプレゼンはうまくなる.そこで,プレゼンをする上での3つの要素について考えてみたい.
1.示すべき資料
2.口頭での説明
3.質問の受け答え
いずれ場面でも,何かを指し示して解説するには,資料と口述が必要で,その後には必ず質問形式の受け答えが必要である.1.は上司への報告やミニカンファレンスでは作成しない場合も多い.示すべき資料がない場合には,如何に口でうまく説明できるかが勝負である.3.の質問の受け答えでも資料は提示しないことが多い.資料の作成も重要だが,口頭での説明が上手でなければプレゼンはいつまで経っても上達しない.学会などの定型的な発表は最も簡単である.それに引き替え,口頭ですべてをすまさなければならないプレゼンほど実力が必要である.どの順番で,なにに重点を置いて話すか.どんな口調で話すかが大切である.資料を提示しない他人のプレゼンを聞いてみよう.わかりやすいだろうか.棒読み風ではないだろうか.強調すべき点はどんな調子で述べているだろうか.滑舌はよいだろうか.管理人は資料のないプレゼン(特に,朝の症例プレゼンテーション)では,目をつむって聞いている.そうすると,その人がわかりやすいプレゼンを意識しているかどうかが判定できる.
2007年2月22日
レーザーポインタ付きリモコン
ウインターセミナーで緑のレーザーポインタを使ったと書きましたが,このレーザーポインタは巷では人気が出ているようです.留学研究ネットによると,レーザーポインタ付きリモコンのなかのランキングでKOKUYO レーザーポインタ IC-GREEN サシ-81が第1位なんだそうです.でも値段が高くて,定価で45000円ぐらいします.ヨドバシで先日みましたが,39800円でした.Amazonでは30000を切っています.最安値ではないでしょうか.また,リモコンがなくても良い場合は2万円ちょっとで,KOKUYO レーザーポインタ IC-GREEN サシ-80が購入できるようです.
緑色は赤色に比べて目立ちます.特に医学系のプレゼンで赤い写真(術野の写真など)を指すと,緑で良かったと思えます.
レーザーポインターの注意点は1つだけ.人に向けないことです.
2007年1月 4日
今年の目標
あけましておめでとうございます.年の初めに当たって,今年の目標を宣言しておきたいと思います.
(1)研修医や後期研修医のみなさんと一緒に考えていく場を持ち続けたい.
(2)麻酔科医になる多くの仲間を作りたい(麻酔科医になろうよ!!).
(3)後期研修以降の麻酔科医を自分と同レベル以上の麻酔科医にしたい.
(4)常に新たな話題を提供したい(学会でもブログでも出版物でも).
(5)麻酔科医としての活動の記録をできる限りpublishしたい.
今年は,職場環境が変わる可能性があり,そうなった場合も想定して目標を設定してみました.
2006年11月21日
Anesthesia Now
Anesthesia Nowという麻酔科の情報サイトがある(オルガノン提供)。

日本の麻酔薬の会社が出している情報誌はAnesthesia Today。名前が似ている。
2006年11月15日
今の麻酔は情報戦(2)
さて,術野の情報は見ればわかると先の記事では書いたが,本当にそうでしょうか.管理人が研修医から研修医を終えたぐらい頃,信じられない外科医がいた.もしかすると今からここに書くような外科医は、今でもどこかに存在するのかもしれない...その外科医は、出血していても手で隠していて、出血していないと言い張る。ガーゼに血がついていて、重さを量ってもほとんど水だと言い張る。つまり、自分は出血させていない。輸液が多いから腹水が出ると常に言い張るのです。まあ、そういう状況もありましょう。しかし、常にはおかしいわけで、明らかにガーゼが赤い。ガーゼ重量が、まともに重い。挙げ句の果ては血液が大量にしみた柄付きガーゼを手術の最後まで出さずに腹腔内に隠しておく。さいごに出したとしても、術野の外のバケツに絞ってしまう。たちが悪いのです。こんなことは、ある程度経験を積んでくれば当然、嘘だとわかる。明らかに、術野が赤い。手術が雑。ここで、この外科医の言葉を信じたとしましょう。そうすれば、どこかで周囲の状況と食い違ってくるのです。しかしそれを見破る力を持ち合わせていなかったとしたら、術野を見て、別のパラメータを評価したとしても、逆の雑音が含まれているため、惑わされるかもしれません。これが判断する力です。この判断が速く、雑音に惑わされない能力を身につけるべく切磋琢磨(はやりの四字熟語?)するのが今の専門医の一つの方向性であります。これが臨機応変です。さらにいえばマニュアルにあるからそのようにすると言うのではなく、(小泉前首相みたいなことを言いますが)状況に応じて適切に判断し適切に行動するのが臨機応変です。臨機応変とは別に、専門医のめざすべき方向性、Tubokawa先生がいうところの創意工夫とはちょっとニュアンスが違います...この創意工夫ができるフトコロの広い麻酔科医をめざすべきだと管理人は思います。創意工夫はなぜするかというと、その状況に満足できないからです。こうすればもっとうまくいく。こうすればもっとよくなるというのをめざすから創意工夫をするのです。創意工夫がないということになると、次の課題がないと言うことになってしまいます。確かに、昔(50年前)に比べると麻酔科領域の課題は克服されてきて、ある一定のレベルに達したのかもしれません。薬剤の進歩、医療機器の進歩、道具の進歩。麻酔法や麻酔管理技術の進歩、麻酔教育の進歩、それぞれの進歩は患者の安全性や麻酔の確実性もたらしたでしょう。これからは過去に追い求めてきた創意工夫とはレベルの違う創意工夫が必要なのだと思います。これでいいのだ。と思ったとき創意工夫は必要なくなります。ワクワクする状況、アドレナリンの放出される状況は、創意工夫を企てている時に起こるような気がします。この創意工夫が必要ないとなれば、まともな麻酔科医はいなくなるに違いありません。臨機応変だけでは、真の麻酔科医はワクワクしません。
2006年11月14日
今の麻酔は情報戦(1)
昔話にトラックバックします.昔は,モニターと言えば心電図と血圧計(手動ではかる)ぐらいで,残りは五感を利用して麻酔をかけていた.今は,痛みと侵襲のモニターをのぞいては,数値で表現される一応の指標があるため,だれでも,ちょっとしたことでもその気になって見ていれば気づくのは可能.しかし,情報を統合して判断する能力が昔に比べると要求されるようになった.バラバラの情報を統合して,はじめて意味をなす.モニターだけでは,はっきりとはわからないこともある.たとえば,ビデオ画像や内視鏡などを使った術野の情報である.その事実を見るだけで,何が起こっているかわかることがある.まあこれも,情報の一つ.要するに,昔に比べて判断材料が増えているのだ.五感を利用していただけの時代に比べて,情報が多い分,何らかの異常を捉えることはできるようになったが,判断スピードも要求されるようになった.判断に時間がかかっていたのでは,後手に回ってしまう.
