近年,スポーツ界が注目しているものに「なんば歩き」がある.古来の日本人の歩き方で,手と足が交互に出るのではなく,同側の手と足が同時に出るような歩き方.佐川急便の飛脚のような歩き方である.いまの私たちは,右足が出るときには左手を前に振り出し,左足が出るときには右手を前に振り出して歩いている.これだと,中心軸を意識した動きになり,上体をひねって歩いている.なんば歩きだと,同側が出るために股関節が外旋・内旋することにより上体をひねらずに歩くことができる,二軸感覚の歩きである.詳しくはMIZUNOのホームページに出ている.スポーツ選手では短距離の末續や大リーグのイチローが取り入れている.なんば歩きをマスターすると楽に動ける(歩ける)ようになり,素早い動きに対応できるようになる.
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