2006年9月30日
2006年9月29日
頭を白紙にして受け入れる
初期研修医でまじめな皆さんにはあまり関係ないのですが、後期研修医やそれ以上の麻酔科医で新しいこと、とくに自分のやっていない方法を受け入れられない方がいます。電脳ブログでは”白い心”と表現されているのですが、私はよく頭を白紙にすると言う表現を使います。これができないと、現代の医療の世界では、新しい考え方が出てくるのが常ですから、今風の医療ができない医師になってしまいます。初期研修医は比較的素直に受け入れてくれることが多いと感じてますが、後期研修医以上(指導医クラスも含めて)になると、ちょっと自分のやり方と違うことを受け入れられない場合が目に付きます。後期研修医を教えにくい原因の一つは、ここにあると思います。管理人が教えられる側になる場合には、”教える人の言うことをすべて受け入れること”に心がけてきました。
この気持ちを持たないと、新しいものはそのうち何も受け入れられなくなってしまいます。いろいろなやり方、考え方を学ぶためには”頭を白紙にして受け入れる”過程が重要です。これが、出発点です。
USB 対応ワンセグテレビチューナー
USB 対応ワンセグテレビチューナーが発売されている.
現在はLogitec「LDT-1S100U」だけだが,10月にはバッファローの「DH-ONE/U2」も発売される.「DH-ONE/U2」は視聴だけでなく録画もできるらしい.
アナログのチューナーをご希望の場合は,カノープスの「豆ちゅーmini」やV-Gear 「MobiTV Global」がある.
2006年9月28日
2006年9月27日
2006年9月26日
2006年9月24日
日経メディカルオンライン
日経メディカルオンラインに登録(医師であれば無料)すると過去の日経メディカルの記事がPDFで閲覧可能です.日経メディカル 2006年9月号のp.62-63に管理人が出ていますので是非ご覧ください.右のカラムのお役立ち情報BOXのなかにある「日経メディカル・過去記事検索 」から検索できます.
「特集 その手技、本流? ?あなたのやり方は間違っていないか?」という記事です.
2006年9月23日
時代が違う
Laryngoscopeさんのところに「時代が違う」という記事が掲載されている.以前は並列麻酔も,麻酔中にICUでの急変も対応していた先輩の話である.たしかに若い頃(かつての時代)はそれでも良かった.いまは,まともにやっていても失敗すれば刑事事件にされる時代である.並列麻酔やICUの患者が急変したときなど,自分の診ている患者が落ち着いていれば対応できるときもあるだろう.しかし,わざわざそのような状況を好きこのんで自ら作って,かりに自分が見ていた(放置した)患者が不幸なことになった場合,どう見ても救いようがない.並列麻酔を行って自分は医療事故など起こさないという強者もいまだにいるのは確かである.外科医が要求するから,病院が無理を言うから並列麻酔を行うという人々もいる.麻酔は誰のためにするか,何のためにするのかを忘れているのではないだろうか.もちろん生産性や効率もある程度は追求すべきだとは思うが,安全が担保できない場合には認めることはできない.そういう時代である.
かなり以前に「患者はこうして殺される(浅山健)」が出版されている(医者にメス掲載の目次).実際にあった話に忠実にかかれいると聞く.
2006年9月22日
気管挿管時の枕
挿管時の枕について,日々の雑感さんが書かれていますが,枕は大切だと思います.高くて大きい枕はオトガイ部と甲状軟骨間の距離が短くなり気道が閉塞するだけではなく開口も困難です.また,肩に枕を入れるような場合には,頭部を後屈して開口するしか方法はありません.これがひどいと喉頭展開したときに下手をすると頭部が空中に持ち上がってしまいます.基本的にはスニッフィングになりやすいようにすればよいわけで,当院の手術室ではゼリー状の円座を使っています.この円座(fig1/2/3)は頭部のどこに置くかでしっくりくる位置に調節できます.
気管挿管を教えるときに,枕の大きさや位置などを考えずに頭部を適当においている(そのようなことには全く言及しない)指導者がいるのには驚かされます.枕なしでもかまわないとは思いますが,ない場合にも,頭部の位置については言及する必要はあると思います.
2006年9月21日
Google カレンダー日本語版
「Google カレンダー」の日本語版が公開されている。「Google カレンダー」で、毎日のスケジュール管理、カレンダーを共有して予定の調整、イベントの検索・追加など、さまざまなイベントを一つのカレンダーで管理できる.これがタダで公開されるのはうれしい.流行りそう.
