平成18年3月6日厚生労働省保険局医療課長・厚生労働省保険局歯科医療管理官通知(保医発第0306001号)[PDF]
に全身麻酔時の重症患者の定義が書かれています(p.239-243)。
L008 マスク又は気管内挿管による閉鎖循環式全身麻酔
ガス麻酔器を使用する閉鎖式・半閉鎖式等の全身麻酔を相当長時間実施した場合は、本区分により算定し、数分間の使用にとどまる場合は、区分「L000」迷もう麻酔により算定する。
重症の患者とは、以下に掲げるものをいい、麻酔前の状態により評価する。
ア NYHAIII度以上の心不全
イ CCS分類III度以上の狭心症
ウ 心筋梗塞発症後3月以内の者
エ 大動脈弁閉鎖不全、僧帽弁閉鎖不全又は三尖弁閉鎖不全であって、II度以上のもの
オ 大動脈弁平均圧較差50mmHg以上の大動脈弁狭窄、僧帽弁平均圧較差10mmHg以上の僧帽弁狭窄
カ 動脈血酸素分圧60mmHg未満、又は動脈血酸素分圧・吸入気酸素分画比300未満の呼吸不全
キ 1秒率70%未満かつ肺活量比70%未満の換気障害
ク 治療が行われているにもかかわらず、中発作以上の発作を繰り返す気管支喘息
ケ HbA1C 8.0%以上、空腹時血糖160mg/dL以上又は食後2時間血糖220mg/dL以上の糖尿病
コ 血清クレアチニン値4.0mg/dL以上の腎不全
サ Child-Pugh分類B以上の肝不全
シ Hb6.0g/dL未満の貧血
ス PT-INR2.0以上の凝固能低下
セ DIC
ソ 血小板数5万/uL未満の血小板減少
タ SIRSを伴う敗血症
チ ショック(収縮期血圧が90mmHg未満となるもの)
ツ 人工呼吸、心肺補助、大動脈内バルーンパンピング、又は透析を行っている者
テ 植込み型ペースメーカ又は植込み型除細動器を使用している者
重症患者の定義(再掲)
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