2008年1月アーカイブ

日本麻酔科学会で報告した2005年時点での自動麻酔記録装置の性能比較表です。
現時点では、古くなっていますが、資料として掲載します。今後調査を行い、いずれ新しいものを発表します。

2005年版自動麻酔記録装置比較表(PDF)
要パスワード:パスワードは半角小文字(eではじまる6文字です)

自動麻酔記録装置の存在意義と可能性 ((社)日本麻酔科学会第52回学術集会講演特集号)
讃岐 美智義
麻酔 54( Suppl.) S143~154,2005

CiNii(書誌事項のみ)

自動麻酔記録は麻酔器の発展にどうかかわるか
讃岐 美智義
日本臨床麻酔学会誌 26(5): 516-521,2006.

PDF(J-STAGE)

本サイトは、自動麻酔記録装置に関連する情報を発信するためのサイトです。麻酔科医にとって自動麻酔記録装置はバイタルの自動記録によるメリットを享受できるだけでなく、多くの可能性を秘めた道具です。現状では麻酔記録を半自動で電子的に作成する機能が主体で、ここまでの機能に関しては使い勝手に不満は残るものの実用的ではあります。しかし、それ以降の進歩が遅いと思っています。なぜなのか?現状の自動麻酔記録装置に対するメーカーの姿勢やあきらめともとれるユーザーの反応を見て、もう少し何とかならないかと思い立ち上げた次第です。本サイトが、どのような展開になるかは不明ですが、できるだけ有益な情報や話題を提供できるサイトにしたいと思います。ユーザーの方、メーカーや開発者の方、ご意見を管理人までいただければこのサイトで紹介いたします。 このサイトが、自動麻酔記録装置の将来の姿について何らかの影響を与えることができるようになればと思います。

JSA麻酔台帳

|
自動麻酔記録装置には、麻酔台帳機能が内包されています。最低でも症例リストとして機能します。その症例リストに、麻酔の要約的な内容を記載したものが麻酔台帳です。日本麻酔科学会では、2004年から無償でJSA麻酔台帳を配布しています。現在では、JSA麻酔台帳との連携あるいは同機能を内包することはユーザーにとっては必須の条件です。また、JSA麻酔台帳の項目以外にも各施設で必要な内容を定型的に記載できる(される)機能が必要だと言われています。

JSA麻酔台帳(日本麻酔科学会)
JSA麻酔台帳2006ヘルプデスク(日揮情報システム)
旧JSA麻酔台帳(msanuki.com)
Aloe

手術室ICUにおけるLANのノウハウ
橋本悟/編著
# 単行本: 279ページ
# 出版社: 真興交易(株)医書出版部 (2003/02)
# ISBN-10: 4880036900
― 目次 ―
第1章 基礎編
手術室、ICUにおけるLAN構築の基礎
手術室における無線LANの実装―サービスエリアとチャンネルプラン―
手術室での無線LAN―IEEE802.11bの経験―
赤外線モデムによる手術室無線LANの構築
医療機器とパーソナルコンピュータとの接続
 ―Macintosh OS でのシリアルデジタルインターフェースRS-232cの活用―
ほか

第2章 応用編1 臨床現場から
麻酔ワークステーションとは?
 ―ポスト麻酔記録と情報ネットワークソリューション―
自動麻酔記録ソフトウェアの作動障害耐性
麻酔中の予測アラーム
 ―バイタルサイン予想とプロポフォール、フェンタニル血中濃度推定―
ネットワークを利用した遠隔手術監視装置
Dual CablingによるOR/ICUネットワーク
ほか

第3章 応用編2 メーカーが作るLAN
手術室ネットワークシステムの機能
手術室部門におけるネットワーク導入事例
モニタのネットワークについて
ICUにおけるカスタマイズ機能の有用性

生体監視装置(モニター)メーカーが主として開発し販売する自動麻酔記録装置へのリンク集です。
並び順はシェアや機能、価格あるいは管理人の推奨度とは全く関係ありません(順不同です)

【自動麻酔記録装置(手術室麻酔記録システム)】
日本光電
PHILIPS
フクダ電子
オムロンヘルスケア

以下はカテゴリーが異なりますが、バイタルの自動記録という点では似ている
【重症患者記録システム】
日本光電
PHILIPS
フクダ電子

音声入力を利用したリアルタイム麻酔記録システムの試み
目黒和子, 川島康男, 団野誠
麻酔31(11): 1293-1296, 1982.

