医療全般

気道確保器具の盛衰

気道確保のための道具には隆盛がある。新しい器具や道具が開発されては使われないようになったものも多い。出たばかりの時は珍しくて使ってみるのだがいつの間にか世の中から消えてしまっている。気道確保の器具といえば気管挿管が、まず思い浮かぶ。挿管チューブにも隆盛があり、また(喉頭鏡などの)チューブを挿入するための器具も隆盛がある。たとえば、以前盛んに使われたパーカーチューブというのは今はどうなったのだろう。COPAという気道確保の道具もあったが、いまはとんと見かけない。ラリンジアルチューブというのもあった。食道閉鎖式エアウェイ(コンビチューブ)というのも救急隊は使用しているが、医師が使用するのを見たことがない。気道確保の器具としては、マッコイ喉頭鏡というのも以前は頻用していたような気がする。ビデオ喉頭鏡はどうだろうか。スタイレットファイバーというのもあった。いろいろなものが開発され消えていく。ブラード喉頭鏡やトラキライトは今でも超プロフェッショナルが存在するが、流行ってはいない(すたれてもいないが。。。)。そう考えてみると、通常のマッキントッシュ喉頭鏡やファイバーなどの道具はいまだに頻用され標準的なマスターすべき手技として位置づけられている。新しいものがでれば、皆それに飛びつくが、いつの間にかすたれてしまう。そういったことを考えると、はやりすたりのない器具を使った気道確保にあるていどの時間をかけてマスターしておくというのが賢いと思うのは管理人だけだろうか。マッキントッシュ喉頭鏡による気管挿管やファイバー挿管はマスターするために時間をそれなりの要する。気道確保の器具としてはラリンジアルマスクが生き残っていく気がする.これらの道具は、現在でもすたれていないことを考えると時間をかけてマスターして損はない手技であることの証である。
パーカーチューブ(野上先生の記事)[PDF]
ラリンジアルマスクと ラリンジアルチューブ[PDF](Anetの記事)

丸石製薬の配布している麻酔情報誌前のページ

アストラゼネカの2008年卓上カレンダー次のページ

関連記事

  1. マスコミ/報道

    国立がんセンター:麻酔医が相次ぎ退職 手術にも支障

    2008年4月3日付け毎日新聞に「国立がんセンター:麻酔医が相次ぎ退職…

  2. 医療全般

    肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン

    「肺血栓塞栓症/深部静脈血栓症(静脈血栓塞栓症)予防ガイドライン」の供…

  3. プレゼン

    RE:福井大学での講義

    AP通信に「福井大学での講義」という記事が掲載されている。ここに書いて…

  4. プレゼン

    最近のプレゼン

    5年ほど前に「デジタルプレゼンテーション」という書籍を共著で出版した管…

  5. マスコミ/報道

    医療機器に注意喚起 高速電力線通信めぐり厚労省

    以前,msanuki.orgでPLCアダプダを紹介したが,そのPLCア…

  6. 麻酔科医生活

    とりあえず,これだ

    AP通信?中途半端日記?にImpedance Cardiography…

PAGE TOP