昨年の秋に発売されたiMacの27インチモデルにはminiディスプレイポート(DP)規格の端子が備わっており、外部のPCからの入力が可能である。Macのminiディスプレーポートのものは全く問題ないのだが、単純なWindowsの外部モニターにはならないらしい。これを調べていくと、どうも、ビデオカードの規格と型番が問題であるらしい。すなわち、ビデオカードを限定すればiMacを起動した状態でWindowsの外部モニターとして使用が可能らしいのだ。Windows側に備えるビデオボードはATI Radion HD4890などのDP端子を持っている必要がある。ただ、DPポートがあるビデオカードではだめである。管理人の最近自作したマシンは、偶然にもHD4890のビデオカードである。ということは、最近、開発用マシンとして購入したiMac27インチはWindowsのモニターとして利用できるのだ。ただ、このHD4890はDPポートがあるのだが、iMac側に用意された、miniDPポートとの接続ケーブルは日本国内では未だ発売されていない。接続のためにケーブルを輸入する必要があったのである。
これらをすべてクリアーするとめでたくWindowsマシンのモニターとしても使用できるので27インチ画面にMacintoshもWindowsも表示できるのである。こんな、オタクな使い方をしてまでも接続している人は、まずない。接続できると言っても、制約が多すぎる。基本的にはMacintoshをつなぐためにあるのだ。
■iMac27インチ(Apple)
■SAPPHIRE VAPOR-X HD 4890 1GB GDDR5 PCIE HDMI/DP(SAPPHIRE)
■Mini Displayport to Displayport Adapter Cable(cable assemblies)
というわけで、めでたくiMacのディスプレーをWindowsのモニターとして使用することができた。切り替えは、Macのキーボードから「command」+「F2」でMac←→Windowsの切り替えが可能である。
地デジの受信機をUSBで接続してWindowsで地デジのソフトを走らせると、モニターがHDCP(High-bandwidth Digital Content Protection) に対応していないというメッセージがでて、終了してしまう以外は、ソフトウェアを単体で動かしている限りトラブルはない。