JB-POT人気再燃
第5回JB-POT認定試験が、9月に東京で開催される。200名の定員で、申込期間は6月1日から7月31日であったが、6月17日の時点で定員に達してしまったという。すごい人気である。合格者一覧にある受験者数の推移を見てみると、受験者は第1回(東京)が280名、第2回(岡山)が171名、第3回(長崎)が108名、第4回(福岡)が185名である。直近の3回は200名に達していない?可能性もある。第4回までは受験地が日本心臓血管麻酔学会の開催地であったため、開催地にも影響されていたのかもしれない。今年は、沖縄で11月に日本心臓血管麻酔学会が開催されるため、今年からはJB-POTの受験地は東京に固定された。これが、奏功したのだろうか。あっという間に定員に達してしまった。この試験、ビデオ問題が出題されるためビデオの視聴環境が大切である。今回からは一人一台の液晶モニターが提供されるので、受験環境としてはすばらしいはずである。これまでは2人に1台であったのでモニターの位置が遠くて斜めから見ていたので、どうもよくなかった。首が疲れる、隣を見たと勘違いされやすい、液晶を斜めから見るのでどうも何かを見落としたのではないかという不安に駆られるなど受験環境はあまりよくなかった。管理人は3回の受験経験(2回落ちて3回目に合格した)から意見を述べたが、これがいよいよ実現された形になった。ちょっとうれしい。
さて、どうして第5回はこんなに人気なのかを考えてみた。
受験地が東京であるということ以外、2つほど思い当たる節がある。
一つは、麻酔科の後期研修医に相当する先生が順当に増加し、JB-POTを受験する人口が増えた。もう一つは、JB-POTの5年に1回の更新の噂である。第1回に受験し、合格した先生は来年に再受験するようになるはず(5年の有効期限がくる)。その準備として今年から受験してみようという先生が増えた?という説も考えられる。第1回の合格者数は125名で過去4回のうち最も多い。この先生方が一斉に受験したら、新規の受験者は75名しか受験できない。
再受験の期間を5年ではなくもう少し猶予を持たせるなどの措置が必要かもしれない。そうでなければ、受験者数を増やす必要があるのではないだろうか。