戦争を例に出すと,批判されるかもしれないが,昔の戦争と今の戦争の違いと同じだ.如何に早く,情報を捉え次の手を打つかにかかっている.昔は,遅れて行動していたことが,今ではそんなに時間を待たなくても,情報が統合できれば先手に出られる.しかし,モニターの解析能力が上がれば,情報を統合する必要はなくなるかもしれないが,最終判断すべきは人である.また,どんな行動を起こすかを考え実行するのも人であるうちは,情報を統合してどこにどの程度の重みを置いて判断し,行動する能力を磨くことは無駄ではないであろう.
50年後に麻酔科医がいなくなるどころか,進化した麻酔科医とそうでない麻酔科医の差は歴然とするのではなかろうか.麻酔科医間の格差ができればできるほど,他科の医師では判断しかねる状態も増えるのではなかろうか.50年後にこの記事を読んでいる人は,笑うだろうか.感心するだろうか.
2006年11月 7日
アルチバ
変な名前である.アルチバとは来年の2月頃発売されるレミフェンタニルの商品名である.ヤンセンファーマのサイトに出ています.
レミフェンタニルのミニ講座が「電脳麻酔ブログ」や「金沢大学大学院医学系研究科麻酔・蘇生学講座 Blog」で始まっている.
また「麻酔科医のお勉強」の TIVA/TCI にも関連情報にたどりつくためのリストを掲載しています.レミフェンタニルを含めた薬品の添付文書は「麻酔科医のお勉強」の麻酔薬の添付文書と販売会社にあります.ひさびさの麻酔科領域の新薬発売が楽しみです.
2006年11月 3日
なんちゃってTIVA と アンバランス麻酔
”なんちゃってTIVA”と"TIVA"は、似て非なるもので、全く違うものであることを説明した。TIVAをきちんと行うにはバランス麻酔の概念をきちんと理解して実践することが必要である。バランス麻酔とは鎮痛、鎮静、筋弛緩の3つの要素を個別に調節して全身麻酔を実現する方法だ。バランス麻酔とは読んで字のごとくバランスで成り立っている。筋弛緩はともかくとして、バランスの基本は鎮痛と鎮静のバランスである。アンバランス麻酔の極みは、( 鎮痛 <<<<<< 鎮静 )というもので、鎮静を極端に行うタイプである。現在のTIVAの主流はフェンタニル(鎮痛)、プロポフォール(鎮静)であるが、バランス麻酔の概念は吸入麻酔+フェンタニルという組み合わせでも実現可能である。この場合、フェンタニル(鎮痛)、吸入麻酔薬(鎮静)である。最近では、フェンタニル+プロポフォール+吸入麻酔薬という方法も存在するらしい。管理人は、プロポフォールと吸入麻酔薬を同時には投与しない(キセる麻酔とは異なる)のだが、このプロポフォール+吸入麻酔同時投与では鎮静薬の過量投与となっているのではなかろうか?つまり、鎮痛 <<<<<<<<<<< 鎮静 というアンバランス麻酔ではないだろうか。よく、大阪大学の萩平先生(BIS解析の大家)の講演によく出てくる、セボフルラン1-1.5%+フェンタニル適量という吸入麻酔+フェンタニルの組み合わせの”黄金処方”があるのだが、これに対比すると鎮痛が少なくて済むと思いこんでいるのでhなかろうか。血圧が下がれば麻酔が深い、動かなければ麻酔が深いと思いこんであるのではなかろうか?
不意に予期せぬ?手術侵襲で足下をすくわれたときには、一時的にはアンバランス麻酔は許されるかもしれないが、きちんとコントロールする(していると思っている)場面では、いかがなものであろうか。
もう一度、鎮痛、鎮静、筋弛緩のコンポーネントについてきちんと整理して考えてみよう。全身麻酔では何を指標に行うのがよいであろうか。もちろん、血圧や脈拍などのバイタルサインのコントロール、筋弛緩による不動化なども必要かもしれないが、麻酔の本質は何であろうか。20世紀の麻酔の指標をすてて、別の観点からきちんと麻酔を見直す必要があるのではないだろうか。我々、21世紀の麻酔科医(第3世代以降)は、アンバランス麻酔ではなくバランス麻酔が実践できる麻酔科医をめざすべきではないだろうか。
【参考書籍】
◆バランス麻酔:最近の進歩改訂第2版 ―エンドポイント指向型バランス麻酔―
2006年11月 2日
白い心6
白い心6にTBします.
全くその通りだと思う.やり方や道筋,方法というのは複数あってどれがよいというのは,簡単には決められない.
よりよい方法,よりよい理論を求めていけば,結局,複数の方法をマスターする必要がある.
そのときに,生半可(いいかげん)にこんな感じという調子では,新しい方法をマスターできるどころでなく,自分自身の思いこみで誤った方法を作ってしまうことになる.本当はそんなやり方でないのに,自分でマスターしたと思いこんでしまうのである.そうならないためには(本質を理解するには),やはり白い心が必要である.頭を白紙にすることが必要である.
とにかく,自分のやっているものと違うのであれば,その方法や理論を”きっちり”勉強する(まねる)必要があるのだ.その際に,思いこみが強すぎると”きっちり”まねできない.
