研修ワンポイント

レミフェンタニルへの期待

待望のレミフェンタニルが1月22日に発売されました。管理人のレミフェンタニルのへの期待としては、フェンタニルでは難しかったものから挑戦したいと思っています.導入時,気管吸引時,抜管時の循環変動には有用でしょうね.これまで,導入時は思い切ってフェンタニルを投与していたかたも,抜管時にはちょっと弱気になる場合が多かったのですが,これからはレミでいけますね.また,昔,深麻抜管なんてよばれていた手技の時にも有用ではないでしょうか.吸入麻酔薬の単独の深い麻酔よりもレミ併用麻酔で行ってはどうかと思います.ファイバー挿管などにも有用そうですが,導入時の鉛管現象と自発呼吸の消失には気をつける必要があります.
鉛管現象はbolusでいれたり,注入速度が速いと起きます.このときにはフェンタでも経験するように全く換気ができなくなるので,慣れないうちは筋弛緩薬を使う麻酔に使用する方が安全なようです.
循環への影響としては徐脈です.
術中の使用に関しては,フェンタニルと同様ですね.しかし,鎮痛作用はすぐに消失しますので,術後鎮痛を術中から考えておかないと,麻酔覚醒時に痛がって覚醒してくる場合が要注意です.要するに,痛ければ鎮静剤がたくさん残っていても目が覚める可能性があります.
静脈麻酔薬投与時の基本的な注意ですが,点滴(キャリアウォーター)がなくなってしったり点滴が逆流していると投与速度が落ちます.そのときには,側管から入れている薬物の濃度が下がりますので,レミフェンタの場合は,気づくのが遅れると大惨事になる可能性があります.プロポフォールは白いのですがレミフェンタは透明なので,下手をすると循環変動や体動で気づくことになりかねません.キチンと点滴ルートの落ちを確認しましょう.安全のためには輸液ポンプにつけた点滴ルートの側管から投与することも必要かもしれません.

ウインターセミナーでの担当レクチャー前のページ

統計ソフト R 再び次のページ

関連記事

  1. 研修ワンポイント

    モニターがわからん(2)

    モニターがわからんの2番目はBISモニターです。脳波を理解しようとする…

  2. 研修ワンポイント

    気管挿管時の足の位置

    気管挿管の時の足の位置を考えてみよう.患者さんの頭もとに立って,どのよ…

  3. その他

    気管挿管トレーニングDVD

    管理人主演、監修の気管挿管トレーニングDVDの制作が進行中です。かなり…

  4. 研修ワンポイント

    頭を白紙にして受け入れる

    初期研修医でまじめな皆さんにはあまり関係ないのですが、後期研修医やそれ…

  5. 初期研修医向け

    経鼻胃管挿入ビデオ

    前回に引き続き,麻酔電脳ブログで知ったのですが、経鼻胃管挿入ビデオがN…

  6. セミナー

    第19回麻酔科学ウィンターセミナーのWEBサイトが公開

    第19回麻酔科学ウィンターセミナーは、2019年2月1日(金)〜2月3…

PAGE TOP