第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島
第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島が2008/6/27(金)~6/29(日)に石垣島で開催された。レポートをかねて少しシリーズで紹介します。早速、電脳麻酔ブログでも紹介してくれています。多くの若い先生方が、有意義に学んでいただけたセミナーであったと思います。
では、写真の紹介から
麻酔科医として生きる!「麻酔科医、麻酔科医になりたい人、麻酔科医を知りたい人のためサイト」(エムサヌキ・ドット・ネット)
2008年6月30日
第5回麻酔科学サマーセミナーin石垣島が2008/6/27(金)~6/29(日)に石垣島で開催された。レポートをかねて少しシリーズで紹介します。早速、電脳麻酔ブログでも紹介してくれています。多くの若い先生方が、有意義に学んでいただけたセミナーであったと思います。
では、写真の紹介から
2008年6月27日
「英語耳」と言う言葉がある。英語を聞き取れるようにするための耳という意味だそうである。
あるとき、麻酔科医が研修医に「がすとろか」と言ったそうである。研修はきょとんとして、何も返事しない。「がすとろか」と全身麻酔中に言ったらば、それは採血をするに決まっている。研修医は何度聞いても聞き取れない。なぜか。麻酔科耳が鍛えられていないためである。麻酔科の後期研修医に同じ発音で同じペースで言ってみる。100%聞き取れる。
「麻酔科耳」は、あきらかに存在する。同じ環境にいるものだけが、理解できる速度の言葉がある。
2008年6月26日
研修医A「この患者さんは、かめぜがあります」???
指導医「・・・」
"かめぜ"ってなんだろう...
"亀ゼリー"なら知っているが、と指導医の頭の中には???が駆けめぐった。俺の知らない医学用語を最近の研修医は学生の頃習ったのだろうか。他科の先生に習ったのだろうか。
指導医は研修医に聞く勇気はなかった。
しばらく、???が駆けめぐっていたが何とか落ち着いてきた。まーいーか。
そうこうしているうちに、研修医どうしで「かめぜ」について話を始めた。
研修医B「朝のカンファレンスで発表していた"かめぜ"って何?」
研修医A「これこれ」「麻酔申し込みに"亀背(+)"」と書いてあるよ。
研修医B「それは、きはいと読むんじゃなかった。」
研修医A「え~。そうなんだ。猫背(ねこぜ)と言うのがあるので、てっきり亀背(かめぜ)と読むと思ってた。でも、朝のカンファレンスで誰も指摘しなかったね。」
研修医B「指導医の先生たち、意味がわからなかったんじゃないの?」
研修医A「ググってみようか。本当は"かめぜ"って読むかも?」
2008年6月25日
NTTドコモ、BlackBerryの個人販売は「検討中」らしい。このBlackBerryはカナダ発のビジネスホンで、その道の人々には人気がある。今年になって、BlackBerry Boldが発表され、マルチメディアな環境がほしい人々にも魅力的な製品となっている。なんと、iTunesの音楽ライブラリが同期できるらしい。
2008年6月24日
2008年6月23日
先月から新しいインラインスケートをはいている。Wheelが100mmのものである。これまでの90mmに比較して直径が1cm大きくなっただけなのに、地面からかなり離れたように感じる。ここに来てやっと慣れてきた感じだ。管理人の履いているのは、レディース専用モデルである。足が小さいのでレディースモデルをすすめられたためである。
ちょっと雨が続いていて、インラインスケートができない今日この頃である。
管理人が出演している「頭で理解し 身体で覚える 気管挿管トレーニング DVD」がついにAmazon.co.jpから購入できるようになっている。Amazon大好きな管理人としては大変うれしい。
2008年6月22日
昨日も紹介したが、ペコッぱですが、これには岡山県立大学の渡辺富夫教授が提唱する「心が通う身体的コミュニケーションシステム」=「うなずき理論」を採用しているという。この理論を実用化したインタロボットの「iRT(R)」をベースに、制御システムとなる「KYプログラム」を共同開発したそうだ。一般的には「KY=空気読めない」の意味だが、KYプログラムのKYは「空気読める」の略であるところが違う。KY=空気読めない人がいるのに、空気読めるおもちゃとは、究極の癒し系おもちゃといえるかもしれない。
