2006年2月15日

静脈ルート確保を失敗したとき

麻酔前の静脈ルート確保を失敗したとき,患者さんにどう対応するか?ここが,研修医の試練の第一歩です.失敗したときにどのようにフォローできるか.次の静脈穿刺の前に,良好な関係を保てるかです.相手によってずいぶん態度は違うと思いますが,ここの対応は誠意を持って行うしか方法はありません.指導医が失敗することは少ないのですが,その時こそ対応をよく観察して自分の行動に生かすべきだと思います.実技を行うことだけが研修ではなく観察することも大事な研修です.技術を盗むことは容易ではありませんが,対応方法なら観察するだけで盗むことは可能です.ただ,とっさの時に同じ事ができるかどうかは,ある程度,場数が必要ですが..