心臓麻酔記録のコンピュータ化
福田正人, 山村剛康, 原田幸二, 他
臨床麻酔10(6):801-806, 1986.

麻酔記録装置の使用経験
斎藤隆雄
臨床麻酔11(2):271-272,1987.

自動麻酔記録装置の使用経験
佐藤裕, 長尾博文, 長尾乃婦子, 他
麻酔36(12): 2022-2026, 1987.

麻酔記録の自動化
奥田佳朗
日本臨床麻酔学会誌8(3):239-241, 1988.

麻酔記録の正確性 記入式麻酔記録と自動記録の比較
榊原恭子, 内田整, 大住寿俊, 他
臨床麻酔13(3):385-389, 1989.

麻酔記録コンピュータ化のための汎用データ収集インターフェイス
内田整, 田中克宣, 奥村福一郎
日本臨床麻酔学会誌9(5):407-412, 1989.

コンピュータによる自動麻酔記録システム 4年間の使用経験
内田整, 奥村福一郎, 大住寿俊, 他
麻酔41(4):682-687, 1992.

ファジイ理論を用いた術中麻酔管理システム 麻酔科医個人の思考パターンの再現,およびその比較
今村知明, 堀内忠樹, 奥田平治, 他
日本臨床麻酔学会誌12(2):200-210, 1992.

過去の麻酔記録を活用した麻酔合併症の推論
福留武朗
厚生年金病院年報 20:271-274,1994.

PaperChart

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神戸海星病院の越川正嗣先生の開発された麻酔記録ソフトPaperChartです。フリー自動麻酔記録装置です。
この自動麻酔記録装置が標準機能であると管理人は思っています。
このPaperChart以下の機能しかない場合は、まずここを目指すべきだと思います。

PaperChartダウンロードページ

ハートモニタからバイタルサインなどを自動的に取り込み,そこに各種記号(麻酔開始,挿管など),薬剤の使用記録,患者属性データを付加して麻酔チャートを作り上げるためのソフトウェアです.
WindowsXP,Windows2000用です.Macintosh用はありません.本システムは市販の麻酔記録システムや電子カルテとのデータ互換性はありません.

接続可能なモニタ

フィリップスIntelliVue (MP-xx)
GE横河(Marquette)Solar8000, DASH
GE横河(Datex-Ohmeda)S/5
日本光電BSS9800,BSM5100
オムロン・コーリンBP608E,BP508
日本光電Aspect2000,AspectXP(BISモニタ)

臨床モニタ機器からの術中オンラインデータ取り込み ノートパソコン,RS-232Cマルチプレクサ,市販表計算ソフトを用いて
佐和貞治, 小川雅巳, 井本真帆
日本臨床麻酔学会誌14(1):12-20, 1994.

米国における自動麻酔記録 3施設の視察から
岡村篤, 佐藤直樹, 劒物修
麻酔46(8):1134-1141, 1997.

心臓大血管手術における患者情報管理システムの使用
岡村篤, 森本裕二, 椎谷紀彦, 他
循環制御18(4):577-582, 1997.

ワークステーションによる麻酔記録自動保存システム,4年間の経験(英語)
OkamuraAtsushi, MorimotoYuji, OhtaYoshihiro, 他
循環制御19(2):246-254, 1998.

