2006年6月25日

麻酔科医の分類

世の中には、ずいぶん違った印象の麻酔科医がいることにお気づきであろう。多くの場合、その年代や育った環境により分類可能なのではないだろうか。
第1世代…麻酔科黎明期(日本では外科から麻酔科が分離した頃) 1960年代後半?1980年頃
第2世代…模索&挑戦期  1980年頃?1990年代後半
第3世代…専門性獲得期  1990年代後半頃?現在
第4世代…付加価値の時代 これから

私は第3世代の麻酔科医だと思っている。右側に書いた年代は、おおまかなもので、要はその時代に麻酔科医になったという意味ではない。同じ時代に研修したと思われる麻酔科医でも、明らかに第2世代の麻酔科医がいる。その意味は各自考えていただければよいが、もっと進化すれば自分自身は第4世代となることが可能だと思う。進化し続けるためには常に新しいことを受け入れようとする態度とそれに対応する自己研鑽が必要だと思っている。
ちょっと意味深だが、現在でも第2世代にとどまっている麻酔科医に教育を受けると、第2世代以上にはなれないのではないだろうか。
ここで言う、第3世代というのは専門医/指導医の資格を持っているということではなく、実際にその実力を維持、スキルアップしつづけるという意味である。
専門医/指導医の資格を持っているだけの麻酔科医は、この分類では第2世代に分類される。
この分類は、msanukiの麻酔科医分類(MJA分類2006)とでも名付けようか。