話は変わるが,最近”なんちゃってTIVA”が横行している.血中濃度(効果部位濃度)を意識していないと思われるTIVAである.BISをつけたら?と言えば,BISはいらない.フェンタニルをもう少し入れたらと言えば,醒めなくなるからといってプロポフォールを高濃度でずっと維持している.呼吸が速い状態で麻酔から覚めてきて,目が開かない.うーん.こういった場合,その医師にどのように声をかけたらいいだろうか?難しい.自分で気づくしかないのである.
”なんちゃってTIVA”おそるべし.プロポフォールが出て10年も経って,TCIにも慣れた麻酔科医がたくさんいる時代である.”TIVA”と”なんちゃってTIVA”は違うものである.これに気づかないのは”白い心”になれないからではないだろうか.
2006年10月27日
臨床麻酔学会の臨床教育セミナー
旭川で開催されている臨床教育セミナー(教育講演の臨床お役立ち版か?)がある.10月26日(木)は気道確保関連のセミナーがまとめられており,いくつか聞いてみた.いつも思うのであるが,プレゼンのうまい下手でずいぶん印象が異なる.教育講演の様になってしまっているものは既成概念にとらわれたプレゼンで,聞いているのがつらかった.テンポも悪く眠りを誘っていた.それとは対照的に動画やアニメーションを使って易しく解説しようという意図の感じられるすばらしいプレゼンもあった.手技についてのノウハウだけでなく,文献などもうまく引用してアカデミックな内容も盛り込まれていた.話すテンポや雰囲気づくりに関してもすばらしく聴衆は目を輝かせて聴いていた.若い頃からプレゼンテーションについて本気で取り組むべきであると思う.会場で同じ時間を共有する立場からすると,良いプレゼンテーションを見たり聞いたりした後は「すっきり!」する.
2006年10月11日
2006年10月10日
頭を白紙にして受け入れる2
物事を学ぶ方法には2つある.一つはこれまで知っていることに新しいことを追加する方法.もう一つは,すべて新しく学んだことにする方法.である.全くしらない,ほとんど知らない場合には後者がよいが,かなりそのことについて知っている場合には前者になる.管理人が,白紙にしてといっているのは後者の場合ではなく前者の場合に行って欲しいと思うのである.教える側の真意を理解するには,既成概念をいったん捨ててしまった方がよい.とりあえず,教えている人の言うことをすべて聞きいれてみるのだ.そうした上で,真意が理解できたならば,既存の物に修正して追加すればよいと思う.真意を理解する上で,既存の知識が邪魔になることが多い.自分の知っていることはすべて正しいのならば,教えられる必要がない.
2006年10月 9日
頭を白紙にして(つづき)
電脳麻酔ブログに白い心2として次のような文章が掲載されている.
この前、新しいことを学ぶときは白い心でという書き込みをしたら、sanuki先生からも同様の意見をいただいた。
そんなときに、AHAのBLSインストラクターコースというのを受講した。すでにインストラクターをやっているK先生から「白い心」に関して御意見をいただいた。人づてなので真意は明らかではないが、白だろうが赤だろうが黄色だろうが、その人のバックグラウンドを踏まえた上で教えるのが上手なインストラクションだよと私に伝えたかった?あるは学んで欲しい、という風に聞こえた(それでいいですか?)。
この前の書き込み自体は否定するつもりはないが、指導する側の技量や努力が大事なのはいうまでもない。学ぶ、教えるということについてこれからも考えていきたい。
もちろん,このインストラクターの言っていることは間違っているとは思えないが,バックグラウンドをふまえた上で教えるのは不可能である.想像した上でと言うのなら可能であるが...
管理人は,こういった場合には教えられる側と教える側(こちら)の間でのかけひき(やりとり)で,どの程度の知識を持っている人(バックグラウンド)なのかを判断(想像)するようにしている.すべての事柄について教えられる側が教える側よりも知らないということは,あり得ないと思う.
こういう言い方をすると非難を受けそうだが,このインストラクターの態度が”教えてやる”に見えて仕方がない.要するに上に立った物の見方だ.
教えるときに最も大事にしなければならないのは,自分の考えを理解してもらうべく,場の雰囲気を作ることである.自分の考え(これから伝えようとすること)が,きちんと伝わらないような素地を作るようではいけないと思う.大学の講義などでも"教えてやる"方式では学生には不人気であると思う.どうやって,聞いてもらうかということから,指導する側は考えておく必要がある(決して下手に出るという意味ではない).
2006年10月 8日
日経メディカルCadetto(カデット)
日経メディカルCadetto(カデット)とい若手医師向けの雑誌が発刊されます.日経メディカルオンラインに登録することで医師であれば無料で購読できます.ぜひ,どうぞ.私も登録しました.
2006年9月29日
頭を白紙にして受け入れる
初期研修医でまじめな皆さんにはあまり関係ないのですが、後期研修医やそれ以上の麻酔科医で新しいこと、とくに自分のやっていない方法を受け入れられない方がいます。電脳ブログでは”白い心”と表現されているのですが、私はよく頭を白紙にすると言う表現を使います。これができないと、現代の医療の世界では、新しい考え方が出てくるのが常ですから、今風の医療ができない医師になってしまいます。初期研修医は比較的素直に受け入れてくれることが多いと感じてますが、後期研修医以上(指導医クラスも含めて)になると、ちょっと自分のやり方と違うことを受け入れられない場合が目に付きます。後期研修医を教えにくい原因の一つは、ここにあると思います。管理人が教えられる側になる場合には、”教える人の言うことをすべて受け入れること”に心がけてきました。
この気持ちを持たないと、新しいものはそのうち何も受け入れられなくなってしまいます。いろいろなやり方、考え方を学ぶためには”頭を白紙にして受け入れる”過程が重要です。これが、出発点です。
2006年9月24日
日経メディカルオンライン
日経メディカルオンラインに登録(医師であれば無料)すると過去の日経メディカルの記事がPDFで閲覧可能です.日経メディカル 2006年9月号のp.62-63に管理人が出ていますので是非ご覧ください.右のカラムのお役立ち情報BOXのなかにある「日経メディカル・過去記事検索 」から検索できます.
「特集 その手技、本流? ?あなたのやり方は間違っていないか?」という記事です.
