日本麻酔科学会第57回最終日ランチョンセミナー
学会最終日のランチョンセミナーで話をさせてもらった。タイトルはFor your eyes only Secrets of i-gel---である。i-gel発売後の初めてのセミナーである。座長は尾崎眞先生、演者は、開発者のナジール先生、浅井先生、管理人の3名である。開発者と浅井先生は分かるとして、管理人が演者のひとりに選ばれた理由は定かではない。が、googleでi-gelと検索すると私のブログの記事が上位にリストアップされることが関係しているのかも知れない。2007年のASAの機器展示でみつけて、日本語でブログで紹介したのを思いだした。そういえば、2007年のASAのi-gelのブースでばったり尾崎先生と出会って、パキスタン人が作ったラリマに似た器具(i-gel)に驚いて一緒にみたことも思いだした。このセミナー、i-gelの前評判が先行して期待が強いためか、最終日にも関わらず超満員。併催の企業の方々もこんな大入りのセミナーは久しぶりと言われていた。
さて、ナジール先生であるが、噂どおり、弾丸のように喋り倒すひとであった。セミナーのはじめのほうではゆっくり話しを始めたのだが、途中から調子にのってきて早口になった。25分の予定だったのだが始めにゆっくり話しすぎた?のか、時間どおり終わらないと思ったのかもしれない。
実は、このセミナー、時間より3分早く始まった。座長の尾崎先生は、時間が押すことを予測されいていたのだ。
もう一つ、ナジール先生のスライド、すごかった。ランチョンなのに結構えぐいシーンが登場した。ちょっと食欲がなくなったかも。
ナジール先生の次は、管理人の番である。英語のプレゼンの後なので、やりやすい。今回は、iPadでプレゼンしようと計画していたのでKeynoteで作っていた。結局、iPadは壇上に持ってあがることができず、Macintoshでのプレゼントなった。聞いていた人たちは、なぜKeynoteでプレゼンをしたかわからなかったかもしれない。i-gelだから、iPhone、iPadなどジョブズのプレゼン風に、あまりスライドに文字を書かずやってみたのだ。しかし、しゃべりはさぬちゃん風だが。。。
最後は、浅井先生の番。初めて、ご一緒させてもらったのだが、結構、オタク度が高い。上喉頭器具のエバンジュリストである。プレゼンの意気込みも相当なもの。そしてプレゼン用の衣装がすごい。ちょいワルオヤジのイタリア風である。雑誌「LEON」に出てくるファッションとでも言いましょうか。徹底したところが、気に入った管理人である。終了後、博多駅で偶然にもお会いしたのだが、今度は、カジュアルな感じで着替えられていた。プレゼンは、当然、期待したとおりだが、あり方を追求するという点で、脱帽した。また、一緒に仕事させていただきたい。
座長の尾崎先生は、いつもにもまして歯切れの良い演者紹介をしていただいた。このノリのランチョンは、お堅い教授ではつとまらない。尾崎先生でよかった。
ということで、演者でありながら非常にたのしませていただいた。いつも、学会やセミナーに参加した後に思うことであるが、皆さんのこのような活躍ぶりを目の当たりして「元気」をもらっているように感じる。また、新しいことを追求してがんばろうという気持ちになって帰路についた。