2006年9月20日
第3回JB-POT受験記(2)
ちょっと気になることや疑問に思ったことをまとめておきます.
まず,受験者ですがおじさん年齢層の方々は多かったのですが,おばさん年齢層の方々をあまり見かけなかったのはなぜなんでしょう.元々,少ない印象はありましたが.JP-POTを受験している性別や年齢層のグラフが欲しいです.また地域別の分布や循環器専門病院,一般病院などの分布も欲しいところです.公開は無理でしょうか.JB-POTをTOEICの様なテストにするためには受験者層の分析をして結果送付時に結果にグラフや人数などが入っているともっともらしくなります.また,それぞれの分類別に合格率なども入っているとうれしいですね.また,テスト結果の希望として点数の表示や順位だけではなく偏差値もあればよいですね.
次に,ビデオ問題のモニターですが2人に1台というのは1人に1台にならないでしょうか.長い机の真ん中にモニターがあるので,座る場所によって右を向くか左を向くかでどうも調子が出ない方向があります.今回は首が疲れました.管理人はモニターの左に座っていたのですが,普段PCを操作するときにどちらかといえば左にモニターがあるので右を向くのはつらかったです.今回のモニターはSAMSUNGのSyncMaster152NPでした.第2回から2人に1台のモニターが導入(第1回は大型プロジェクターが前にあるだけだった)されてビデオ問題の画像が見えやすくなったのですが,もう一歩1人1台は無理でしょうか.今回も,1部屋に2台大型モニターがありましたが,1人1台になれば,これはいらないのではないでしょうか.
第3番目の気になることは問題文に難しい日本語が使われていたことです.筆記だったと思いますが,減高,増高という表現がありました.減高というのは高という文字に引っかかって選びそうになりましたが,隣の選択枝に増高という表現があったため踏みとどまりました.すこし選択枝の表現を統一してはどうでしょう.専門用語は統一されていますが,選択枝の日本語がわかりにくいものが目立ちました.ある程度は仕方ないと思いますが,日本語の表現だけでミスを誘います.これも受験者心理をついているといえばそうなのですが...
昨年,このブログで1冊だけ日本語訳が出て欲しい本として希望した「Practical Perioperative Transesophageal Echocardiography」は,エルゼビアから青本「実践周術期経食道心エコーマニュアル?基本と応用?」という日本語訳本として出版されました.なんと原著の英語版より日本語版が安いです.この本に書かれている用語は紫本「周術期経食道心エコー実践法」と違っているところが,数カ所あって同じものを指しているということに気づくのにちょっと時間がかかります.用語(構造物やVIEWの名称など)は紫本の方にあわせて覚えておくとよいと思います.この2冊は必須でしょう.今年は,青本を直前に見ている方が多かったです.
もう一つ,日本語訳の希望を言えばCD-ROMの日本語訳を希望します.TEE: An Interactive Board Review on CD-ROM Morse(2002 LWW)です.特にMacintoshでの使用はOS9でしかできないので原著は不便です.また,英語の選択肢を試験に精通した方々が日本語に訳してくださることを望みます.もしくはJB-POTの過去問のビデオ問題集の解説付き出版を望みます.JB-POTのハイレベルを他科にも知らしめることができるでしょうし,受験者に時間制限のある中でのビデオでの判定という勉強方法を提示することにもなります.
最後に,このブログでJB-POTを話題にすることが多かったので,JB-POTのカテゴリーを設けました.左のカテゴリー別からJB-POTを選択すると過去の関連記事がまとめて読めます.管理人は,このまま行くと永遠にJB-POT受験者兼JB-POT評論家になりそうです.今年もJB-POTterには,なれそうにありません.
自分に厳しく他人に厳しい人
「自分に厳しい人は他人に厳しい」,この中身には2種類ある.自分に厳しいというのは常に自己研鑽を積むということを指している.他人に厳しいというのは2つを分けて考える必要がある.まず万人に厳しい人これはOKとしよう.部下に厳しく目上(または同僚)に甘いという人がいる.これが問題である.特に,部下の失敗を自分の責任と思わず,部下のみを叱りつけるのはサイテーだと思う.これは,自分に甘く,他人に厳しいと同等である.部下の失敗の原因は,自分の失敗であり,自分がうまく部下をコントロールもしくは指導できないから失敗するのである.このことがわからない指導医を時に見かける.