2006年9月23日
時代が違う
Laryngoscopeさんのところに「時代が違う」という記事が掲載されている.以前は並列麻酔も,麻酔中にICUでの急変も対応していた先輩の話である.たしかに若い頃(かつての時代)はそれでも良かった.いまは,まともにやっていても失敗すれば刑事事件にされる時代である.並列麻酔やICUの患者が急変したときなど,自分の診ている患者が落ち着いていれば対応できるときもあるだろう.しかし,わざわざそのような状況を好きこのんで自ら作って,かりに自分が見ていた(放置した)患者が不幸なことになった場合,どう見ても救いようがない.並列麻酔を行って自分は医療事故など起こさないという強者もいまだにいるのは確かである.外科医が要求するから,病院が無理を言うから並列麻酔を行うという人々もいる.麻酔は誰のためにするか,何のためにするのかを忘れているのではないだろうか.もちろん生産性や効率もある程度は追求すべきだとは思うが,安全が担保できない場合には認めることはできない.そういう時代である.
かなり以前に「患者はこうして殺される(浅山健)」が出版されている(医者にメス掲載の目次).実際にあった話に忠実にかかれいると聞く.
2006年9月20日
自分に厳しく他人に厳しい人
「自分に厳しい人は他人に厳しい」,この中身には2種類ある.自分に厳しいというのは常に自己研鑽を積むということを指している.他人に厳しいというのは2つを分けて考える必要がある.まず万人に厳しい人これはOKとしよう.部下に厳しく目上(または同僚)に甘いという人がいる.これが問題である.特に,部下の失敗を自分の責任と思わず,部下のみを叱りつけるのはサイテーだと思う.これは,自分に甘く,他人に厳しいと同等である.部下の失敗の原因は,自分の失敗であり,自分がうまく部下をコントロールもしくは指導できないから失敗するのである.このことがわからない指導医を時に見かける.
2006年9月16日
どうして麻酔科医になったかの答え
よく「どうして麻酔科医になったか」を聞かれることがある.「どうして」と聞かれても「好きだから」としか言いようがない.その「好きだから」にいろいろな理由があるのだと思う.「好きだから」というのは立派な答えだと思う.物事に向き合う上で「好きだから」というのは,最上の理由である.「好きだから」続けられる.「好きだから」がんばれる.「好きだから」新しいことに挑戦できるのである.
おそらく「どうして」と聞くのが研修医で,その研修医がメンターをもとめて問うている場合には,「好きだから」だけでは満足しない.聞く相手が,一般人あるいは上級医であれば「好きだから」だけで完結してよいと思う.私の場合,きっかけは「好きだから」なのであるが,そこから「おもしろい」に発展した.この「おもしろくなった」というのは今でも覚えている.麻酔科が「ただ単に麻酔をかけているだけではない」と言うことが実感できたからおもしろくなったと思う.手術の麻酔で”うまい麻酔科医”が麻酔をすると何事もなく終了する.この”なにごともなく”の裏にはどんな努力(ちょっと大げさか)があるかを理解できたなら麻酔科の魅力がわかるだろう.その努力というのが,ちょっと大人なのである.
ここを熱く語ればよいのではないかと思う.恥ずかしいのでこれ以上は書けないが,麻酔科の魅力を知りたい研修医の先生は私のところに研修にきてください.
2006年8月31日
「予習しなさい」「勉強しなさい」はダメ指導医
臨床研修医が質問をすると「勉強しなさい」と答える指導医がいるらしい。わからないから質問をしているのに、「勉強しなさい」はないだろう。勉強の仕方を教える。どんなものを調べればよいのか、何というキーワードで調べたらよいのかなど、何らかの目標設定をしてあげるべきだと思う。これと同様で、「予習してきなさい」や手技に関して「イメージトレーニングしてきなさい」も論外である。きちんとその方法を教えた後で言うべき言葉だと思う。何を予習するのか、何を勉強するのか、どんなイメージを持ったらいいのか?指針を与えて初めて指導といえるのではないだろうか。
2006年8月14日
Anesthesia podcast
最近,「麻酔電脳ブログ」で知ったのですが,The Department of Anesthesiology & Critical Care at St. Louis Universityが公開しているPodcastのサイト「Anesthesia podcast」があります.QuickTimeとiTunesがあれば,WindowsでもMacintoshでも視聴が可能です.このサイト,最近の管理人のお気に入りになっています.Chairman’s Talk/Grand Rounds/Anesthesiology Lecturesをクリックして様々なコンテンツにアクセスしてみてください.
2006年8月 9日
選手としての指導と監督としての指導
眠らない麻酔科に「方策」という記事が出ている.このなかに,”「名選手は名監督にあらず」はジーコを見ても理解できるけど、やって見せると言う、これ以上の手本はない。”という行があるが,まったくその通りだと思う.私自身,自分のできないことはうまく教えられないし,やってみせられないことは教えても説得力が全くないと思う.まず,教えることができるのは自分がきちんとできると言うことが最低条件で,教えるためには,教えられる人の考え方や手技をみて,どこを直せばうまくいくか,間違った方向に考えているところはないかなどを分析できなければならないと思う.「名選手は名監督にあらず」とはよく言うが,選手である自分と同じ事を初心者に教えてすぐできる故ではない.選手はすでに特殊な技能を身につけてしまっているのである.初心者ができるようにするためにはどのようなアプローチで教えるかを,あらかじめ考えておく必要がある.また,初心者に見せる手本は初心者ができるようなわかりやすいスピード,わかりやすい手順などで見せる必要があり,選手としてのうまさ(上手で素早いだけの)を強調するような物をお手本として示すのはよろしくない.選手が監督になったとき,要求されるのは選手としての技量に加えて監督としての配慮であると思う.良い監督はこのような配慮ができることであり,このような配慮こそコーチングの基本であると思う.