「初心者から研修医のための経食道心エコー 部長も科長もみんな初心者」という書籍が真興交易医書出版から発売されている。JB-POT受験者は必読だと思います。また、初心者への手引き書としては教科書の様な記述ではなく実践に即した記述となっており好感が持てます。また、ある程度できる先生は、どこから読んでもよい作りになっていて、苦手な部分を克服するために利用するTIPS集として役立ちます。JB-POT講習会の講師陣が多く含まれていて、記載されているレベルは保証されています。
しかし、タイトルをよくよむとつくづく考えさせられますね。
■初心者から研修医のための経食道心エコー 部長も科長もみんな初心者
野村実(監修)、国沢卓之(編集)(真興交易医書出版部)
A4判 307ページ ISBN 4880038113
2008/06発行 定価 6200円+税
2008年6月21日
東京おもちゃショー2008からの話題。セガトイズとタカラトミーからそれぞれ発売される予定の、フラワーロックとペコっぱが話題になっている。東京ビッグサイトで 2008年6月19日(木)~22日(日)に開かれている。「フラワーロック2.0」(タカラトミー、10月下旬発売予定)は国内外で850万個販売され、世界的大ヒット商品となったあの「フラワーロック」の進化版である。セガトイズの「ペコッぱ」(9月30日発売)は一見、観葉植物だが、会話が途切れるタイミングを読み、葉っぱをピクピクさせたり、茎を大きく動かして「ウンウン」とうなずいたりする。
いずれも、癒し系の玩具であるらしい。
■“フラワーロック旋風”再び!? 持ち歩ける人生ゲームも~東京おもちゃショーで見つけた注目商品(日経トレンディーネット)
第5回JB-POT認定試験が、9月に東京で開催される。200名の定員で、申込期間は6月1日から7月31日であったが、6月17日の時点で定員に達してしまったという。すごい人気である。合格者一覧にある受験者数の推移を見てみると、受験者は第1回(東京)が280名、第2回(岡山)が171名、第3回(長崎)が108名、第4回(福岡)が185名である。直近の3回は200名に達していない?可能性もある。第4回までは受験地が日本心臓血管麻酔学会の開催地であったため、開催地にも影響されていたのかもしれない。今年は、沖縄で11月に日本心臓血管麻酔学会が開催されるため、今年からはJB-POTの受験地は東京に固定された。これが、奏功したのだろうか。あっという間に定員に達してしまった。この試験、ビデオ問題が出題されるためビデオの視聴環境が大切である。今回からは一人一台の液晶モニターが提供されるので、受験環境としてはすばらしいはずである。これまでは2人に1台であったのでモニターの位置が遠くて斜めから見ていたので、どうもよくなかった。首が疲れる、隣を見たと勘違いされやすい、液晶を斜めから見るのでどうも何かを見落としたのではないかという不安に駆られるなど受験環境はあまりよくなかった。管理人は3回の受験経験(2回落ちて3回目に合格した)から意見を述べたが、これがいよいよ実現された形になった。ちょっとうれしい。
2008年6月20日
地上デジタル放送番組の複製制限を現在の1回から10回に緩和する「ダビング10」が7月5日前後に始められることになりそうだ。当初は6月2日開始を予定していたが、著作権団体と家電メーカーが対立し延期していた。
「麻酔科については、現在、国が標榜資格を定め許可しているが、専門医制度の整備状況を踏まえ、規制緩和を行う。」と厚生労働者が2008/6/18に発表した「安心と希望の医療確保ビジョン」に書かれている。これって、麻酔科を標榜するのに許可がいらなくなるだけで、どこの病院でも"麻酔科医"がいなくても、麻酔科と看板にかけるということになるだけです。麻酔科医の養成に力を入れないで、ますます国民に不安をあおる結果になってしまう。麻酔科医がいなくても看板に麻酔科と表示できるということは、病院の選択をするときに「貴院には資格を持った麻酔科医の先生がいますか?」を患者自らが聞かなければならなくなるのではないだろうか。
結局、麻酔科医を養成する努力をしないで、表面だけとりつくろっても何の解決にもならないのではないだろうかと思います。管理人にとって今回の「安心と希望の医療確保ビジョン」は、ますます意味不明なわけです。表面だけ安心させてどうするんでしょうか?