2006年9月19日
第3回JB-POT受験記(1)
今年も長崎で開催された日本心臓血管麻酔学会(JSCVA)の翌日(9月18日)にJB-POTが行われました.JSCVAの最終日(9月17日)には台風13号が長崎を直撃し暴風に見舞われるという状況で、翌日のJB-POTの催行が危ぶまれました.暴風雨になったので、事務局に問い合わせると,予定通り行うとのこと.試験委員の強い決意が感じられました.前日夕方から長崎市内には停電しているところもあり,半信半疑で翌日の朝,試験会場に向かいました.試験会場は停電は起こっていなかったのですが,川を挟んで向こう側のブロックは停電しており朝になっても復旧していない様子でした.JB-POTの強運?恐るべし(なんのこっちゃ).飛行機が欠航になったり、JRのダイヤが乱れていたり,高速道路の通行止めなどが試験当日の朝も続いていました.
試験会場にはいると1階にクロークがあり、そこで貴重品をのぞく荷物をすべて預ける仕組みになっています(以前と同じ).ここでも異様な風景は変わりません.今回は,クロークの前に施設内の喫茶室がありそこのソファーに腰掛けてテキストを読んでいる方々が大勢いました.喫茶室は開店していないのですが,ほとんどすべての席が受験者と思われる方々で占められていました.管理人はちょっと遅く会場に到着したので,その喫茶室のイスに座ることはできず、通路で皆さんに倣ってテキストをぱらぱら読んでみました.しかし,すでに緊張しているのか内容が頭には入りません.さっさとあきらめてクロークに預けることにしました.預けた後になってデジカメで喫茶室に座って勉強している風景を撮影し損なったことを悔やみました。いつもの余裕はないということが、この時わかりました。3回目となるとプレッシャーがかかっていると実感しました。「3度目の正直」と「2度あることは3度ある」というフレーズが頭をぐるぐる回り始めました。落ち着かなければ...
さて、9:00までに試験会場に入りその後、説明開始。台風の影響で交通に影響あるため、遅れてくる人のことを配慮して、通常はビデオ問題がすんだ後に筆記問題(5択一式)なのですが、始めに9:30〜「科目2」5択一式筆記問題。30分休憩後、「科目1」エコー問題の順になりました。今年はビデオ問題32画像(57問)、筆記問題78問で、いずれもマークシートで答えを一つ選ぶものでした。うーん。やはり難しい。オタク度の高い難問が多い、ことしはビデオ問題も難しい。ビデオを見て手術術式を答えさせるものがいくつかありました。もちろん、麻酔管理で次の処置を選ばせるものもありました。昨年や一昨年より難しいと思ったのは、1問の中で複数の所見を見逃さずに答える組み合わせ物が目立ったということ。30秒間に複数画像が示されて、その各画像をくまなく見逃さないように見ないと答えられない問題が多いと言う印象でした。たしかに、スピードが要求されるのは以前と変わらないのですが、さらに集中力を要求されるものになっていました。
また、似たような問題はありましたが、以前より捻りが加わっており昨年や1昨年と同レベルでは解けない印象です。昨年は筆記問題で出題されていたものが、ビデオ問題として同じようなことを訊く問題がありました。
今回は順番が変更になり始めに筆記をやった後なので、頭がボーッとして集中力が続きませんでした。年なのかなー。
試験問題は今年も回収されました。問題を覚えておく余裕はありません。ところどころ記憶に残っていますが、再現できません。問題文中の選択枝が長くて覚えられないものばかりです。読者の皆さんごめんなさい。どなたか、選択枝を覚えている方がありましたら連絡ください。
中には、不適当問題もあるのかなと思っています。不適当問題が含まれていれば問題数が少なくなります。例年とビデオ問題は同程度の問題数ですが、筆記問題は例年より8題多いのです。あらかじめ不適当問題になるのを見越して問題数を増やしたのかなー。ちょっと時間がたらなくなり、焦るばかりで最後の方はしんどかったです。
電卓は今年も記念として持ち帰ったので、家には3台のJB-POT記念電卓が並んでいます。結果発表は12週後なので12月中旬以降です。
合格はしそうにありませんが、TOEICと同じと思えば点数と順位は励みなります。TOEICと違うのは問題のレベルが毎回変動するところでしょうか。
希望としては従来の点数や順位だけでなく、年齢別合格率も発表して欲しい思いがあります。周りでは若い人たちばかりが合格していくような気がします。今年も、同年齢以上のおじさんたち(失礼)の受験者が目立ちました。
本日の報告はこれぐらいで.また,続編を書きます.
2006年9月17日
長崎は台風13号直撃
日本心臓血管麻酔学会とJB-POTのために今長崎にいます.が...台風13号が九州に上陸しつつあり,暴風と雨が降っています.げんざいのところそこまで,ひどくはないのですが夕方から夜にかけて直撃しそうです.午後からの飛行機は欠航.福岡行きのJR特急かもめも運転を見合わせています.大変です!!!
