麻酔科医生活

場の雰囲気を読む

医師は、「場の雰囲気を読む」ことが要求される職業である。これができないと、不利になることが多い。なぜなら、人を相手にする仕事だからである。相手の出方によって、対応を180度変える必要はないが、柔軟な対応が求められることは確かである。臨床研修においても同様で、「場の雰囲気を読む」ことができたほうがよい。
対人関係において要求される能力で、もう一つ重要なのは、対応力である。「あせらず,さわがず,確実に」略してASKです.どんなときでもASKを保って対応できる力をつける必要があります.この対応力,自分の行動を制御できない人にはつきません.「心を平静に保つ」訓練をしましょう.もう一つ,機を逃さずに対応する力が対応力には含まれます.なんでもとりあえず反対する人がいますが,対応力に欠けると判断されます.ここを,トレーニングしましょう.判断基準を広く,柔軟に自分の中に持たなければなりません.
場の雰囲気が読めて,それに対応する力をつけることができれば,大物になれます.逆に,これができないと,よい対人関係は生まれません.この内容は研修医だけではなくすべての医師に要求される能力だと思います。
ちょっと抽象的ですが,わかる人にはわかりますよね.

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