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超音波ガイド下中心静脈穿刺手技(RE:ソフトとハード)

電脳麻酔ブログで取り上げられている「ソフトとハード」の意見に管理人も同感である。超音波で見て穿刺すれば安全か?といえば,その本質を理解していない人がすれば安全ではないのである。研修医がはじめて鎖骨下静脈穿刺を超音波ガイド下にする場合,エコーを左手でもって,針を右手に持って両方の手をきちんとコントロールしつつ穿刺ができるとはとうてい思えないのである。いずれの手技にもなれていて,それを今まで別々に行っていた人が,同時に初めて行う場合にも,何らかの練習は必要で,いきなり行えばうまくいくはずがない。うまくできる人が,かみ砕いて教えてそれを何度も練習してうまく行うことができるようになるのである(これが教育)。静脈穿刺では必ず両手を使う。針をどう動かすかというのと同時に,どのように組織を固定するかということが,大きな課題である。基本的に両手はふさがっているのであるが,そこにエコープローベが登場すると悩ましい。まさに,ハードウェアがあっても,それを使う方法を知らなければ役に立たない。使う方法を知っていても,簡単にできるとは限らない。ハードではなくソフトの問題なのである。手技というのは,その手技を行う人のスキルによってうまくいくかどうかが決まるのである。道具ではないのである。手術がそうでしょ。弘法は筆を選ぶが,全員が弘法ではない。

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