明日のJB-POTは,本日の午前中の段階では予定通り行うとのことでした.
心配なのは,今夜,台風で水害や停電などが起こらないかということです.
2006年9月16日
どうして麻酔科医になったかの答え
よく「どうして麻酔科医になったか」を聞かれることがある.「どうして」と聞かれても「好きだから」としか言いようがない.その「好きだから」にいろいろな理由があるのだと思う.「好きだから」というのは立派な答えだと思う.物事に向き合う上で「好きだから」というのは,最上の理由である.「好きだから」続けられる.「好きだから」がんばれる.「好きだから」新しいことに挑戦できるのである.
おそらく「どうして」と聞くのが研修医で,その研修医がメンターをもとめて問うている場合には,「好きだから」だけでは満足しない.聞く相手が,一般人あるいは上級医であれば「好きだから」だけで完結してよいと思う.私の場合,きっかけは「好きだから」なのであるが,そこから「おもしろい」に発展した.この「おもしろくなった」というのは今でも覚えている.麻酔科が「ただ単に麻酔をかけているだけではない」と言うことが実感できたからおもしろくなったと思う.手術の麻酔で”うまい麻酔科医”が麻酔をすると何事もなく終了する.この”なにごともなく”の裏にはどんな努力(ちょっと大げさか)があるかを理解できたなら麻酔科の魅力がわかるだろう.その努力というのが,ちょっと大人なのである.
ここを熱く語ればよいのではないかと思う.恥ずかしいのでこれ以上は書けないが,麻酔科の魅力を知りたい研修医の先生は私のところに研修にきてください.
2006年9月15日
新しいiPodと物欲番長
新しいiPodがでた.どのシリーズも魅力的である.ビデオiPod,iPod nanoもshuffleもある.すべてがうまい.Appleもいいタイミングでいい商品を出してくる.いずれも欲しい.でもどれか一つといわれれば,管理人はビデオiPodだ.音楽は旧シリーズとなってしまったnanoがある.電脳麻酔ブログで「物欲番長」の気持ちがよくわかる.というコメントがでていたが,管理人も同感だ.
※物欲番長とはスタパ斉藤のことである.スタバではなくスタパだ!
■スタパブログ
■スタパトロニクスmobile
msanuki.biz 麻酔科研修支援サイト
msanuki.biz 麻酔科研修支援サイトを2006年6月から立ち上げています.このサイトは麻酔科研修に役に立つような内容を発信していきます.現時点では,気管挿管の動画,麻酔の術前説明用ビデオを中心とした動画とファイバー挿管の手順などを紹介しています.今後,お勧め書籍や,おすすめサイトなどの研修に役立つものをここにまとめていく予定です.ご期待ください.msanuki.bizの動画はホームページで見ると音声はついていませんが,iTunesにpodcastとして取りこむとすべての動画に音声がついています.方法は別記事で紹介します.
2006年9月13日
ウクレレ栗コーダー
栗コーダーカルテットの「ウクレレ栗コーダー」というアルバム、最近のお気に入りになっている。
01. アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章(新録音・モーツァルトのカバー)
02. 冷たくしないで(ウクレレエルヴィス)
03. 夢の人(I've Just Seen A Face)(ウクレレ・ビートルズ)
04. ウルトラセブンの歌(ウクレレ・ウルトラマン)
05. Power To The People(未発表音源・ジョンレノンのカバー)
06. The Luck Of The Ilish(ウクレレ・レノン)
07. ハイウェイ・スター(新録音・ディープ・パープルのカバー)
08. ボヘミアン・ラプソディ(新録音・クィーンのカバー)
09. ガンダーラ(新録音・ゴダイゴのカバー)
10. 帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)(「スター・ウォーズ」より/ウクレレ・フォース)
11. サイモンの夢(新録音・ペンギンカフェ・オーケストラのカバー)
12. となりのトトロ(「となりのトトロ」より/ウクレレジブリ)
13. もののけ姫(「もののけ姫」より/ウクレレジブリ)
という構成なのだが、ウルトラセブンの歌、ダース・ベイダーのテーマなんかは特に気が抜ける。
アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第一楽章もサイコー、吹き出してしまいそう。リコーダーの音色どこか暖かい。いいです。
一度、お試しあれ。MusicStoreでも購入可能。
9/15までの期間限定で、このサイト「栗コーダーカルテットSPECIAL」で動画も見られます。ピタゴラスイッチを演奏していた人たちだったんですね。
2006年9月12日
腕時計型万歩計とウオークマン
健康ブームを反映して,スポーツに関連したグッズの商戦が熱い.以前に探したときはなかったはずなのに,腕時計型の,万歩計が有名メーカーから発売されている.一つはセイコーヤードから出ているFUNWALKER.もう一つはCASIOからのSTR-400J-1JFである.