ほかにも、救急に関する部分なんかはいかがなもんでしょうか。まさに「絵に描いた餅」ではないでしょうか。
■「安心と希望の医療確保ビジョン」(PDF)
2008年6月19日
「iPhone 日本発売日と価格を追う」というサイトがある。日本で使用できる3G iPhoneは7月11日にソフトバンクモバイルから販売されることが決定しているが、いまだ予約できるというアナウンスはない。
SoftBank Onlineshop やApple Storeでiphoneが予約できるか時々チェックする必要があるらしい。
本日の産経新聞に「配置見直し 麻酔科医"自由化" 指針「医師を確保」」という記事が出ている。その中で"深刻な問題となっている医師不足解消に向け、厚生労働省は18日、中長期的な対応策を示した「医療確保ビジョン」をまとめた。医療機関の医師配置基準の見直しや、麻酔科医への規制緩和などを盛り込んだ。また、女性医師の離職防止や復職支援も提言している。"というのはまだよかったが、"医師不足の中でも深刻で、手術停滞を招く要因となっている麻酔科医の不足に対応するため、一定の経験を積んだうえで、国に麻酔科を専門とすることを申請する仕組みを廃止。一定の経験があれば、どの医師も麻酔科医として携われるようにすることも明記した。"というのがわからん。麻酔科標榜医を廃止し、一定の経験を積んだ医師をどのように認定するのか?いまでも、麻酔科標榜医を持っていなくても、麻酔科医として携わっている医師がいるような気がするが、錯覚だろうか。
2008年6月17日
日本糖尿病学会が委員会報告としてホームページに掲載した論文によると,これまで正常域としていた空腹時血糖値110mg/dL未満のうち,100~109mg/dLは「正常高値」とするのが適切だということである。
■日本糖尿病学会 糖尿病・糖代謝異常に関する診断基準検討委員会
糖尿病・糖代謝異常に関する診断基準検討委員会報告―空腹時血糖値の正常域に関する新区分―(PDF)
「空腹時血糖値100∼109 mg/dl の領域は,将来の糖尿病への移行やOGTT 時の耐糖能障害の有無や程度からみて多様な集団である.従って,現時点では,空腹時血糖値が100∼109 mg/dl の者を一律に境界域あるいは空腹時血糖値99 mg/dl 以下と同一の正常域として取り扱うべきではなく,正常域の中で正常高値とするのが適切である」
オープンソースのWebブラウザ「Mozilla Firefox 3」のダウンロードが6月18日早朝に開始される。Firefox 3は2年ぶりのメジャーバージョンアップで、Webアプリケーションの動作を高速にしたのが特徴。Mozilla Japanは「史上最速のFirefox」としている。@ITによるとIE7の9.3倍高速であるらしい。Firefox3はhttp://www.mozilla-japan.org/から、日本時間18日午前2時以降ダウンロードできる。
2008年6月15日
今、麻酔ディスカッションリストで術中覚醒が再度、議論を呼んでいる。3月にも一度、議論になったことがあるが、今回のは日本麻酔科学会学術集会の話題を受けての議論である。
術中覚醒はある確率で起きるのは事実であるが、0にはならない。術中覚醒の確率は、0.2%程度であるといわれています(NEJM 358:1097-1108,2008)[日本語訳の抄録]。
こういった議論の中で、術中覚醒を引き起こすのでTIVAを行うのはどうかという逆行性の意見が必ず出てきます。では吸入麻酔なら起きないのでしょうか?麻酔薬の血中濃度を意識しなければ同じでしょう。吸入麻酔薬だって濃度を下げれば覚醒するからです。術中覚醒を論じるに当たって、TIVAだからとか吸入麻酔だからという議論はナンセンスです。術中覚醒を少なくするにはどうすべきかという議論をするのに、麻酔薬の血中濃度(吸入麻酔薬も同じです)や手術侵襲の変動を無視した議論では先に進みません。手術侵襲が大きくなっているのに麻酔薬濃度を比較的低濃度にして管理している場合には覚醒する可能性があります。
もう一つ、術中覚醒のモニタリングとして脳波(のような脳内の情報)をきちんとモニターする(精通する)ことが大切だと思います。BISモニターでBIS値のみを見ているようではいけません。NEJMの論文ではBIS値のみを比較していて、おなじBIS値だからといって同じパターンの脳波はであるとは限りません。
