麻酔科医生活

AnestAssist PK/PD ver1.4

AnestAssist PK/PD ver1.4がリリースされている。電脳麻酔ブログでは、ほぼ完成に近づいたと評価されているが、管理人は、臨床で使うにはまだ使いにくいと評価する。内田先生の作られた、Palmacokineticsの操作感が最高だった。同じものを求めるのは期待しすぎだろうか。iPhoneのインターフェースに限界があるのだが、ただ、薬剤を入力するのにタップする回数が多すぎる。たとえば、Fentanylのグラフから「Add drug Given」をタップするとFentanylで「Save」をタップ、現在時刻画面で時刻を「Save」してやっと、Doseの入力画面が表示される。ここで入力後、かならず投与履歴のリスト画面を表示する。グラフが見たい。Drug Inputメニューから、薬剤入力をアクセスしたときと同じ課程を経過する必要があるのだ。View PK/PDの上部にある「Add Drug Given」から薬剤入力したときには、Time Given – Amount Given -View PK/PDという最短のルートで戻ってほしい。投与している薬剤は現在、グラフに表示している薬剤に決まっている。
もう一つ、欲しい機能としては、タップした時刻の濃度を数値で表示(ポップアップ)する機能である。
2300円という値段は、それほど高くはないのだが、お金を取っている以上、ユーザーの意見を取り入れるのが大切だろう。その点は、このソフトはおおいに評価できる。今後の、ユーザーのワークフローを意識したソフトウェアに進化することを期待して使っている管理人である。

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