かかとを踏む、かかとで立つ
「かかとを踏む」とは靴のかかとを踏むという意味ではなく,きちんとかかとに力を加えるという意味である.以前に母指球が踏めないという表現をしたが,実はそうではなくかかとが踏めないのが母指球を踏めない原因であった.管理人も,ここ数ヶ月で,やっと踏むことができるようになってきた気がする.
かかとを踏むことについて,佐々木合気道研究所によい記事を見つけた.「踵」である.”宮本武蔵の「五輪書」の中の「足つかひの事」に、「足のはこびやうの事、つまさきを少うけて、きびすをつよく踏むべし。足つかいは、ことによりて大小遅速はありとも、常にあゆむがごとし。」とあるように、歩を進めるときは、踵を踏むのである。”とあり,最後には,”通常の歩法が踵歩きでなければ、道場での踵歩きは難しいだろうし、技の進歩も難しくなる。くれぐれも日頃の歩き方が大切である。”とまで述べられている.日々の歩きが,大切なわけである.
また、自然体研究会には「踵骨体で立つ」という記事が掲載されており、その理論的裏付けであるように考えられる。かかとで立って歩くことの意味がよくわかる。