スミルノフ教授が「3年前に冗談で作った喉頭鏡素振りのススメが、今本当に普及し始めている、ということを信じていいのでしょうか。讃岐先生、実話なんでしょうか。敢えてあれに意味を含ませるならば、単調な繰り返し練習こそ大事ということです。手順も覚えずいきなり患者の前で手取り足取りで教えてもらおうという態度はさすがの先生も許さないぞってね。いや、それは後付けでしてね、確か松井がニューヨークに引っ越して自分のマンションに素振り専用部屋を造っただかっていう話に感化されて、軽い気持ちでパロったはずなんです。・・・」と御発言されている。これに対する管理人の答えは、以下の通りです。
喉頭鏡の素振りは、私が直接指導している研修医には、トレーニングの一環として行ってもらっています。冗談抜きで効果は絶大です。繰り返し、素振りの方向をイメージすることで、自然と型ができてきます。それともう一つ、初心者は肘を曲げて肘から先で喉頭鏡を持ち上げようとするが、素振りをすると上腕が使えるようになるのと、立ち位置(患者との位置関係)がよくなるため、力がないと思われていた女性医師でも、比較的短時間で喉頭展開が自力でできるようになると思う(印象だが)。指導するときには、側方からビデオを撮り、研修医の先生に見せてフィードバックと解説をしています。これ以外にも、秘伝の方法が多数あるのですが、今日はここまでにしておきます。
ぜひ、あなたも「さぬちゃん麻酔道場」で修行をしませんか。立派な研修医、いや麻酔科医になれます。
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