2006年6月25日
麻酔科医の分類
世の中には、ずいぶん違った印象の麻酔科医がいることにお気づきであろう。多くの場合、その年代や育った環境により分類可能なのではないだろうか。
第1世代…麻酔科黎明期(日本では外科から麻酔科が分離した頃) 1960年代後半?1980年頃
第2世代…模索&挑戦期 1980年頃?1990年代後半
第3世代…専門性獲得期 1990年代後半頃?現在
第4世代…付加価値の時代 これから
私は第3世代の麻酔科医だと思っている。右側に書いた年代は、おおまかなもので、要はその時代に麻酔科医になったという意味ではない。同じ時代に研修したと思われる麻酔科医でも、明らかに第2世代の麻酔科医がいる。その意味は各自考えていただければよいが、もっと進化すれば自分自身は第4世代となることが可能だと思う。進化し続けるためには常に新しいことを受け入れようとする態度とそれに対応する自己研鑽が必要だと思っている。
ちょっと意味深だが、現在でも第2世代にとどまっている麻酔科医に教育を受けると、第2世代以上にはなれないのではないだろうか。
ここで言う、第3世代というのは専門医/指導医の資格を持っているということではなく、実際にその実力を維持、スキルアップしつづけるという意味である。
専門医/指導医の資格を持っているだけの麻酔科医は、この分類では第2世代に分類される。
この分類は、msanukiの麻酔科医分類(MJA分類2006)とでも名付けようか。
2006年4月13日
2006年4月12日
臨床研修と勉強法(1)
臨床研修制度が始まってすでに2年が経過しました。自分の頃と比べて、カリキュラムがきちんと決まっていて、うらやましいと思う反面、カリキュラムが決められているのはどこの科を回るかだけで、中身は研修医次第であると言う話も聞きます.もし,そうであれば昔から何ら変わっていません。当然といえば当然のことですが、研修内容や程度は、研修する側の問題が大きいのです。器だけあっても中身がない研修になります。あなたの病院はどうでしょう.
さて、今回は勉強法についてです。学生の頃の延長で、教科書だけを勉強している。あるいは、医学雑誌の特集記事のみを見ている方はいませんか。まとまった知識を得たいとき。常識的な知識を得たいときには、それでかまいません。しかし、ある程度の知識や技術が身についてくると、それだけでは物足らないことに気づくはずです。あることがマスターできたらそれで終わり?それでいけないと思ったときが、ステップアップのチャンスです。疑問に思ったことを解決してくれる,解決するための勉強法を知っていますか.それができなければ,研修でせっかく経験した症例も身につかず時間だけが無駄に過ぎていくということになります.焦る必要はありませんが,教科書や雑誌の特集だけの勉強だけではいけないということです.最近は,ACLSやBLSなど決められたことを覚えればそれでおしまいと考えている研修医も多く,その延長で臨床研修も捉えてしまいがちです.それではいけないと言うことだけ書いておきます.
では、どのように勉強を発展させるか.それは次回のテーマとします。
2006年4月 5日
2006年4月 2日
点滴をとる
あなたは患者さんに,「点滴をとる」と言いますか?点滴は「取る」ではなく,「する」と言った方がよいです.点滴を取るというのは,ものを取ることと同じで,医療行為を行う者が患者さんから奪うという意味だと思うのです.丁寧に言ったとして「点滴を取らせていただきます」というのはやはり変です.「点滴をさせていただきます」というのがよいのではないでしょうか.この話は,第6回麻酔科学ウインターセミナーで,秋田の佐藤先生が発言された内容です.それ以来,私もつとめて「点滴をさせていただきます」と言うようにしています.
2006年3月29日
あなたはメンターになれますか?
本日は,メンターって聞き慣れない言葉の解説から.
長期的な観点に立って指導し、支援してくれるような人物のことを“メンター(mentor)”といいます。いわば職業人生上の師匠のような人です.尊敬できる上司や有能で親切な先輩は、“メンター” の役割を果たしてくれる可能性が高いのです。
臨床研修医がメンターと思える医師は、通常は自分より少し上の先輩医師ではないでしょうか。ということは、後期研修医は十分、初期研修医のメンターになることが可能だということ。つまり、後期研修医は研修という立場でありながら、初期研修医にとって魅力的な存在になる必要がありますね。
以前にmsanuki.netで紹介した,山形大学麻酔科のサイトに「麻酔科医になろう!」というページがあります.ここでもメンターについて,紹介されています.
2006年3月18日
2006年3月17日
2006年3月15日
場の雰囲気を読む
医師は、「場の雰囲気を読む」ことが要求される職業である。これができないと、不利になることが多い。なぜなら、人を相手にする仕事だからである。相手の出方によって、対応を180度変える必要はないが、柔軟な対応が求められることは確かである。臨床研修においても同様で、「場の雰囲気を読む」ことができたほうがよい。
対人関係において要求される能力で、もう一つ重要なのは、対応力である。「あせらず,さわがず,確実に」略してASKです.どんなときでもASKを保って対応できる力をつける必要があります.この対応力,自分の行動を制御できない人にはつきません.「心を平静に保つ」訓練をしましょう.もう一つ,機を逃さずに対応する力が対応力には含まれます.なんでもとりあえず反対する人がいますが,対応力に欠けると判断されます.ここを,トレーニングしましょう.判断基準を広く,柔軟に自分の中に持たなければなりません.
場の雰囲気が読めて,それに対応する力をつけることができれば,大物になれます.逆に,これができないと,よい対人関係は生まれません.この内容は研修医だけではなくすべての医師に要求される能力だと思います。
ちょっと抽象的ですが,わかる人にはわかりますよね.
