2005年9月26日

第2回JB-POT受験記(1)

 今年も,岡山で行われたJB-POTを受験してきました.昨年は,惨敗記というタイトル(第1回JB-POT惨敗記1  )だったのですが,今年は受験記にしました.惨敗ではなく受験なのだから合格する可能性が高い?できたかって?うーん,できない.できないにも程がある.終わった直後の感想です.昨年よりもっとできていない.また,落ちたかもしれません.確実に自信をもって答えた設問が昨年より減った印象です.ガーン.昨年はビデオも筆記も1/3は確実という印象でしたが,今年はビデオが1/3程度が自信あり,筆記は1/5程度しか自信はありません.5択一式なので何も知識がなくて受験をしている?のと同じです(^^;)

 試験の形式は昨年と同様ですが,ビデオ設問数が若干増えていました.
試験は、9:00までに受け付け完了。9:00から説明開始。9:30?「ビデオ」エコー問題33症例(59問)を90分、15分休憩後、「筆記」5択一式問題が70問を90分で解くものです。いずれもマークシートで答えを一つ選ぶものです。
「ビデオ」のエコー問題では、問題を読む時間が30秒与えられ、その後1症例分のビデオが流れます(30秒)、60秒解答する時間があり、再度30秒ビデオが流れます。問題を確認する時間60秒後、次の症例に移ります。1症例につき1-3問の設問がありますが、すべてこのペースで答えなければなりません。

 ビデオ問題はなれたせいか去年より易しく感じました.選択枝が難解なのは昨年と変わりません.誤ったものを選べという問題では,選択枝自体が長文傾向,さらに択一選択式だが組み合わせでないものに限って選択枝が長文の傾向となっていました.ビデオ問題では,(私の感触では)出題者の意図がわかれば答えに自信が持てるものが目立った反面,昨年同様に何を意図して出題されたかを考えるまもなく画面が次々過ぎ去っていくような問題もありました.
昨年は,1つのビデオについて2題あるいは3題の設問があってもページをまたがったレイアウトとなっていましたが,今年は受験者に配慮した並びに変更されていました.すなわち,1つのビデオに設問が2題でも3題でも問題はページごとにレイアウトされ,わかりやすく1つのビデオに何題の設問があるかをはっきり認識させる作りになっていました.
昨年のように会場の大型スクリーンに問題を投影するのではなく,受験者2名に1つの液晶モニターで映像を見ることができました.これは,かなりはっきり見えるモニターという印象でした(シャープの液晶モニタ).ビデオプロジェクタではどうしてもエコーのコントラストが悪くて白けてしまうので,液晶モニターとなった点は評価できます.これである程度,年を重ねた先生でも受験しやすくなったのではないかと思われます.私も,何年も続けて受験してもビデオの見え方に関しては問題ないという確信を得ました.問題ができるかどうかは別ですが・・

筆記問題に関しては,昨年より遙かに難しいという印象です.僧帽弁形成に関して,その逆流の責任部位を問う問題と血流パターンに関する問題が目立っていました.また,プローベの実際の操作を答えさせる問題がありました.実際にどちらの方向に動かしているかを考えながら答えるのですが,反対方向を選択したかもしれません.エコーの原理に関しても昨年よりレベルアップしている印象でした.問題文の中には聞いたこともない用語が出ているものもありました(勉強不足かなー).とにかく,筆記はきちんと頭の中を整理しておくこと,エコー原理や基本操作を含めて隅々まで勉強しておかないと得点にならないという感じです.昨年の計算問題主体の傾向から,計算はそれほど必要ないが判断を要求する問題に変化したという印象でした.

合格発表(成績発表)は12週間後なので,12月末です.クリスマス前後でしょうか.

本日の報告はこれぐらいで.また,続編を書きます.