2008年6月14日
第55回日本麻酔科学会学術集会が終了後、13:00-15:30に同会場で第3回麻酔深度研究会が開催された。管理人にとっては、第55回日本麻酔科学会学術集会のどれよりもおもしろく聞けた研究会であった。詳細は、AP通信に紹介されているので割愛させていただくが、学会というものの楽しみ方を考えさせてくれる企画だったと思う。多くのプログラムの中から興味があるプログラムのみを自分で選択して、それを目的にその場所に行く。それが、自分の満足のいく内容であった場合、知的な好奇心や新たな課題を提示してくれるきっかけを与えてくれる内容であった場合、非常に得をした気分になる。
管理人は、以前はすべてのプログラムをチェックし、新しいネタを探そうと多くの分野の演題を聞こうと努力したが、結局、消化不良をおこし学会を楽しめなかった。
最近(でもないか)は、この何でもかんでもというのをやめて、興味のないものはばっさり切り捨てることにした。結局、浅く広くというのは教科書レベルの域を脱しない。それならば、学会に来てそれをすることはないのではないか?ということである。
1学会で1つでもそう思える講演や演題があったのなら、目的は達成されていると考える。意味がある学会であったと思う。それがなく、なんとなく勉強になったと思うだけなら学会にくる意味はない。
iPhoneが予約できたという報告が相次いでいたが、SoftBankの孫社長が予約を中止するように指示したという。「孫社長iPhone予約受け付け中止要請」という記事が出ている。残念だがもう少し待つ必要がありそうだ。購入者の支払額が米国価格(約2万1000円など)を超えない方針を表明。料金も月額基本料を980円に抑えたソフトバンクの「ホワイトプラン」を適用する方向で検討しているらしい。
2008年6月10日
現地時間 2008年6月9日 に Apple 社が 3G iPhone の発表をした。
日本でも、ソフトバンク モバイル社をキャリアとして2008年7月11日に販売開始予定です。
価格や販売方法は近日発表とのことです。
ちなみにアメリカでは 8GB モデルが $199、16GBモデルが $299 となっています。意外に安い!!
2008年6月 9日
GasManという吸入麻酔薬のシミュレーションソフトウェアが、新しいバージョンを出す予定らしくて現在、ベータ版のテストを行っている。ベータ版とは正規版をリリースする前にユーザにボランティアでテストを依頼することがある。ようやくVISTAとMac OS Xに対応するらしい。管理人がアクセスしたところ、ベータ版でバグが出たので、次のベータ版のリリースまでに数日かかるとのアナウンスがあった。このベータ版を使用するに当たっては、覚悟が必要。動かないだけでなく、もしかするとPCを破壊したりするような大きなリスクがあるかもしれない。それがいやなら、正規版がでるのを待って購入するしかないであろう。
2008年6月 7日
MyCharger Multiは、バッテリーに会わせて充電端子の幅、向きを変えることができ、色々な種類のバッテリーを充電することが出来ます。さらにUSB端子があるので、外付けUSB出力バッテリーにも早変わりします。たくさんある充電器を1つにまとめルことができる。詳しくは以下に
2008年6月 4日
なんと、Apple社のiPhoneは年内にソフトバンクから発売されることになったらしい。NTT docomoとも交渉を進めていたはずだが、Docomoの担当者は現時点では何の連絡も受けていないらしい。
「ソフトバンク、米アップルのiPhoneを今年中に国内で発売」と言う記事が2008/6/4付けのASCIIデジモノに掲載されている。驚きである。
2008年6月 2日
Firefox3のRC1(Release Candidate 1)が公開されている。Firefox2を使用していたが、昨日からFirefox3に入れ替えた。体感速度は、2倍どころではない。他のブラウザよりも数段速い感じだ。MacintoshでSafariがでたときにも速いブラウザだと感じた。そのとき以上の体感速度である。
是非お試しあれ。