2006年3月13日
観察力(2)
観察力をつけることが大切で、見ることも大切な研修であると以前に書きました。私の臨床研修医の指導方針は、できそうなことだけやらせて、できなそうなことは指導医のやっていることを見せる方式です。このできそうなこと、というのは個人個人によっても違いますし、時期によっても違います。
今回は、指導医が研修医のできそうなことを見極めるという観察力です。また、個人個人の性格や器用さ、目指すものもさまざまです。それを汲み取って適切にフォローするためには、研修医を観察する力が指導には必要です。紋切り型の指導ではなく、テーラーメイド(オーダーメイド)の指導を目指しています。もちろん、アドバイスもします。コーチが選手に対して、強化するべきところを個別に指導するのと同じようなアドバイスです。このテーラーメイドの指導をするためには、観察力が必要なのです。ときどき何気ない質問をして、実力を確かめることもあります。観察力は研修医だけでなく指導医にも必要な技量です。
2006年3月11日
鵜呑み
「物事を鵜呑みにする」というように使う言葉がある。1週間ほど前に「医療ミス重なり患者死亡 3医師を書類送検」という記事が各新聞に掲載された。この事件では、血液検査の異常値で縫合不全による炎症の可能性を疑うべきなのに、部下の外科医は外科部長に「術後は良好」などと伝え、外科部長は引き継ぎをうのみにして必要な検査を怠り、腹膜炎で患者を死亡させた疑いで書類送検されている。結局、この外科部長は自分で患者を見ていなかったということである。これに、似た状況が麻酔科にもある。主治医が言う大丈夫である。自分の専門以外の分野に関してなんの根拠もなく大丈夫と答える強者の主治医がいる。ここにはワナが仕掛けられている。主治医だからきちんと見ているだろうというのは禁物で、自分の目でもきちんと検査データ、画像データや診察所見などから事実を確認できるような力をつけておくことが肝要である。「大丈夫は大丈夫ではない」ということです。
2006年3月10日
2006年3月 9日
2006年3月 6日
観察力(1)
臨床研修医に限らず,身につけるべき能力だと思います.臨床研修における観察とは,その道の専門医がどのように医療行為(場合よっては患者対応)を行っているかを見る力(眼力)だといえます.見たことから何を感じ取るかということは、何に着眼するかにかかっています。
臨床研修医に質問をしてみれば、観察力がどの程度かがわかります。一番簡単なのは、指導医が今行ったことの手順を説明させることです。指導医が行った行為を口頭できちんと答えることができるかどうかです。抜き打ち的に聞いてみるとよいでしょう。
性別によって観察力に差があるような気がします。どちらがきちんと答えられるかを、ここで述べてしまうと研修医の皆さんにはショックが大きいので秘密にしますが、「しっかり観察する」ということ自体が大事な研修になります。この力をつけることは、この先も役立ちます。”ボーッとして何気なく見る”のはやめましょう。何でも、鋭い目で見るという貪欲さが必要です。
2006年2月23日
キセる麻酔 「キセってます」
「キセる麻酔」をご存じだろうか.名称があまりよろしくないが,昔のキセル麻酔ではない.昔のキセル麻酔とは,VIP患者の麻酔を頼まれた部長先生?が,導入と覚醒の時だけいて,残りの麻酔維持(意識がない部分のみ)は部下に任せることをキセル麻酔と呼んだらしい.しかし,今回の「キセる麻酔」は,このことではない.キセる麻酔というのは,管理人が定義した新しい言葉である.以下の文献を読んで欲しい.参考文献には「キセル麻酔」と記述したが,紛らわしので最近は「キセる麻酔」と書くことにした.「キセる麻酔」とは吸入麻酔薬で維持を行う際に,覚醒前に吸入麻酔薬を強制的に排出させるためにOFFとして,プロポフォールに切り替える方法である.ちなみに麻酔導入時にもプロポフォールを使用しているので始めと終わりのみプロポフォールを使用するという意味で,たばこの道具「キセル」に当てはめて命名した麻酔法である.キセルはカンボジア語らしい.
この「キセる麻酔」で,吸入麻酔薬からプロポフォールに切り替えたことを「キセっている」と表現する.たとえば,「セボのキセるをしていたんだけど,手術が終盤になったので,もう,キセってます.」と言うように使う.
【参考文献】麻酔・救急・集中治療専門医の極意(新興交易医書出版) 貝沼関志 編著 ISBN4-88003-659-5
p.72-76 吸入麻酔薬でも時間通りに覚醒させる?「キセル麻酔」もやります? 讃岐美智義
2006年2月19日
教えることは学ぶこと
研修医の指導に対して評価されないと文句を言う指導医がいる.指導したことに対して評価されないのでボランティアだとも言う.
本当に評価されないのであろうか?私の考えは違う.評価されないと思っているだけである.研修医を指導する行為は,出世のための評価につながらないと考える指導医は真の指導医ではない.指導することにより,フィードバックが得られるのだ.ただ,指導される側もしっかり反応しなければ,指導医の意欲をなくし,評価してもらえないという文句が増えることは確かである.
指導医がしっかり教えて研修医がきちんと反応すればお互いに得るものはある.「教えることは学ぶこと」である.この意味は,各自考えてもらいたい.「何を学ぶか」は,自分次第である.
2005年12月 5日
論文を書いてみよう!
「論文を書いてみよう!」
どこかの教授の口癖のようなこと言うなー.とお思いかもしれませんが,これは本のタイトルです.
諏訪邦夫先生の最新刊です.克誠堂出版から出ています.
研修には関係ないと考えている方もいるでしょう.
しかし毎日,仕事をしているならば何らかの発見や,創意工夫があるでしょう.教科書に書いてあるとおり,指導医に教えられたとおりだけではないはずです.研修年限が上がるにつれて,教科書通りでないことは増えてくるのです.
さて,この本で問題にしているのは論文を書くまでのプロセスで,インパクトファクターを稼ぐ方法とか,一流雑誌に掲載する方法とかは紹介していません.研究(動物実験に限りません.)したことを世に知らしめるための方法を紹介しているだけです.これが,初心者には大事だと思います.
書いてみるまでのとっかかりが重要です.一度書いてみれば次からは,スピードがつきます.どんどんいけます.この,始めの一歩が踏み出せない研修医がおおいと私は感じています.その第一歩を踏み出す手助けをしてくれます.今風にアレンジした表現になっていますので,過去に出版された類書よりずいぶん易しく手引きをしてくれると思います.いちど,読んでみてください.
2005年12月 3日
2005年11月17日
PSLS Instructor
日本臨床麻酔科学会の会場で,本日,スミルノフ教授からPSLS Instructorと認定された.PSLSとはPrectice-Swing with the LaryngoScope Programである.この認定証,なんと私の誕生日(華岡清州とおなじ)に発行されている.そのことをつたえると, 恐れ入りましたと言われてしまった.ちなみに,このインストラクターは日本にまだ11人しかいないそうである.