SONYのWALKMANは腕時計型ではないが,G-センサーを搭載した万歩計にもなるSシリーズが9月15日に発売になる..
2006年9月 8日
2006年9月 7日
喉頭鏡挿入時には脇をしめる
喉頭鏡挿入時に脇をあけない.喉頭鏡のハンドルを強く握りしめて胸壁に,ハンドルの先端をあてない.というのはよく指導の時に言っていることです.しかし,研修医が「必ずうまくいく!気管挿管」に,”脇をあけて,肘をあげて喉頭鏡を挿入する写真”が出ていると云って,この本を持ってきます.これは,私が教えている喉頭鏡の挿入法とは違っています!!
喉頭鏡を挿入するときは脇をしめ(肘はあげない),ブレードを口腔内に落とし込むように自然に口腔内に挿入します.
2006年9月 5日
ファイバー挿管の手順
(サヌサピアンを使用した)ファイバー挿管の手順 速い,確実,簡単
【参考文献】
麻酔・救急・集中治療専門医のわざ(新興交易医書出版) 貝沼関志 編著 ISBN4-88003-609-9
p.29-33 ファイバースコープ挿管?30秒で入れる? 讃岐美智義
2006年9月 4日
sonyハンディーカム HDR-SR1
管理人は現在,SANYOのムービーデジカメDMX-HD1(最近,後継機種のDMX-HD1Aが出た)を愛用しているのだが,とうとうデジタルビデオ部門でも手軽にPCとリンクできる製品がSONYから登場するようである.30GBのハードディスクを内蔵したHD画像撮影可能なHDR-SR1である.ただ大きさがビデオカメラサイズなのでポケットには入らない.用途よってはHDR-SR1 の方がよい場合もあるだろう.使ってみたい製品である.ちなみにDMX-DH1は210g,HDR-SR1は630gである.また,どうがのPCへの取り出しはDMX-DH1はSDカード経由とケーブル経由,HDR-SR1はケーブル経由のみである.
2006年9月 3日
エコーガイド下末梢神経ブロックと血管穿刺
昨日,大阪で開催された末梢神経ブロックの実技ワークショップに参加した.麻酔科学会関西地方会員ではなかったのだが,会員外枠で応募して何とか参加させていただいた(会長の心の広さに感謝).
さて,エコーガイド下末梢神経ブロックとエコーガイド下の中心静脈穿刺のちがいについて,最近思ったことは,あまりにも安易に考えている人たちが多いと言うこと.安全性や確実性があがるのは間違いないと思われるのだが,決してだれでも簡単にできるのではない.これらとて習熟が必要なのである.”初心者が簡単に”と思っている方が多いのには驚かされる.やってみればわかるのだが,元々エコーガイドなしでできる場合は,まず問題ない.両手使い(左手にエコープローベ,右手にブロック針)のブロックに習熟するだけである.しかし,何もできない,したことがない方がいきなり両手使いでブロックができるとは考えにくい.初めはエコーでよくできる先生に出してもらって,穿刺の方に注力して行うのがよいのではないだろうか.
中心静脈穿刺の方はまだそれほど難しくないが,ブロックの場合はやはりその上をいく.
人気に関して,エコーガイド下末梢神経ブロックが比較的,若い先生方よりデジタルが受け入れられるおじさんたちに人気が高い理由は,その奥の深さにあると思う.奥が深い手技であればあるほど,専門医のワザとして身につけたいと思うものである.
旭川の臨床麻酔学会でも開催されるようです.飛行機の時間の都合で,午前中の講義形式のセミナーには参加できるのだが,午後からの実技には残念ながら参加できない.
1泊ぐらいで有料でかまわないのでどこかでセミナーを開催してくれないかなー(学会の時期をのぞく,できれば1月末か3月).
2006年9月 1日
フェルデンクライス・メソッドWALKING
「フェルデンクライス・メソッドWALKING―簡単な動きをとおした神経回路のチューニング」というDVD付きの書籍が出ている。立つ、歩く、走るに関して簡単な動きのトレーニングで、バランス機能に刺激を与え変化を導く方法が紹介されている。興味があればどうぞ。