ソフトウェア

第1回森河賞受賞

NIFTY-Serveのバイオフォーラム
(バイオ研究者が集まるフォーラム)で
森河賞を受賞しました.

以下に,その賞の内容と受賞の経緯をバイオフォーラムより転載します.

134/135 QGA00050 竹腰 正隆
第1回森河賞受賞作決定
( 1) 95/03/22 20:54
今年から始まった、バイオ研究者にとって有用なソフトを作成された方に送られる森河賞の第1回受賞作が慎重な審査の結果決定しましたのでお知らせします。受賞作は下記の讃岐美智義さんによる文献管理ソフトです。
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【ソ フ ト名】 REFERENCE TRANSFORMER
【バージョン】 1.17
【サ イ ズ】 55936 bytes
【登 録 名】 RT 1.17/Reference Transformer
【著 作 権者】 讃岐美智義 (MHB02013)
【掲 載 者】 讃岐美智義 (MHB02013)
【転 載 元】 オリジナル
【動作 環境】 Macintosh 全機種 漢字Talk7
【掲載 月日】 1995 年 01 月 16 日(火)
【作成 方法】 Compact Pro,StuffIt Expander などで解凍
【SOFTの種類】 フリーウェア
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MEDLINE(sileverplatter,DIALOG ON DISK),JOIS,医学中央雑誌,PaperChaseなどのログファイルから必要部分を切り出し,ファイルメーカーProやEndNotePlusで利用できるようにするためのソフトウエアです.
本ソフトはFBIOのライブラリ3の#358に登録されています。
今回の森河賞受賞作は奇しくも、かつて森河さんが作られ地道にバージョンアップされてた文献管理ソフトYMJと同様な機能を持つソフトとなったことはなにがしかの縁を感じさせます。受賞のポイントとなったのは、フリーソフトにもかかわらず讃岐さんによってこまめなバージョンアップがなされ、さらにユーザーの要望にも応えて改良を加えられたその努力に審査員の関心が向けられました。またそれらの結果として商用ソフトにもない使いやすさを獲得した本ソフトの優秀さに第1回森河賞がふさわしいと判断しました。
この森河賞は昨年不慮の事故で亡くなられた福井医科大学の森河 淨さんを記念して設けた賞です。森河さんのようにバイオ研究者のためにこつこつと有用なソフトを作られまたそれをメンテナンスされてる方の努力を
たたえてその作品に送られる賞です。

135/135 NCC00506 金子 周司 RE:森河賞決定
(10) 95/03/25 08:41 134へのコメント
★竹腰さんはじめ選考委員の方々,ご苦労様でした。讃岐さんおめでとうございました。文献データの整理というのは現場の研究者が必要にかられてすることなので,一般のソフトウェアではサポートしてもらえそうもない領域であり,まして医中誌のような日本固有のものまで,ということになると自分たちで作るしか道がないところだと思います。森河さんご自身もそれで苦労しておられ
たのだし,第一回の讃岐さんのRTの受賞は研究者が選んだソフトウェアとして,たいへん納得のゆく選定結果だと思っています。
★他にもこの分野にはFrancisco Valero さん作の EndNote Translator や浜畑さん作の M2P 等があり,これらはC言語で簡素なインターフェースのアプリケーションを作成しているため高速な変換が行われますが,それらとはひと味違ったハイパーカードスタックの Macintosh らしいと言えるでしょうね。添付されている FileMaker のカードのセンスもいいですね。
これからも,森河賞でバイオ研究者のためのフリーウェア作成を大いに支援していってください。データベースやハイパーテキストを含めたら,まだまだいくらでもアイデアは転がっていると思います。

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