2005年11月15日
麻酔器仕業点検、麻酔時のモニター、ACLS
麻酔科指導医「麻酔器仕業点検、麻酔時のモニター、ACLSは何のキーワードでしょう?」
研修医A「?」
研修医B「わかりません」
麻酔科認定医「先生(指導医)の得意な分野ですか?」
麻酔科指導医「ほぼ当たりかな」
これは、麻酔科専門医の実技試験のヤマです。いつの時代も同じはず。
麻酔科で研修すると、3つのいずれの項目も絶対に他科の医師より詳しくならなければいけないことだから。
スミルノフ教授のサイトをみても実技試験に絶対でる項目です。ちょっとできるだけではダメで、かなり詳しくないといけない。だから実技で試すと(日常的にやっているかどうかを見るには)よいのです。
2005年11月 8日
第6回麻酔科学ウインターセミナー 第1報
昨日、第6回麻酔科学ウインターセミナーの案内が近々あることを書いたが、日本心臓血管麻酔学会と日本麻酔・集中治療テクノロジー学会で,各ページに詳細が掲載された。
2006年2月24日(金)?2月26日(日)に北海道(ヤマハリゾート キロロ)で、第6回麻酔科学ウインターセミナーが開催される。
初期研修医向け発表のほか、特別プログラムとしてSAJ公認スキー検定も予定されている。
研修医向け発表を含めて、締め切りは2006年2月5日(日)
是非応募して、北海道に行こう。管理人も行きます。
2005年11月 7日
第6回麻酔科学ウインターセミナー
2006年2月24日(金)?2月26日(日)に北海道(ヤマハリゾート キロロ)で、第6回麻酔科学ウインターセミナーが開催される。
ここでは、初期研修医向け企画があり、発表の機会が設けられる。是非参加して最優秀エッセイ賞をGETしよう。
●初期研修医向け発表(初期研修で麻酔科を回った研修医対象)
後援は、日本心臓血管麻酔学会と日本麻酔・集中治療テクノロジー学会で,各ページに詳細が掲載される予定。
2005年11月 4日
あいさつ
毎朝,通勤途中に反対側から歩いてくる見知らぬ中学生が、自らすすんで挨拶をする.少し遅れて、うちの娘の学校の先生(その先生は私の顔を知らない)が来るのだが、こちらが挨拶をしても知らん顔である。しかし、周りの小学生には挨拶をしている。これと同じ事が、病院内でもある。ある年配の事務官が、白衣姿の私には挨拶をするのだが、私服で院内を歩いているとこちらが挨拶をしても何も言わない。院内で出会うのは病院内で働いている者、患者あるいはその関係者、取引業者の可能性が高い。そのことを、ある院内会議で出会ったので、本人に伝えたところ「大変失礼しました。気をつけます」と言う。たかが挨拶なのだが、そんなことができない社会人それも指導的立場にあると思われる者ができないのは、大きな問題である。事務官も小学校の先生もバツ(×)である。どこで評価されているかわからないことを肝に銘じておこう。自ら挨拶をする中学生が、断然すばらしく思えてしまう。たかが挨拶である。
2005年10月30日
「麻酔と救急のために」の秘密
スミルノフ教授に、「麻酔と救急のために」の秘密を指摘されてしまいました。そんなはずではなく、ぴったり同じにしたはずですが、ショックです。増刷時には2mm削ってもらうことにします。絶対に削ってもらおーっと。
2005年10月10日
LiSA2005/10[麻酔科医を増やすにはどうすればよいか?]
2005年9月30日
AはAirwayのA
「AはAirwayのA」という随想が、ある麻酔科医(日本の代表的な麻女である)のホームページに掲載されている。我々にもとめられるものは、BLSやACLSをただ学んだり教えたりするだけではなく、実践できる勇気を身につけることである。このホームページには、ほかにも味のある話が掲載されている。是非、読んでほしい。最近更新されていないのがちょっと残念だが・・・
2005年9月22日
麻酔科研修医日記
以前からずっと気になっていたのですが「An Anesthesiologist's Day ブログ:麻酔科研修医日記」を紹介します。ブログ以外のページはこちら(本家のAn Anesthesiologist's Day)です。おそらく、研修医時代から書いている?、研修医の心を忘れない?とにかくかなり謙虚なサイトです。結構、自己分析ができている先生であると、お見受けします。
悩み多き研修医にはこのホームページは大変参考になると思います。ブログだけでなく本家も読んでくださいね。
麻酔科医生活はいいですよ。ぜひ、あなたも麻酔科医になりませんか。
2005年9月14日
麻女
「麻女」をご存じだろうか?「魔女」ではない。
「麻女」とは、麻酔科の女医さんのことである。管理人の近くにも「麻女」はたくさんいる。また、管理人の出身大学の麻酔科には「麻女の会」なるものも存在する。大麻女から小麻女まで結束は堅い。
ホームページ上では「麻女(まじょ)」から一言を掲載している山形大学医学部麻酔科のサイトがある。
麻酔科に入れば女医さんは麻女になれる。
カテゴリー
このカテゴリーの記事一覧
- 1Q84
- クロスフィンガーの直前
- さぬキャップの発売元
- お金の取れる麻酔を定義する
- イメトレのすすめ
- プレゼンテーションの手法
- さぬキャップ復活
- 研修医の「さしすせそ」
- トリガーポイント注射
- ドクター・ナース・医療スタッフのためのOffice活用の極意123
- Lamy2000と替え芯
- あたらしい緑のレーザーポインター
- お褒めの言葉「手術室モニタリング攻略ガイド」
- よそゆきの演題とふだんの演題
- 挿管困難対策手技マニュアル
- 久しぶりのスタバ
- 臨床教育1分間指導法(Six Micro-Skills for Clinical Teaching)
- エアラリマ
- チームバチスタの栄光のドラマ版も終了
- 風のガーデン最終回から
- 日本麻酔・集中治療テクノロジー学会終了
- 0系新幹線で外勤
- 修羅場る(しゅらばる)
- 3分間砂時計GET
- 麻酔を失敗する
- GasMan V4発売開始
- GasMan V4
- i-gel
- 1月の連休に大型エキスパートセミナーin Hiroshima企画
- 第5回JB-POT受験記
- エコーガイド下中心静脈穿刺
- SATチーム員募集中
- スーパー麻酔科医
- 手のひら筋肉
- サイバーチームとアナログチーム
- 麻酔情報管理システム(AIMS)
- 3の倍数で3回アホになる部屋番号
- ご静聴ありがとうございました(最後のスライド)
- 認知症治療薬CNB-001
- 人生の「レベルアップ」はある日突然ドアを叩く
- おそるべし世界のナベアツ
- 初期臨床研修制度の不具合の修正?
