”大丈夫ですか?”というタイトルのコラムが、日本臨床麻酔学会誌 25(5):564, 2005.に掲載されている。研修医がある場面で患者さんに向かって”大丈夫ですか?”と声をかけたことを取り上げている。患者さんの不安そうな顔を見るとついかけたくなるような言葉だ。しかし、このコラムではイントネーションについても言及している(詳細は原文をお読みください)。同じ言葉であってもイントネーションの違いでどういう意味にもなる。その言葉を聞いた患者さんはどう思うだろうか?
臨床研修では、診断や治療だけではなく、指導医がどんな場面でどんな言葉(どんなイントネーション)で患者さんに対応しているかも学ぼう。指導医をよく観察することが大切である。私は、自分が教えた研修医が、どのように患者さんにアプローチをするかをよく観察している。
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