2006年12月 7日

からだであそぼ

NHKのこども向け番組で「からだであそぼ」Wikipediaの解説)という番組がある.昨日,はじめて見た.というかワンセグで録画したのを見た.昨日の放送では,テニスの松岡修造が小学生にテニスの身体の使い方を教えるコーナーがあった.どんな状況でもボールを打てるようにするトレーニングである.まず,マットで前回りをした後,置いてあるラケットをもち,出された玉をうち返す練習.つぎに,後ろ向きになっている小学生が,前を向いたとき,表示されているカードの色を答えてから,出された玉を打つ.このカードがどこにあるか振り返ってみるまで判らない.自分の真後ろにあったり,ネットの裏の低いところにあったり,カードを持った松岡修造が動き回ったりする.振り向いてその色を答えてから,飛んできた球のところに行ってラケットを振るのだ.さいごに,簡単な足し算,引き算をだして答えてから出された玉を打つ練習.極めつけだ.どんな状況でもというのは,こういうことなのだ.とっさに判断する,とっさにバランスをとる,キチンとした位置でうつという神経系のバランスや動揺しない精神力も鍛える必要があるのだ.どんなスポーツでも,うまくなるためにはこの課程を必要とする.テニスに限らない.また,医療の臨床現場でも同じである.医療の場合,患者側の要因や社会的要因が加わるためにすべてではないが,少なくとも医療者側のスキルはどんな状況でも対応できるというところまで上げておくのが理想である.そのためには,トレーニングである.どんなに医療機器が進化しても診断能力が進化してもスキルが上がっていなければ,プロフェッショナルとは言えない.どんな状況でも対応できるようにするためには,同じように見えることでも何度もくり返してさらに目標を上げて飽きずにくり返しトレーニングすることが必要である.テニスの場合,球を打つ瞬間だけといえば,ごくごく短いシーンだが,その短いシーンのために,”どんな状況でもキチンと打てる”というスキルを身につけなければならない.松岡修造のトレーニング法を麻酔科研修にも取り入れてみようかな.

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現在,入院中のため,ワンセグで録画をしてあとで見るという方法が非常に便利である.検査で不在の時,消灯後,痛みが強くてテレビなど見れないときに有効である.PCとともに入院必需品である.赤のpanasonicのレッツノートR3とbuffaloのワンセグチューナーで有効に時間が使える.非常に助かっている.アンテナは付属の外付けアンテナを患者ようコンソールボックスに吸盤で貼り付けている.