初期研修医向け

喉頭鏡挿入時には脇をしめる

喉頭鏡挿入時に脇をあけない.喉頭鏡のハンドルを強く握りしめて胸壁に,ハンドルの先端をあてない.というのはよく指導の時に言っていることです.しかし,研修医が「必ずうまくいく!気管挿管」に,”脇をあけて,肘をあげて喉頭鏡を挿入する写真”が出ていると云って,この本を持ってきます.これは,私が教えている喉頭鏡の挿入法とは違っています!!
喉頭鏡を挿入するときは脇をしめ(肘はあげない),ブレードを口腔内に落とし込むように自然に口腔内に挿入します.


喉頭鏡挿入時以外の喉頭鏡操作時にも脇をあけて操作を行ってはいけません.脇をあけると繊細な操作ができません.箸を持つときに脇をあけてもつと,うまくつかめませんね.それと同じで,繊細な手先の操作(手首から先の操作)をするときには脇はあけてはいけません.硬膜外麻酔やクモ膜下麻酔の穿刺時も同じです.脇をあけるのは繊細な手先の操作のじゃま以外の何者でもありません.

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