- がんばりましょう、番外篇
- 麻酔科を知る日(初期研修医)
- がんばりましょう、その後
- 第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島
- 麻酔科耳
- かめぜ
- 気管挿管トレーニング DVDがAmazon.co.jpに登場
- JB-POT人気再燃
- GasManのベータ版
- 高校生の目に映る麻酔科医
- 医介輔(いかいほ)
- バイバイキーン
- RE:「ベッド移動とかけ声」論
- RE:福井大学での講義
- がんばりましょう
- 系統講義への挑戦
- Anesthesia&Analgesiaの無料英文校正サービス
- レーザーポインター論
- RE:日本光電のモニターにiPod touchが潜んでいた!?
- 「ベッド移動とかけ声」論
- 日本光電のモニターにiPod touchが潜んでいた!?
- 「術中覚醒」が議論を呼んでいる
- TIVA教育アンケート(中間報告)
- 「なぜできないか」ではなく,「どうしたらできるか」
- 宗教的輸血拒否に関するガイドラインとフローチャート
- 麻酔診療点数の重症患者分類が変更されている
- 新しいことを始めてみようよ
- 麻酔導入後の声かけ
- 第8回麻酔科学ウインターセミナー報告
- URL集「麻酔科領域のコンピュータ活用」
- 使用済みのAIRTRAQを懐中電灯にする方法
- 下あごの位置
- 「歳をとる毎に1年が加速度的に早くなる」2つの理由と対策
- 病院のスタバ
- 年の初めに...
- 使える医者
- 眠りと目覚めの間 - 麻酔科医ノート -
- 気道確保器具の盛衰
- 丸石製薬の配布している麻酔情報誌
- 最近のプレゼン
- オーディオブックでNHK徹底トレーニング英会話
- A Practical Approach to Transesophageal Echocardiography
- クロスフィンガーの新指導要領
- 研修医の75%が学術誌論文の統計解析について全く理解できていない
- 麻酔科研修の特徴を一言で言いあらわす
- ヤブ医者の定義
- 指導医の進化
- 上手なプレゼン,わかりやすいプレゼン,楽しいプレゼン
- 黒子のように動く?
- デジタル文献整理術 第3版
- セボフルランとプロポフォールのディベート
- レミフェンタニルの感触(200709)
- ACLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)
- 第4回広島麻酔エキスパートセミナー
- BLSヘルスケアプロバイダーコース(G2005)
- Fentanylの白ラベル
- お金の取れる麻酔...つづき
- お金の取れる麻酔
- 「英辞郎 on the Web」にスペルチェック機能
- PCの日本語入力
- 麻酔科関連のリソースのまとめ
- 麻酔科後期研修向けの書籍
- 麻酔科後期研修説明会2007リベンジ 改...ビール会
- 日経メディカル2007年6月号広告
- エコーガイド下神経ブロックの本
- AIRTRAQ
- プレゼンのスライド
- アイ~ン
- 話し方のトレーニングができるDS用ソフト
- PDAや携帯でPubmed
- プロフェッショナルとオタク
- ダブルキセルと上乗せオピオイド
- アルチバの血中濃度予測
- 麻酔科研修チェックノートの初版
- pkBOX
- 病院にスタバ
- とりあえず,これだ
- 奥様は麻女
- 頭で理解し 身体で覚える 気管挿管トレーニング DVD
- 食道誤挿管
- IT理論
- 挿管人形での実習
- プレゼンの3要素
- レーザーポインタ付きリモコン
- 今年の目標
- Anesthesia Now
- 今の麻酔は情報戦(2)
- 今の麻酔は情報戦(1)
- アルチバ
- なんちゃってTIVA と アンバランス麻酔
- 白い心6
- 臨床麻酔学会の臨床教育セミナー
- 頭を白紙にして(つづきのつづき)
- 頭を白紙にして受け入れる2
- 頭を白紙にして(つづき)
- 日経メディカルCadetto(カデット)
- 頭を白紙にして受け入れる
- 日経メディカルオンライン
- 時代が違う
- 自分に厳しく他人に厳しい人
- どうして麻酔科医になったかの答え
- 「予習しなさい」「勉強しなさい」はダメ指導医
- Anesthesia podcast
- 選手としての指導と監督としての指導
- 麻酔科医の分類
- 麻酔科学レビュー2006
- 臨床研修と勉強法(1)
- 点滴をとる(その2)
- 点滴をとる
- あなたはメンターになれますか?
- これは何でしょう
- てきてきの答え
- 場の雰囲気を読む
- 観察力(2)
- 鵜呑み
- てきてき
- ピコピコとってきて
- 観察力(1)
- キセる麻酔 「キセってます」
- 教えることは学ぶこと
- 論文を書いてみよう!
- 成長した?フェンタのシール
- PSLS Instructor
- 麻酔器仕業点検、麻酔時のモニター、ACLS
- 第6回麻酔科学ウインターセミナー 第1報
- 第6回麻酔科学ウインターセミナー
- あいさつ
- 「麻酔と救急のために」の秘密
- LiSA2005/10[麻酔科医を増やすにはどうすればよいか?]
- AはAirwayのA
- 麻酔科研修医日記
- 麻女
About 麻酔科医生活
ブログ「msanuki.net 麻酔科医になろうよ!!<麻酔科研修総合情報サイト>」のカテゴリ「麻酔科医生活」に投稿されたすべてのエントリーのアーカイブのページです。新しい順番に並んでいます。
前のカテゴリは麻酔看護セミナーです。
次のカテゴリは麻酔科専門医/指導医です。





