「CIOいらない」、経営者の6割強が回答
「CIOいらない」、経営者の6割強が回答 という記事が2009/4/9付けの@ITに掲載されている。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が4月8日、「企業IT動向調査2009」の結果からのデータである。とても信じられないような数字である。CIOとはchief information officerシーアイオー / チーフ・インフォメーション・オフィサー / 最高情報責任者 / IT担当役員である。取締役会の監督の下、経営を行う者をチーフ・オフィサー(CxO)と呼ぶが、CIOはその1つで、CEO(最高経営責任者)、CFO(最高財務責任者)、COO(最高執行責任者)などと並んで、企業経営陣の中で極めて重要な役割を持つ。CIOに求められる機能は、経営戦略の一部としての情報化戦略を立案・実行すること、逆に情報技術に基づいた形で企業に適切な経営戦略を提案すること、部門間や外部との調整を行い業務組織や業務プロセスを改革して情報システムに適合させること、そして情報部門を含めて全社のIT資産(人材、ハードウェア、ソフトウェアなど)の保持や調達を最適化することなどである。
一般企業ですらこんな状況なので、病院などでは全くCIOが必要との認識はないのではないかと危惧される。