手術部患者情報管理システムの開発 電子化麻酔記録の更新からの展開
岡村篤, 村山英男, 佐藤直樹, 他
医科器械学68(7):275-280, 1998.

PDF(CiNii)

電子化麻酔記録システムを用いた麻酔,モニタリング,検査コスト請求
岡村篤, 村山英男, 佐藤直樹, 劔物修
麻酔48(8):903-908, 1999.

コンピュータ化麻酔記録システムの構築
高橋文子, 植木正明, 宮脇有紀
日本手術医学会誌20(3):293, 1999.

看護婦による局所麻酔症例の電子化麻酔記録の運用
藤林薫, 加藤和美, 浅野恵子, 本間美恵, 大沢修子, 椎谷紀彦, 岡村篤, 佐藤直樹, 劔物修
日本手術医学会誌20(3):295-296, 1999.

院内LANを利用した電子化麻酔記録の開発
山口光幸, 中田純, 赤池達正, 島康郎
麻酔49(5):559-565, 2000.

電子化麻酔記録と自動尿量測定
山口光幸, 赤池達正, 河村智永子
麻酔50(2):210-213, 2001.

電子化麻酔記録の紹介
中村功, 松村千穂子, 新井田寛香, 福田正人, 劔物修
麻酔51(3):307-313, 2002.

手術室の電子カルテとしての電子化麻酔記録
山口光幸, 中田純
麻酔・集中治療とテクノロジー2000 P.65-68, 2001.

麻酔記録システムVOCAAR13年の経験:麻酔業務と麻酔経済分野への新展開
三条芳光, 森田耕治, 佐藤重仁
麻酔・集中治療とテクノロジー2003 P.8-13, 2004.

電子カルテによる手術室の看護記録の実際 麻酔記録・電子カルテと連動した手術看護記録
稲垣律子, 矢島絹代, 竹内清人
オペナーシング21(9):957-963, 2006.

麻酔記録の電子化と情報管理
岡村篤, 森本裕二, 太田善博, 劔物修
臨床モニター13(1):31-38,2002.

電子化麻酔記録システムの紹介
打田智久, 藪田浩一, 二川晃一, 蔵昌宏, 諏訪一郎, 奥田隆彦
臨床麻酔27(8):1335-1337,2003.

システム更新時における手術情報・麻酔記録のデータベース移行
戸野保, 荒木和邦, 平川奈緒美, 中島幹夫, 樋口慎一
日本手術医学会誌26(4):343-346, 2005.

自動麻酔記録システムと医事・会計・物流・電子カルテとの総合連携
荒木和邦, 戸野保, 香月亮, 平川奈緒美, 中島幹夫, 樋口慎一
日本手術医学会誌26(4):347-350、2005.

麻酔患者データ管理システムの導入と運用における問題点 —東海大学医学部付属八王子病院での現状—
松田 光正, 三浦 正明, 伊藤 浩子, 水澤 教子, 原山 有美, 鈴木 利保
日本臨床麻酔学会誌26 (3) :254-259,2006.

PDF(J-STAGE)

麻酔記録の医事法制的問題点についての考察
嶋田文彦, 野坂修一
日本臨床麻酔学会誌 26(7):734-741,2006.

PDF(J-STAGE)

麻酔記録装置から麻酔情報システムへ JSA台帳システム投入の影響
三条芳光, 白石義人, 森田耕司, 風間富栄
臨床麻酔31(9):1407-1412,2007.

麻酔記録の電子化 麻酔チャートの進歩
落合亮一
臨床麻酔31(5):869-876,2007.

自動麻酔記録の技術的側面
内田整
麻酔・集中治療とテクノロジー2003 P.1-4(2004.12)

自動麻酔記録ソフトウェア:VitalViewの製作とフリーソフト公開
越川正嗣
麻酔・集中治療とテクノロジー2003 P.5-7(2004.12)

[解説]現在のPaperChartの前進のソフトウェアがVitalViewです。

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